おばあちゃんのひとりごと

Entries

「おまえが帰り道に迷うと、かわいそうじゃからのう」 ・・・・

 世の中には無数の男と女がいます。 その中から、夫婦となり
 あるいは恋人となる。 これはきわめて不思議な出会いであり
 貴重な結びつきといわねばなりません。 しかし、昔から 「会う
 が別れのはじめとか」 といいます。稀有な結びつきにも、別離
 のときが来ます。 離婚、恋の終わり、そういうことがなくても、
 二人を引き裂く 「死」 という運命を 人間が逃れられぬかぎり
 必ず、別れのときが訪れます。
                        吉野秀雄 「寒蝉集」

 昨夜は、大御所なる素晴らしき旧き、よき友人が、電話くれ昔話
に花が咲き嬉しいひととき、心までが花が咲いたようでした。 親し 
い知人の方が先日、テレビに出演され{特集されたとか}たとのこと
で、その折りに私に連絡くだされたようなのに、「侍ジャパン」 のテ
レビにみいっていたようで、気ずかず。 せっかくなのに残念……。
 「電話いれただよ」 って・・・・気ずかずで、ボンヤリのわたしです。
 ああテレビでも、お会いしたかったなぁ、と思ったのです。 なかな
かお会いできない方なのでね。 でも 「ちっとも変わってない……」
と、お聞きし嬉しいなぁご活躍のようでうれしい。
 ドジでいまだに、スマホ 使い方が下手でね。 141 にはいって
しまうと、気ずかずにいる。 まったく、脳の働きが鈍いなぁ。

    あのね あのね

  あのね あのね あの人 
  知ってるでしょ あの人よ
  亡くなられただよ

  知ってた? 誰かから聞いたかね?
  エッ! エッ! ドッキリ!
   ううん 全然 知らなかった

  むかし むかしのお姿が浮かぶ
  お元気で愉快でご立派は方だったなぁ
  さまざま あーあ 誰もが逝く道じゃが

  誰も ときに、近く ときに 遠く なるもの されど
  思えば 一瞬だぁぁ さまざまな思い出が浮かぶ
  一瞬なり といえども  いっぱい いっぱい ある ある

  長いとしつき ご活躍あり
  長いとしつき お亡くなりあり
  長いとしつき ああ さまざまなり

  私も逝ったら  誰かの 心にこうして残ってるかなぁ
  そうやって うわさになるのかなぁ
  「あのね あの人 亡くなったのよ」 ってね
 
  そんな有名じゃあないかぁ アッハ うっふ

------------------------------------------------------
 がんばらない がんばらない
                           ひろさちや 著

 {慈悲}---苦しむ者に友情を持ち、ともに呻(うめ)く

 姥捨山伝説が、全国各地に残っている。 一定の年齢に達した
老人を、領主の命令で山に捨てるといったものや、妻が憎むの
で自分の親を山に捨てに行くといったものなど、さまざまなパタ
ーンがある。 棄てられる親も、父親であったり母親であったり
する。 そして、ハッピーエンドになっている伝説が多い。
 その点が救いである。
 その数多い姥捨伝説のなかで、「枝折り型」 と呼ばれるもの
が、とりわけわれわれの胸をうつ。
 息子が老母を背負って山の中に入って行く。 背負われた老母
は、手を伸ばしては木の小枝をとって、それを短く折って路上に落
とす。 帰りの道しるべをつくっているのである。 息子が母に言う。
 「ばあさんや、帰ろうと思っても駄目だよ」
 「帰りャァせんよ……」
 老母は答える。

 「じゃあ、なんで小枝を折って、道しるべをつくっている……?」
 「おまえが帰り道に迷うと、かわいそうじゃからのう」

              ※

 「慈悲」 の ”慈” は 「友情」 といった意味であり、”慈〝は、
「呻き」 だという。 嘆き苦しんでいる者に友情を持ち、その横にあ
って自分もまた同情の呻き声を発するのが、仏教で言う 「慈悲」
である。
 どんな理由であれ、子どもが親を棄てなければならぬ状況は、ま
さに、地獄の苦しみである。 もちろん、母親だって、その悲しみは
大きい。 しかし母親は、自分の悲しみは忘れて、息子の苦しみに
同情の呻き声を発しているのだ。 その呻き声が、道しるべの小枝
になっている。 とても美しい親の愛情であり、慈悲の行為である。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 短歌

  謎ときは我が顔にあり何思う心の底を問うてみるなり

 俳句

  年数えああとため息秋の夜や

 川柳

  老友と世間話に花が咲き

スポンサーサイト

左サイドMenu

プロフィール

フェアリーグランマ

Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

ランキング

ブログ村のランキングに参加しています。応援してくれたら元気が出ます!
にほんブログ村 ポエムブログ 自作詩・自作ポエムへ にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ
にほんブログ村 にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村

flag counter

Flag Counter

最新記事

最新トラックバック

音楽