おばあちゃんのひとりごと

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お湯が番茶に当たるとたん、番茶が何とも言えない喜びの声を挙げる。・・・・」

 わたしたちは、今日をしっかりと生きるよりほか
 ありません。
              ひろさちや

 今日は、友人が一泊旅行に連れて行ってくれました。
 高速道路を走り、海やら山やら眺め、久しぶりの遠出。
 私と同じ年の友の運転で、89歳の彼女と私とその友と
3人のドライブ旅行。夜は、イタリヤ料理とワイン……。
そして、部屋では、お二人は深夜まで話しておられ、日頃
の早寝早起きの私は、ついつい早くいい気もちで寝てしま
い、もったいなかったなぁ。
 いっぱい話しが出来たというのに、ドジな私らしい私。

 89歳のそのの女性は、綺麗に化粧しお洒落し食欲もお
酒も強くてね。お年にはとても見えません。話していたら、
「今から、何かを習いたいのだけれどね……」唖然。凄い。
ため息が出るほど、凄い女性です。
 いっぱい いっぱい 話しました。そういう女性でも、
いろいろとあるもので、聞いていて考えさせられました。
 幸せな一泊旅行ができました。ありがたい。ありがたい。

 なやみは
 つきねんだ
 なあ
 生きているん
 だもの
   相田みつを

 
  ☆☆ありがたい ありがたい☆☆

   なやみと
   いっても
   もういまは
   ないんだなぁ
   
     だから ありがたくて
     手を合わせてる
  
     おかげさまで
     まわりのやさしさが
     ありがたくって ね
   
-----------------------------------------------------------------------------------
 帝王学ノート
             伊藤肇 著

 味覚は親切である

 安岡正篤先生とも親しかった作家の吉川英治さんが、まだ元気な
頃、下町に旧友を訪れたことがある。
 ちょうど、昼時だったので、吉川さんは久闊を叙して、すぐひき
返そうと思ったが、ま、せっかくというので、ひる飯を御馳走にな
ることになった。漬物となまあげで、熱いご飯をフウフウいいなが
ら食べた。
 その味が何時までたっても忘れられないばかりか、つくずく、こ
ういう生活を羨ましいと思った。
 当時は「新・平家物語」を執筆中だったが、「これが終わり次第
家内と二人きりで、下町のあまり人目につかないところに住み、朝
晩はあさがおに水をやったり、昼は好きな本を読んで暮らすという
ひっそりした晩年をお送りたい」と周囲に洩らしたという。
 漬物となまあげに代表される下町の雰囲気がこたえられなかった
のであろう。
 筆者にも覚えがある。
 ある下町の友人の家で朝飯を御馳走になった。
 まず、大根おろしに花鰹節がたっぷりかかったのがでてきて、次
に香りの高いワカメの味噌汁と納豆があらわれた。奥さんがみてい
る前で上手に玉子焼きをやいてくれた。さらに、いわしの丸干しを
遠火であぶったのをいい間を置いて、一つ一つ、小皿の上にのせて
くれた.
  そのいわしのうまかったこと!
 かって、これも作家の獅子文六さんが陛下に拝謁した折、「酒の
肴には、丸干が一番おいしゅうございます」と申し上げたところ、
陛下は、丸干がどんなものか、おわかりにならなかったそうだ。
 一度、陛下に、こういううまい庶民の味をさしあげたら、どんな
ものか。
「庶民の味」に番茶はかかせない。
 小島政二郎さんは泉鏡花家の番茶が、とりわけうまいので、わざ
わざそれを教わりにいった。
 「夫人はお茶をたっぷりつまんでいれられた。それを、遠火にか
けて、はじめから不精をせずに茶焙じをゆすられる。
 煙が立ちのぼるをみてから慌ててゆするようなことはされなかっ
た。
 そのうちに番茶が「西の内」の上で身をよじり、芳香を放ちはじ
っめる。構わず、焙じていると、ハッキリ目にみえて煙が立ち上る。
この辺が千番のかねあいで、いうまでもなく、煙の前でもいけない。
あとでもいけない」
 うまく焙じ上がった茶を土瓶に入れ、長年使い込んだ鉄瓶の湯を
注ぐ。
 すると「お湯が番茶に当たるとたん、番茶が何ともいえない喜び
の声をあげる。あれが番茶をいれる時の何よりの楽しみだ」と小島
さんは手放しで礼讃する。
 「西の内」というききなれない言葉がでてきたが、これは丈夫な
和紙「西の内」を張った茶焙じで、火鉢の上でなくてはつかえない。
ガスの火では燃えてしまう。
 京都は寺町の茶の老舗「一保堂」で売っている。もっとも、炭火
で「西の内」をつかうのは贅沢の部類に入るかもしれない。
 味覚は親切である。
 どんなうまいものでも、こしらえた人の親切がほんのりと感じら
れて、これを口にいれただけで、ただ、それだけで、ほのぼのと心
が暖まるようでなくては、本当の美味とはいえない。殊にお惣菜の
うまさは、気長に手間隙かけて、コトコトと煮るところにある。

