おばあちゃんのひとりごと

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鴨志田さんは、フランス人が交わすあいさつ語のなかで、この言葉がいちばん美しいとされます。”ボン・アベティ”

 どんな困難な状況にあっても、解決策は必ずある。救いの
 ない運命というものはない。災難に合わせて、どこか一方
 の扉を開けて、救いの道を残している。
       セルバンテス(ドン・キホーテ)

 昨日は旧い友人から「お茶しない」と電話が入る。
 久しぶりに話すのだが、この友はマイナス指向なのだ。だから
明るくなるように一生懸命に話すがその心はね。いちばんに仲が
いい友なのに今も昔もかわらない。
 まあそれもいいかぁ。いちばんよく会う友なのにプラス思考に
なりようのない友だ。いつも、決まって、
 
 「もっと、楽しんで明るく考えたら……」
 「そんなに病気のことばかり 考えないで……」

 私を誘っても、面白くもないだろうに……すぐ誘ってくれるし、
よほど、いい関係らしい。私も、誘われれば飛んでゆく。
 すべてを、忘れてしまって出掛けるわたしなのだ。
 彼女はとても、裕福で、さりげないブランド品で身を飾り、素
敵な人生なのに、暗い顔してて、心配なのは、自分の健康。それ
がね…でもそういう会話でも、気は晴れると思っているわたし。
 病気は、こんな年になればみんなもっている。

 「医者に相談するだよ」
 「医者に行っても、待っている時間が腰が痛くっていやだ……」
 「その痛いのを治してもらうのにいくのでしょう?」
 「その待ち時間を自分でどうしたらいいかを考える……だよね」
 「どうしたらいい」
 「自分のことなんだから、自分で考えないと……」
 「私なら、その待ち時間を本を読んだり、楽しく過ごすわ」
 「……」
 
 あーあ。うーん。
 人はみんな違うから仕方ないね。毎回思うのだが。

 しかし、私はだらだらと、どうにもならない話を喋るのが苦手。
 だから、人との会話が相当にヘタだと思う。不得手だ。

 「そうだね。大変だよね」
 「病気は大変よね。大事にしないと……」
 「お大事になさって……」

 という前に、どうしたらいいかということが、脳を駆け巡って
いて、結局は「自分で解決するしかないじゃん……」と、思い言
ってしまう。
 誰もそんなこと期待しているのではなくて、「腰痛は大変よね
……」と、同情の言葉が欲しいみたい。ドジよね。
  
友も言う。病院だと待合室にいる人は、そんな話ばっかりをみん
なしているよ。待ち時間が長いだとか、治らんだとか。そうかあ。
あなたもそれがいいのでしょうね。聞いててあげればいいのよね。
ああ。そんなの嫌だ。工夫していい考えが浮かんだらいいと思う
のだ。嫌な性格かもわたし。

 ☆☆なんだって自分なんだな☆☆

   話ししたって
   なんんだって
   自分のことなんだなあ
   自分が自分を
   いちばん知っている
   自分でしか解決できない

 医者に行っても
 自分でちゃんと
 説明しないとね
 医者だって
 わからない

   だから 
   
 自分の考えてるのはなにか 
 いちばんどうしたらいいのか
 そして どうしたいのかを 
 
 それを自分が知る

 そこから なんだって はじまる……
 
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「 この考え方があなたの人生を決める」
         松原泰道 著

 ◇幸田露伴が娘文さんに教えた
   「美しくなくてはならない」理由

 南無の会の機関雑誌・月刊「ナーム」通巻248号の
 「特集・考えて食べる」で、糖尿体験を持つ鴨志田恵一さんが、
”ボン・アベティ(美味しく食べましょう)”という、フランス語
の食前のあいさつ語を紹介されています。鴨志田さんは、フラン
ス人が交わすあいさつ語の中で、この言葉がいちばん美しいとさ
れます。
 ”かしこく食べる”ことに次いで”おいしく食べる”はやはり、食
事について最も適切な忠告で鴨志田さんはある日新宿駅構内の大
衆割烹店でビールを飲みながら、見るともなしに向かい側の男性
があつらえた「刺身定食」の食べ振りを観察します。その人は、
60歳代半ばの、一見東北地方からの出稼ぎ人で、都会人にはな
いゆったりさが漂っています。
 鴨志田さんは、この人の食事っぷりを見て「この人物は食事
の達人である!」と感動します。

  彼は食べることが上手なのだ。味噌汁を静かにすする。ご
  飯を一口、よく噛みしめて食べる。マグロを一切れ、ゆっ
  くり咀嚼する。ご飯、味噌汁、お新香、それから小鉢のお
  からと順番に回して箸が動いている。
   口を締めてよく噛む。が、のろのろしているわけで
  はない。実によい速度。料理を少しずつ、順番に巡る
  その箸の動きも気ぜわしくないのだ。的確に動き、間
  とタメが何ともいえない。物をつまんで口にいれれば
  いい、というものではない。つまむ直前、口にいれる
  前、ほんのわずかの緩急があるのが、美しい。
   また食事全体のペースが良い。かなりの空腹のはず
  だろろうが、むさぼってはいない。
   急いで口の中いっぱいにほおばったり、汁で流し込
  むようなことはしない。適量が適時にワルツとブルー
  スの中間のようなリズムで、楽しく口に入り、噛まれ、
  呑まされていく。そして、彼の身体全体から
   「うまいなあ」
  という雰囲気が立ち上るのである。ここが感動させる
  のだ。

 と、鴨志田さんの観察は精密ですが、いわれてみると、この
人は確かに美しく食事をする”達人”です。文豪の幸田露伴が愛
娘の文さんに、

 「女は、掃除するにも、食事をするにも、美しくなくてはな
  らない」

 と、いつも言っていたそうですが、それは男性にも同じです。
いま自分のしていることすべてに徹するなら、傍から見れば美
しく見えることに間違いないし、達人に感じるのです。
 徹するとは、そのものに成り切ることです。
 三昧(一つのことに心を集中して、他のことを考えない)に
なることです。

――ー――ー――ー――ー――ー――ー――ー――ー――ー―――
 亡き父もこの気持ちだったのでしょうか。ねぇ。

 「女は、美しくなくてはならない……」愛されていたなぁ……
ふと思うのです。むかし。むかしを。
 そうですよね。私の父は食事の作法というか、厳しかったも
のでしたが、嫁いだ先が大変でした。そんなにおっとりしてい
ると、なにもかもなくなっちゃうんですの。笑えちゃいます。
そういう生活をしたから、いま、たくましく生きられるように
なり、お行儀はどうなんでしょうね。だめでしょうか?
 姉が一時期は、私を見て驚いたといってましたが、今はまた
小さい頃の私になれたかもで、暇がありすぎて、ありがたくて
三昧で美味しくいただいています。
 食べる。頂くって大事なことですよね。

 ☆「ピアノは私だ 3」 裕さま、フランス語いかがですか。
 この言葉お好きですか。”ボン・アベティ”

 短歌

  食事のとき亡父は行儀に厳しくて小さい時はよく叱られたな

 俳句

  公園の池の鯉まで昼寝かな

 川柳

  蒸し暑くジトジト梅雨がきえたのか




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フェアリーグランマ

Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

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