おばあちゃんのひとりごと

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「おまえの名は、これから一休としたらいいだろう」 華叟(かそう)師

 上手なあいずちは、人の心の真実を汲み出す誘い水である。
                 吉川英治

  一日、一日過ぎゆく早さよ。なんにもせずにすぎて行く。
 「あーあ あーあ」と、ついため息。昨夜は88歳になる友人から
久しぶりに電話が入り、そのお元気さに、いつも、見習わねば、
と、刺激を受けます。お年を感じさせず、やはり、このようにあい
ずち・・・というか、話題がいいのですもの、惹き込まれて、つい
つい長話になります。そしてその優しさに、有り難いなぁ・・・・。
 とてもいい人生を送っておられ、羨ましいと憧れます。
 もうひとり83歳のかたも電話がありましてね。その方は、私が
いつもすべてに「ありがたい。ありがたい」といいますので「とて
も、そういう気持ちには、なれないわぁ・・・」と、笑いながら、お
っしゃいます。あっそうかぁ・・・・そうは思えない・・・そうおっしゃ
ることを、思いながら、体調があまりよくないんだなぁ・・・・。
 私は、なんでもが、ありがたいなぁと日々あらゆることに、思い
感じて、ありがたいのです。それは相当に幸せなんでしょうね。
たぶん体調もいいからだし、自分で一人を楽しんで過ごせるこ
とがいいのかもと思うのです。そしてそれがありがたい。
そうなんだなぁとしみじみと感じた昨夜のことでした。
 さあ、今日も、私も頑張らないと・・・・ね。今日を楽しく!

 ☆前の世に この世に 来世に☆

  よく思うのです 長い人生
  いろんなことがある
 
  だからこの世でいいことを
  しないといかんと思う 毎日 毎日
  悪気じゃあなくて 
  傷つけたかな こりゃぁ
  うらまれてるな 
  生きるの下手だな
  ときどき そう思うことがある 

  でも それが生きてるってこと
  
 
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 {トンチ小僧から名僧に}
   一休           武者小路実篤 著

 苦しい修業
 それから宗純(一休)は、ますます決心を強くしました。 そして
誰について修業したらいいか、熱心に師とするにたる人を探しま
した。 いろいろの人につてを求めて会ってみました。あるいは、
うわさをいろいろ聞いてみました。が、これという人には出会いま
せんでした。
 だが宗純は失望しないで求めました。そして、近江の国堅田の
禅興庵の華叟(かそう)老師こそ、自分の求める人だということを
知りました。
 宗純はまっすぐに、華叟の門をたたきました。
 ――-省略―――
 宗純は、はじめて、はっきりことわられると、ゆるされるまで門前
で待つことを心に決めました。
 華叟と自分と、どっちが根気がいいか。
 宗純は夜になると、湖水に浮かんでいる船の中で寝ました。そし
て、朝になると寺の門前で待つことを心に決めました。
 こうして、四、五日がすぎました。
 ある朝、宗純はいつものように、寺の門前にいました。すると、華
叟が弟子を連れて出てきました。宗純を見ると、
 「このまえのぼうず、まだいるな、水をぶっかけて追いはらえ」
 そう言って出掛けていきました。
 弟子たちはほんとうに水をもってきて、宗純にぶっかけて追いはら
おうと思いましたが、宗純は、そんなことにはおどろきません。で、水
をかけるほうが気がひけて、
 「こんなかわり者には、さわらないほうがいい」
 と、いってひっこんでしまいました。
 華叟が昼過ぎに帰ってみると、宗純はすまして門前に座り続けて
います。 華叟もはじめて、
 (このぼうず、ふつうの男とちょっとちがうな) 
 そう華叟は思わないわけにはいきませんでした。
 「はいったらいいだろう」 そういいました。 「はい」
 丁寧に頭を下げて、宗純はにこっと笑いました。
 ―――省略―――
 それからの宗純の修行は、ひととおりではありませんでした、だが、
ニ年たっても、三年たっても、宗純は、まだ、どこかこだわりがありま
した。
 ――-省略―――
 宗純は、このとき、いままで、はいりたくってはいれなかった世界に
入れたのです。それから何日かたったとき、宗純は師の華叟に一つ
の歌を見せました。

 有漏路(うろじ)より無漏路(むろじ)帰る一休み
   雨ふらばふれ風ふかばふけ

 有漏路とはこの世のこと、無漏路とはのちの世のこと。
 つまり、この世は、まえの世から、のちの世へいく、道中のかけ茶
屋で一休みしているようなもの。ほんのつかのまのことだから、どん
なに風がふき、雨が降ろうとも、しんぼうしよう。いや、どんな嵐がや
ってきても、勇敢に立ち向かっていこう。
 という意味です。 華叟は、それを見るといいました。

 「おまえの名は、これから一休としたらいいだろう」

 こうして、宗純は、一休となったのです。

――ー――ー――ー――ー――ー――ー――ー――ー――ー――ー
 一休さんの漫画だいすきでした。どうしてテレビでやらないかなぁ?
わが子が小さいときに見てて、面白かったなぁ・・・・。

 短歌

    春という花冷えという寒きなかをボケと健康案じ散歩す

 俳句

    公園のチュリップ咲き「咲いた」歌う

 川柳

   わが手見て皺ばかりなりああ老いし


           
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Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

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