 京料理で名高い「辻留」主人の辻嘉一さんが、
「料理の作り方は勉強すれば覚えられますけど、食べる人に喜んで
もらえるような味わい深いもんは、修業を積んだ心を込めな作れま
へん。日本料理が百のもんをつくるのに、百ニ十も百三十もの力が
ないとあかん、といわれる所以でおす。といいますのは、それが余
裕となり、心ずかいになりますよって、初めて料理が生きて参りま
すのや。この力をつけるのには最低十年はかかりまっせ」

 というのも、その間の事柄を物語っていよう。
 インスタントではいい料理人も、うまいものもできるわけがない。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 昔のふるき良き時代の姿であり、これはわからないひとが
多いかもですね。わたしは両親の姿が浮かぶんです。長火鉢
に鉄瓶……。小さいころの思い出です。


 短歌

  八十路なる友は今から学びたい何をやろうか考えてると

 俳句

  暑いと言うひとりごというあつき夏

 川柳

  ポケモンが世界中から見つめられ
  


  
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Comment

お帰りなさい〜♪

こんばんは〜〜♪
今日はブログは、お休みかと思っていました。

さぞかし愉しい、ご旅行だったことでしょうね。
何はともあれ、お疲れ様でした(^。^)
  • posted by 窓
  • URL
  • 2016.07/22 20:15分
  • [Edit]

NoTitle

一昨日の<今日なすべきことをなせ>
すごく胸にしみました。
いつも様々な著書を紹介してくださり
読ませてくださりありがとうございます。

健康に努めて歩く・・・
ご友人と居酒屋に行きお泊り・・・
三人でのドライブで旅行、ワイン、イタリヤ料理・・・
ああ、いいですね
ひとりの時間もご友人との時間も
自分らしく過ごされているフェアリーグランマ様。
憧れます。
  • posted by ののみ
  • URL
  • 2016.07/23 00:41分
  • [Edit]

Re: お帰りなさい〜♪

ありがとうね。なんか、笑えますけれどくたくたで、寝坊出来ちゃったわ。そしてね。感心しちゃうのですが、その89歳の方が昨夜ちゃんと電話下さいましてね。「とても楽しかったからありがとう」私は行かせていただいただけなのにね。お礼のをいってくださるのですもの。なんだか、もう、きょうしゅくしちゃいました。ありがたい友人なんです。ああすべての心遣いも素敵でね。みならわないとと、今日お二人に礼状の手紙書くわ。今起きたのよ。眠れない私が・・・。だらだらとできてる・・・・うっふふふ。コメントありがとうね。嬉しいわ。
  • posted by フェアリーグランマ
  • URL
  • 2016.07/23 08:07分
  • [Edit]

Re: NoTitle

ありがとうね。私こそ、こうしてコメントありがとうね。楽しくなるのです。2日続けての遊びでね。笑えてしまうのですよ。クタクタになりまして、昨夜、居酒屋に一諸に行った友人のひとりが電話下さって、「どうだった。旅行は、楽しかった?」「うん。でもなんだか疲れてね。私は、早く、ひとり、寝てしまい、深夜にお風呂に一人で入ったよ・・・・」と、いいましたらね。わたしより5歳近く若いその友が曰く「そりゃ2日続けたんだもん。私だって一晩でも体がえらかったよ」ですって!楽しいことは、幸せです。みんなの優しさが、身にしみます。ありがたい。さあ今日はみんなにお礼の手紙書こうかなぁ。そうそう、がんばって今日も歩くわ。励まして下さってありがとう。感謝。
  • posted by フェアリーグランマ
  • URL
  • 2016.07/23 08:20分
  • [Edit]

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Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

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