おばあちゃんのひとりごと

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ヤノマミ族の世界……そこに一貫して流れるのは……伝統と古老の生きる智慧である。

 (プラトンによれば) 人間の魂は、決して一代限りの生の営みを
 経験するのではなく、もともと不死であって一切を知り尽くしてい
 るのであるけれども、、新たに身体に宿って地上に生まれてくる
 ごとに、過去の経験や知はすべてを忘却の中に流されてしまう
 のである。
      ー――東北大学名誉教授 斎藤忍随「プラトン」より 

 昨日は、思ったより暖かで、いろんな人に会うと、「今日はありが
たいですね」 と、かわしあう。 それがいいもんなんです。
 ひさしぶりの友人と偶然の出会い、嬉しくて長話す。 いいもんです。
 今日は曇っていますね。 

   ☆ いいもんなんです☆
  
   いいもんです 
   ひとりだとて
   ひとりじゃない
   どこからか
   思ってくれる人があり
   思うことがあり
   そうやって ぼーとしてる

   ただ それだけで
   安らぎ 癒され 和む
   あたりまえなる 
   その日々は 
   いいもんなんです 
   なんでもない なかの
   それを知ったなら 幸せ
  
   そうして いま ここ 居る 
   それが いいもんなんです
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 母の遺言
                 砂村 豊 著

ーー続きですーー
 だが、 彼だけは妻の生存を固く信じていた。 妻が夜な夜な夢
の中に現れて自分を手招きしている。 私を探しに来てくれ、と必
死に懇願している……。
 驚くべき執念と妻への深い愛が、彼をしてヤノマミ族の村落にま
で、ついに足を踏み入れらせた。 それにしても、一体どうやって、
ヤノマミ族の中に入れたのか?……。その答えは至極簡単。 夫
は、妻の写真を何枚も持っていったのだから。
 だが、(通訳によると)妻はすでにこの世を去っていた。 ヤノマミ
族によって丁重に葬られていた。 夫の胸に言うに言われぬ虚しさ
が広がった。 ところが、悲劇はここで悲劇として、幕を下ろさなかっ
た。 なんとそこには自分の子どもが、妻が産み落としていった玉の
ような男の子が、長老の所で大事に育てられていた!妻は産後の
肥立ちが悪く、息を引き取っていたのである。
 さらに驚くべき事実が明るみに出た。 これこそ本稿の主題であり
この一アメリカ人にとって生涯忘れることのできない貴重な体験とな
ったものである。

ヤノマミ族の社会―――粗野で野蛮と思われたその集落社会は、
一人一人が生き生きと生きる人間味豊かな共同体であった。
 まず何よりも、そこには長老を敬い、古老(昔のことに長じた老人)
を中心とした貧しいながら血の通った世界があった。
 昼は男は狩に、女はマンジョウカ(山いも)の収穫にあたる。魚釣り
は男女共同の仕事だ。 雨の日は狩猟具の手入れをしたり、パンを
焼いたり、とにかく一人一人が実によく働く。
 ヤノマミ族の”宝”は、彼らの伝統であり、そこに流れる祖先と古老
の生きる智恵である。 たくましく、のびのびと成長していく子どもた
ちの、”学校”は{森}である。 森の中で、森を通して、子どもや若者
は自分達の生きる工夫と智慧を、また様々な危険や脅威に打ち克つ
術を体得していく。
 山でも河でも、必要最小限のものを自然の恵みに感謝して獲り、乱
獲は絶対しない。 明日のため、子孫のために残しておく。
 争い事は滅多にない。 万一難しい揉め事が起これば、長老を中心
とした蓮座式の全体会議でそれを解決する。 部族間の抗争が発生
すれば、なんと丸太かつぎ競争で優劣を決め、…省略…。

 賓客として滞在し歓待された白人男性は、彼らの生活実態をその
肉眼でつぶさに見、知れば知るほど、文明人の一員としての自分自
身が恥ずかしくなってきた。
 
 ヤノマミ族の世界―――そこに一貫して流れているものは、自然
の流れに身をまかせたライフスタイルであり、伝統と古老の生きる
智慧である。

 ―――省略―――

 フランスのモラリストであるモンテニューは、その著書「エせ―」に
おける中で次のようにいっている。

 われわれは彼ら原住民の野蛮を笑っているが、彼らは自然の命
ずる掟の下に純粋素朴に、きわめて平和で幸福な生活を送ってい
る。 むしろ、人為に毒され、誤った欲望とエゴイズムに歪められた
われわれ(文明人)こそ野蛮と呼ぶべきではないか。

 ―――省略―――
  
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 うーん。 ですね。
 ここには、愛がありましたね。 このヤノマミ族のすべてが愛かも。
いいもんです。 またアメリカ人の男性の愛もね。 夢に見るのは、
本当に思っているから出るのだと思うけれども、やはり見えない何
かの力が、あるのかもですね。 それが愛であり、不思議な神や
仏なのかもですね。
 深い深い愛だから……。 すべてに愛を感じます。

 短歌

   溌剌とちょっと温いぞ張り切って散歩し転びそうになりドキリ

 俳句

   「温いね」とうれしや友と長話す 

 川柳

   難民を悲しみなにもできぬなぁ
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フェアリーグランマ

Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

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