おばあちゃんのひとりごと

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明治時代の代表的大富豪・岩崎弥太郎氏とその母

 父親が死んでも残念がらない根拠を生涯かけて子どもたちに
 与えている妙な父親がいるものである。
             フランスのモラリスト/ラ・ブリュイエール

 さざんかが満開です。 亡き母は、さざんかが嫌いでした。
 たぶん花びらの落ちたあと、汚いからかしら……。 理由を聞く
のを、忘れましたが。 満開に咲いたさざんかを見て散歩しなが
ら、母を思い出すのです。 早くに嫁いだので、母といた時は少
なく嫂に聞く母の話が好きなのです。 嫂は12歳ほども年上で
すので、老いてからの母の姿が聞けて好きなんです。 嫂もも
う随分なお年でなかなか会えず、話すこともないのですが……。
 「いつも、心配してたよ……」 とか、やっぱりな?って。

  ★思い出のなかの母★

  いらんことはいうな
  という母の教えだった
  いつも 無口な母が
  わたしがとついだとき
  
  まいにちのように
  でんわをくれた
   なにをいうのでもない
  ただただ 元気かね
  ただ それだけ 
  なんにも 思わずいた

  それが優しい愛だということを
  
  親を思い遣る こころの
  余裕はなかった
  ちいさくなっていたわたしだから

  ある日のことわたしに
  ねつがでた 心配で
  妹にのせてもらい 
  母はいきたいと
  すぐ傍まで来たという
  
  なにもせず ただ 遠くから家を
  しばらくの間 黙って 見ていて
  わたしが 見えはしないのに 
  そうしてて  そのまま 
  かえったという
  
  むつかしい 大家族のなか 
  家にはこれなかったらしい
 
  母は母なり わがやさしき 母なり
  
  あんたに会えもしないのに
  それなのに と いもうとは どうせ
  いってもしようがないのになぁと
  会えもしないのに行っただよって 暫くいて 
  なんにもせず 帰っただよ
  
  ずいぶんあとになって
  なんとなく なにげもなく 妹は
  教えてくれた せつなくもあり  ああ

  妹は母の気持ちがわかってたようだ

  心配ばっかりかけちゃっていた 
  わたしなんです もう むかし むかし
  
  逝ってしまったな 誰もかれも
  なんにもしらず 甘えるだけで 
  自分のことで一所懸命だった 
  ただ それだけの私だった
 
  まわりからの 深い愛を感じるのです
  大きな愛があるもんです
  寒い夜 しみじみと 懐かしむのです
  
  母は母なり 今も昔も母なり わが母なり
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 光に向かって100の花束
                  隆盛顕徹 著

 富んでも、昔の貧しさを忘れ、おごるなかれ
 <岩崎弥太郎氏とその母>

 明治前期の大富豪・岩崎弥太郎氏は、剛直果断の性格で、明治
時代の代表的富豪であった。
 ところうがどうしたことか、常に藁草履をはいたまま、大臣の官邸
などに出掛けた。 不審に思った人がたずねると、
 
 「母のいいつけだ」

 と答えた。
 岩崎弥太郎氏の母は、わが子が天下の富豪になってからも、常
に、藁草履を作って履いていた。
 そして弥太郎氏にも。
 「おまえも、これをはきなさい」
 と、言って

 「富んでも、昔の貧しさをを忘れて。おごってはなりませんよ」

 と、教訓したという。
 ある人が、アメリカの大実業家のところへ、救済事業の寄付
をたのみにいった。
 実業家はそのとき、
 「ほんのわずかばかり使えばすむものを、なぜこんなたくさん
使ったんだ」
 と、使用人を叱っている。
 なにをそんなに、叱られるほど使ったのかと、よくよく聞けば
糊であった。
 たかが糊ぐらいのことで、あんなにケチケチしているのだから、
寄付などは思いもよらぬことと思いながらも、せっかくきたのだ
からと用件を話すと、即座に、五百ドルの大金を、心よく寄付し
てくれた。
 ことの意外に、びっくりしてたずねると、

 「私は、平生、少しの糊でも無駄にせぬように心がけている。
  だから、寄付もできるのです。」

 と、答えたと言う。

 物を粗末にする者は、物から嫌われるから、不自由しなけれ
ばならないのだ。
 すべては仏法領であるから、わずかの物でも粗末にしては
ならない。

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 短歌

  寒き夜や静か過ぎたるわが家かなその幸せを心に諭す

 俳句

  大寒波聞くだけで寒し夜更けかな

 川柳

  ひとりごと雪は積もるかひとりごと

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Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

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