おばあちゃんのひとりごと

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・・・・地位の持つ権力を自分の力と錯覚して、是非善悪の見極めもつかぬ人間になる・・・・。

 生まれた以上、生きるといふことは、生きる本人の問題
 である。さう思って何にもめげずに生きて行くべきであ
 ると思ふ。
          広津和郎 「桃子への遺書」

 昨日は友人と四人で、「鯖寿司と蕎麦」1280円ランチ。
鯖が嫌いだというひとりに、どうしようかと、気遣っちゃい
ましたが蕎麦だけになされ680円でした。鯖料理の専門店
で開店されたばかりのお店、美味しく頂きました。
 その後は、大きなホテルにある洋服店街にいきたいという
ので、みんなで行きました。楽しげに試着したりする友人を
みながら喜んでおられるのを見てるだけで楽しいものです。
 ありがたいことに、私は、そんな余裕ある生活ではないし
欲しいと思わない人なので、みんなが喜ぶ姿を見ながらこれ
がいい、あっちは?うん、それいいよ。似会うよ……。いい
楽しめました。いろんな高価なお洋服をゆっくりと、試着を
楽しむ友の姿はいいものでした。ひさしぶりのひととき。
 ショーウィンドゥの飾りも素晴らしいんですものね。それ
を見ながら、わぁいいなぁとそれだけを見るだけで、素直に
楽しめるわたしなんですもの。
 友人がよく行く店なので、「ふうをきったばかりなんです
よ」と、玉露の美味しいお煎茶をいただけましてね。
 お洒落な茶器で、久しぶりなおいしいお茶を頂け、小さい
頃、亡両親が「まぁ、どうぞ……」と出してくれたなぁ。それ 
が懐かしく思いだされ……。その頃の光景がふわぁと、思い浮
かび、そのお煎茶の味いいなぁ。私はただのお相伴です。
 皆さんのおかげさまで、いい思いをさせてもらいました。
 なんだか、こころまでがお腹いっぱいになりました。
 だけど・・・・。そのあと。ひとりが、
 
 「コーヒーを飲もう」というので、
 「ホテルは高いから、私は、よそでならいいよ・・・」
 「でも、もうお腹いっぱいで、飲めないかなぁ」

 「じゃあ やめて帰ろうか・・・・」
 「ごめんね。私が我儘言ってゴメン・・・」

 「皆さんで、どうぞ、私は帰るから……」というと、ね。
角が立つかと、感じ悪くならないように言ったつもり……?
 車から降りる時、また、丁寧におわびする。
 
 食事の前に待ち合わせでコーヒー店に寄られたみたいでした。
だから、いいか。自分で自分を慰め、自分で自分に言い訳してる。
 まあ忘れよう。これで。
 
 
☆自分がいちばんわかってないかな☆

  どんなときも いつでも
  いろいろな 考えがある
  みんな違う 違うのが
  それは 当たり前なんだけど

  考えは みんなみんな
  違う 違っているのが
  あたりまえなんだけど
  それでも そのときは 

  つい いちばん 
  自分を守るために 
  自分をわきまえるのを忘れ
  わがままなのかもしれない

  いちばん分かってないのは自分かな?
  
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 人生実りの言葉
            中野孝次 著

 五十ばかりより、そろそろ仕上げたるがよきなり
            山本常朝{葉隠}

 「葉隠」にはなかなか味のある言葉があるが、これもその一つだ。
全体を訳すと、
――若いうちに立身して御用に立つのはいいが、そういうのは長持ち
しないものだ。どんな生まれつき聡明な者でも、その地位にふさわし
い人柄が熟さないゆえ、人が受け入れてくれないからである。だから
人は五十ぐらいからそろそろと仕上げたほうがいいのだ。というのも
他人の目から見て立身の遅い人だなと思われるくらいの方が、長持ち
するのである。
 ――省略――
 しかしここにいわれていることは、人生の機微を衝いている。先頃、
厚生省の事務次官までした男が、収賄などの疑いで逮捕され、それに
よって彼の人となりのあらかたが明るみに出るという事件があった。
 それを見るとこの役人は若くして立身し、有能者としてとりたてら
れたのだが「器量熟せず」――その人柄が地位にふさわしい人物にま
で成熟しなかった。周囲に傲慢にふるまい、たかりを平気でするとい
うふうに、地位の持つ権力を自分の力と錯覚して、是非善悪の見極め
もつかぬ人間になってしまったのだった。まさに「葉隠」が指摘した
とおりのことが起こったのだ。
 ――省略――
 
 「渋沢家三代」佐野真一 著より

 「大事なことは主流にならぬことだ。傍流でよく状況をみていくこ
とだ。舞台で主役をつとめていると、多くのものを見落としてしまう
その見落とされたもののなかにこそ大切なものがある。それを見つけ
ていくことだ。人の喜びを自分も本当に喜べるようになることだ。人
がすぐれた仕事をしているとケチをつける者も多いが、そういうこと
はどんな場合にもつつしまねばならぬ。また人の邪魔をしてはいけな
い。自分がその場で必要を認められないときは黙ってしかも人の気に
ならないようにそこにいることだ」

――ー――ー――ー――ー――ー――ー――ー――ー――ー――ー――
 
 わたしも、ついつい、我をはっていけないなぁと反省。
 心に引っ掛かりつつ、こんなに老いても、まだまだね。

 短歌

  さまざまなことあるこの世よ今日ゆく悲喜こもごもや
  夜は更けゆく

 俳句

  詠む句にはひとり居多し初夏となる

 川柳

  園児行く慣れのたのかなあ手を引かれ  

  
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フェアリーグランマ

Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

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