おばあちゃんのひとりごと

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「あんたはそれでも母親か!?わが子の悲しみがあんたはわからんのか!?

 子どもが親を馬鹿にするのは間違いだが、親も子に馬鹿に
 されぬ要心が肝要だ。
                   徳富蘆花  


 子どもは父母の行為を映し出す鏡である。
                   H・スペンサー

 近くで火事があり、ニュースで流れて友が案じてくれた。
もうおとといのことですが、昨日、前からの約束で会うことにな
っていたご近所さんとのお茶のとき、その火事のあとを見てい
こうと二人で寄りましたら、まだ、消防署の方がおられました。
 なんだか、まだ、匂いが強く、焼け跡は真っ黒でね。
 多くの人らも通りがかりながら見ていて、私らも初めてのこと
で「火を気をつけないとね……」と、「火事は怖いね」と……。
 「気をつけておられたでしょうが……気をつけようね」って!
 「お怪我された方おられなかったとのことでしたので、不幸中
の幸であった・・・・・」と、思う。
 若いママさんでね。いっぱい話しをしてありがたいことで長男さん
が、中学生になり、「お弁当をもっていくのよ。頑張って作る……」
といっておられました。入学式の写真を見せてもらったり、制服姿
が、とても素敵で育っていくのを身近で感じみられて、しあわせ。
 いいひととき。うれしい。 楽しい。

   ☆ お弁当 ☆

 おかあちゃんの弁当は むかしのこと
 作るが大変だったでしょうね

 おちびでお痩せで 食が細い
 食べられなかった私を

 いり卵弁当だけが好きで
 卵って貴重だったむかし

 いり卵だぁ嬉しい
 食べたら違った

 豆腐でいり卵風に工夫して
 でも ひとくち食べ がっかり

 好き嫌いの多い 
 わがままだったわたし

 おかあちゃん 育てるのが
 大変だったでしょうねぇ

 いつも残してたでしょう
 心配かけたでしょうねぇ

 おかあちゃん弱かった私が
 長生きしてるよ ありがとう

 わがままだったことをやら
 老いて思いだして詫びるのです

 お母ちゃんの優しい愛情を・・・・・ 
 老いて思いだし感謝するのです

-------------------------------------------------------
生きがいなんて必要ない
       ひろさちやの仏教的幸福論 ひろさちや 著

 〇悪人が救われる本当の理由
 ――-省略―――
 法然上人や親鸞上人が、
{善人なほもつて往生をとぐ、いはんや悪人をや}
 と言われたのは、そのような意味での悪人だと思ってください。
ほとけさまはそのような悪人を、まず真っ先に救われようとされる
のです。仏教ではそう考えています。
 わたしたちは、自分が悪人だと気ずいたとき、そこに救いがある
のではないでしょうか……。
 だいぶ昔のことですが、こんな話を雑誌か何かで知りました。
 夫を亡くした女性です。彼女は働きながら中学生の息子を育て
ています。
 あるとき、夜遅くまで残業せねばならなくなり、当時はコンビニも
なかったもので、子どものお弁当のおかずを買うことができません
でした。それでやむなくかつおぶしを削っておかずにしました。そ
の翌日も、そして翌々日々、三日続けてかつおぶしのおかずです。
 その三日目の朝、中学生の息子が尋ねます。

 「おかあさん、きょうのお弁当のおかずは何……」
 「ごめんね、きょうもお店が閉まっていたのでおかずを買うことが
できなかった。きょうもかつおぶしよ」
 「そうか、きょうもかつおぶしか!?ぼく、そんな弁当はいらん!」
 
 彼はそう言って、ちゃぶ台の上の弁当を投げつけ、家を飛て学校
に行きました。
 弁当箱と飯が畳の上に散乱します。それをかたずけながら、彼女
は泣けてきます。女手ひとつで子どもを育てる。それがどれだけ苦
労なことか。それをあの子はわかってくれない……。涙がぼろぼろ
こぼれます。
 それで母親は、菩提寺に行って和尚さんに悲しみを告げました。
愚痴を言ったのです。
 ところうが、和尚さんが偉かった。わたしは和尚さんが偉かったと
思います。
 ――-省略―――

 「あんたはそれでも母親か!?わが子の悲しみがあんたはわか
らんのか!?」
 そう彼女を叱りました。

 「中学生の子どもが昼になって弁当を開く。かつおぶしのおかず。
子どもはとっさに恥ずかしいと思うだろう。横からのぞかれている目
を気にしながら、恥ずかしく思いながら弁当を食べた。そして翌日も
、弁当を開いたらかつおぶしのおかず。子どもはその弁当箱を抱え
込むようにしながら、横からのぞかれないようにしながら、あわてて
弁当を食べる。そして、弁当箱にふたをして、ほっと安心をする。他
人のわしでさえ、その光景が見える。それなのに、実の母親のあん
たは、子どものその悲しみに気ずいていない。そして、自分のことば
かり言っている。あんたはそれでも実の母親と言えるのか!?」
 
 和尚のその言葉で、彼女は目覚めます。
 そして子どもに詫びます。

 「ごめんね。おかあさんは、あんたがどれだけ恥ずかしい思いをし
ていたか、ちっともわからなかった。お母さんは忙しいんだから……
と、自分のことばかり考えていた。悪い母親であった。許してね……」
 
 すると、子どもはこう言いました。

 「なあに、おかあさん、ぼくはもう中学生だよ。中学生にもなれば、
おかあさんの苦労ぐらい、よくわかるよ。気にしないでいいんだよ。
ぼくのほうこそ、弁当箱を投げたりして、ごめんよ」 いい話ですね。

――ー――ー――ー――ー――ー――ー――ー――ー――ー―――ー―――
 ちょっと長すぎましたね。でも多くのことがふくまれていてね。

 短歌

   正信偈亡夫を思いだす春の夜は恨みいいつつ経よむなり

 俳句

   うっふふふ過去を思いつ桜見る

 川柳

   老眼と拡大鏡を傍に置き

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フェアリーグランマ

Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

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