おばあちゃんのひとりごと

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「出家したばかりで仏さまも私の頭をぶんなぐるなんて、ずいぶんつれないわ」と……

 別れの悲しみは、必ず時が癒してくれます。ときは死んで
 いった愛する人の魂であるのかもしれません。
              瀬戸内寂聴

 なんていうか ”愛する人の魂” いいわぁ。
 別れの悲しみ。時が癒してくれます。そうですね。そして長い
人生にある難問やら悩みや困苦にあう、どうしようと思うときに、
どんなときも時が解決してくれるなぁ……そう思ったもの…です。
 若い時にね……。時が流れていき……。そう感じたわぁ。
 
 昨日のこと。あまりの暑さにね。体が疲れてどうしょうかと思い
つつも、頑張らないととね。ひとまわり散歩に出ました。お隣りの、
奥様にお会いしたら、笑顔で「いつも、お元気ですね……」と……。
そうかぁ私って元気なんだなぁ。
暑さだけで、くたくたなんだけどね。元気にみせてるからね。姉に、
野菜のお礼の電話をかけたらおにいさんが言っていたと姉が言う。
 「ビールを飲ませてあげたかった……」
 「そう言ってね、叱られちゃったよ。」
 「私が飲まんから……遠慮したんだ。と、言われたわ」
 「あらら、ごめんね。私、最近飲みたいと思わなくなってね……」
 「飲まなくなったんだわ。不思議なほど飲みたくなくて……」
 「ありがとうね。お兄さんに伝えてね。ありがとうって!」
 なんだか、昔はビール大好き人間で、呑むのが嬉しかったけど、年
のせいかしらね。うっふふ。 

    
     生きて
     いるうち
     はたらける
     うち
     日のくれ
     ぬうち
         相田みつを


  ☆☆むかしむかしの光景☆☆

    夕焼け空
    だんだん
    あたりが暗くなる
    薄くぐらくなってくる

    「もう帰っておいでよ」
    あっちから こっちから
    「ご飯だよォ…帰っておいで……」
    いろんな声が聞こえてくる

    ひとり また ひとり
    「さいなら。また 明日ね」
    「さいなら」 「さいならね」
    だんだん 寂しくなる

    夕暮れどきは
    どこの家もみんなが帰ってきて
    どの家も家族がいっぱいだった
    どの家にも明かりがともっていく

   なんとなくどの家の光景も似ててね
   なんだかみえてくるようだった むかし
   誰のことも どの家のことも みんな知ってたなぁ
   ちいさいころがなつかしいなぁ むかしのこと
    
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 幸せは急がないで
     尼僧が語る愛の法話  瀬戸内寂聴 他7人 著

 生者必滅
 会者定離

 「命のある限り善業をなし功徳をつむほかはない」
 人はいつでも健康で、そしていつまでも若く、長生きがしたいという願望
を持っているのが普通だとおもいます。 けれども、先にお話ししましたよ
うに、人間は生まれた瞬間から”生・老・病・死”の「四苦」を持ってこの世
に送りだされている動物です。
 ――省略――
 これは日々の忙しさにかまけて、真に大切なものを忘れている人間に無常
をさとし、いかに生活すべきかを教えたお話です。
 人間はどんな老人になろうが病気で寝たっきりになろうが、生き甲斐を見
いだせます。私はここに寂庵を建てたすこし後に、思いがけない病気をした
ことがあります。お経を続んでいる最中に後頭部を叩かれたような痛みに襲
われ倒れました。軽いくも膜下出血でした。
 かすかだけれども舌がもつれ、左半身が少ししびれました。そのままころ
りと死んでしまえばいいのですが、半身不随で生き、ものが書けなくなれば
どうすればいいかとさすがに内心あわてました。
 私は根が丈夫なので、自分の健康をいつも過信する癖があります。つい人
間は病気をするということを忘れがちになります。
 生、老、病、死はこの世の逃れられない「四苦」だとお釈迦さまが教えて
いてくれたのを、つい忘れていたのでした。
 私は出家してすべてを仏に捧げて帰依したのだから、死ぬときは仏が死な
せてくださるだろうし、生きて役立つ命ならば仏がきっと、生かしてくれる
だろう。それにしても、出家したばかりで仏さまも私の頭をぶんなぐるなん
て、ずいぶんつれないわと、姉にぐちをいいましたら、そのとき、元気だっ
た姉が、

「何をいっているの。仏さまが人間は病気もするということを教えてくださ
ったのよ」

 といいまいした。
 私はなんだか心身が軽くなり、それもそうだと笑っていました。幸い、半
年くらいで、すっかり体は元どなり小説が書けています。
「あなたまかせ」という言葉があります。
 信仰を持つと、神や仏さままかせになるので、くよくよと過去を悔やんだ
り未来を思いわずらわなくなります。
 そして心が無限に自由になります。これも功徳というものでしょう……。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 なんか、しみじみと考えさせられ、立派な寂聴さまもそうであることにね。
 

 短歌

  なんという残暑なんだふうふうと今宵も暑いぞ気をつけないと

 俳句

  夏休み宿題どうか聞きたいな

 川柳

  新鮮な義兄の野菜が「うまい」のだ

 
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心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

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