おばあちゃんのひとりごと

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「ご尤も」と「ご覧の通り」のふたことあれば足りたわけである。小林秀雄

「私の座右の銘はウェルカム・トラブルです。トラブルは
 歓迎、いらっしゃい。そう思っていると、実際にトラブ
 ルが起こっても元気が出てくるんですよ」
             映画評論家 淀川長治


 なんか淀川さまらしく温かく感じてしまいます。
 昨夜、見れましたよ。7時すぎだったかなあ。美しいの。
 ストロベリームーン。ひょっとして見れるかもとね。
 ベランダに出たらね。ありがたい。いつもと、違うのよ。
「年に一度の幸運の月」ストロベリームーン。見たら幸せ
に?といわれているそうですが……。その通り赤いのです。
 そらの低いところにね。「みると幸せになれる」といわれ
ているとか、たしかに、見てるだけで不思議ですものね。
見てるだけで幸せになれました。赤くててなんともいえな
い気持ち。9時過ぎに見たらね、いつもの満月になっててね。
 お月さまってつい見あげては、手を合わせ「ありがとう」
と、言っています。亡き義祖母を思いだすのです。
 そして、そうしてストロベリームーンに出会え幸せな夜。
 
 今日は友人が、5人でランチしようとお誘いがありまして
出かけます。久しぶりに友人らと会えます。だから、楽しい
一日になりそうです。みんなお忙しい人ばかり、暇なのは
私だけなんです。昨日のこと、暑いなぁとどうしようかと、
 一人家でボーとしていたら、玄関のブザーがなり驚き、
誰も来る予定ないしなぁ、と思い慌てて出ると、
 お隣さんの奥様でした。

「こんんいちわ。久しぶりね」
「こんにちわ。あのね、お能行けるからね……」
「ほんと、まぁ、嬉しいわ。いこうね」
「いまね。実はひとりだから?」
「エッ!ご主人は?」
「入院したのよ……」
「あら、全然知らなくてごめんね」
「なんかね、まだ、入院してるから。行けるわ」
「じゃぁ楽しみね。いこうね。日曜日…」

 なんだか、お話しを聞いたら、お倒れになったようだ。
安定しておられるようなので、今度の日曜日約束をした。
 これで能楽堂に行くのは、忘れないぞ!ありがたい。
 大丈夫だ。忘れないでゆけるわ。ありがたい。
「ご主人さま、お大事にね。」
「じゃぁ日曜日ね」
 でも、びっくり。ご病気は心配でしょうね。
 私も、亡夫はいつも病気で大変だったなぁ……。と。
 昨夜ストロベリームーンでしょ。そして、お水が届き
ああ ありがたいわぁ。うれしい、ありがたい一日。
友人にお礼の電話したらね。
「いい。身体大事にしててね。また行くからね」って!
 

 ☆☆自分のことだから☆☆

  つらくても泣きません
  うわさを聞いても
  すべて忘れます
  腹が立っても
  海を見て笑います
  怒られても空を見上げ
  仕方ないかと思います
  自分のことだから

 
  {若いころに作った「詩」}
 私は、未熟者でね。甘えて育ったものですから……。
 だから、困苦もね。あたりまえ~そう思うのです……。
すべては、いい経験でした。無駄な経験はないのでしょうね。 

 それこそ「ごもっとも」と
     「ご覧の通り」
 そう言って、穏やかにすごしてきてたらいいかも・・・・。

      
 原点
     アノネ
    人間にとって
    一番大事な
    もんはなにか?
       そこを
       原点として
       考えてゆけば
       あとは自然にわかって
       くるよ
             相田みつを

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ヘタな人生論より
   葉隠         本田有明 著

 「ごもっとも」は
  相手の胸衿を開く言葉
 ――省略ーー

 ある会社に「バットくん」と呼ばれる男がいた。野球の
BUTである。人から何か言われると、受け答えがいつも
「しかしですね」
「そうはいっても」
 で始まるところからついた渾名だ。このタイプはどこの
職場でも見かける。
 本人はわざと反抗的に身構えているつもりではないかも
しれないが、相手に与える印象はひじょうに悪い。人が改
めるべき口癖の中でも、これは横綱級といってよい。
 バット、ハウェバーのたぐいの言葉は、人との会話でも、
アイデアの発想法でも、つかってはいけないとされている。
なぜなら、否定的な態度で話の進展を防げ、新しい発想の
芽を摘み取るからだ。
 それよりも、相手の話をうかがったら、とりあえず、
「ごもっとも」と受けてみる。
 武士には威勢のよさが必要だと語った山本常朝も、引用
文のように、人との対話においては礼節への配慮を説いた。 
「しかしですね」「そうはいっても」が口癖になっている
者は、かわりに心の中で「ごもっとも」とつぶやいてみる
練習をすればよい。
 
 批評の神様といわれた小林秀雄に、いっぷう変わった作
品がある。「無私の精神」という批評文で、この人にして
は珍しく実業家を対象にしている。知人の「有能な実業家」
の口癖を題材に、小林一流のロジックで無私の精神の構造
を分析するものだ。

「この無口な人に口癖が二つあった。一つは「ご尤も」と
いう言葉、一つは「ご覧の通り」という言葉である。誰か
が主張する意見には決して反対せず、みんな聞き終わると
「ご尤も」と言った。自分の事になると、弁解を決してせ
ず、「ご覧の通り」と言った。この口癖には、何とも口で
は言えぬ感じがあり、また、ある言いようのない魅力があ
った。彼には、人を説得するのに、「ご尤も」と「ご覧の
通り」の二(ふ)た言あれば足りたわけになる。」
                   {文芸春秋}
――ー――ー――ー――ー――ー――ー――ー――ー――ー――
 短歌

  梅雨の夜好きな作家の本を読み過去想いだす若き日馳せる

 俳句

  あついなぁついひとりごとジャズを聞く

 川柳

  蚊がいると幼児は心配もう夏だ



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