おばあちゃんのひとりごと

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うちの健雄はアホだから泣くことも知らないと思っていたんです。

 人間には三つの事件しかない。生まれる・生きる・死ぬ。
 生まれることは感じない。死ぬことは苦しむ。  
 そして生きることは忘れている。
            ラ・ブリュイエール
                    

 いろいろとかなしいことがあり、いろんなことはあるもんですよね。
 今朝は久しぶりに晴れています。嬉しくなります。蒸し暑くなりそうとの
ことです。
 昨日は、だらだらしていました。ぼんやりと好きな中国ドラマを、訳もわ
からず字幕(漢字ばかりで難しい)がわからない、中国語の台詞も分からな
いまま、何にも分からずただ画面を見てるだけだけど、暇な私にはちょうど
いい時間がつぶせます。テレビはほとんど見ないかけないのです。
 パソコンでぼーとしてる。
 もし、日本語字幕が出たらいいなぁと思いながらも無料がいいな満足。
 結構、心が”無”になりいいものなんです。好きなスターが出ているとそれ
だけでそれを見ているだけでね。アッハハ。嫌なこともすべて忘れられるの
です。そして、スターの名前を覚えて、ボケ防止です。多勢を覚えました。
「蘭陵王」という中国ドラマをみてて、私の大好きな「帝王学ノート」とい
う本の最後のページにね。こうあったんです。不思議です。

 ・・・・・・帝王学のノート 伊藤肇 著・・・・・・・・・一節より・・・

  そういえば、安岡先生に教わった「名家略伝」こんな話はどうか。
 
  筑紫の山中にひとりの禅師あり
  名を越宗、字(あざな)蘭陵といいて、何れの人ということをしらず。
  特に夜雨を愛し、何時にても雨の降りける夜半毎に香を焚き、静坐して
  暁まで睡につくことなし。
  かかれば、山村の人はじめ、その名をしらざれば、ただ何となう夜雨
  和尚とぞよびける。


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 と、ここで、この本が終わるのです。この私の大好きな著者も、「蘭陵王」
を知らないのでは?この中国ドラマと、この本とのつながりをね。なんて?
 最後のシーンでうなずけるのですもの。アリエル・リン(王妃)が最後に
亡くなり、寂しく去っていく蘭陵王と子ども。蘭陵王のその後?かな。


 女優さんの、バービー・スーの似顔絵を描き(鉛筆書き)額に飾りましたら。
 この間、遊びに来てくれて、それを見てね。孫が「おばあちゃん上手ね」
って、お世辞なんだけど、褒めてくれます。そんなひとことで大喜びの私。

 こんな変な人、おかしな人はいないでしょうね。変なおばあちゃんです。
 小さい子どもが童話を、読む気持かなぁ?(字も読めないのに絵を見てる)
 童話の世界。わたしなんです。
 ひとり、なんとなく、夢見る気持です。


   秋風や忘れてならぬ名を忘れ
          久保田万太郎

 ☆☆いまをこの時を楽しむ☆☆

    なんだって
    忘れることが
    いいのです

    今からの まだある未来に
    周りからの視線も消え注目されず
    ひとり案外いいもんです

    ゆっくりぼんやり夢を見ましょう
    楽しみをつくっていきましょう
    せっかく生かさせていただいていますから
    
-------------------------------------------------------------------
 いのちの対話
          瀬戸内寂聴 
          中坊 公平
          安藤 忠雄

 弁護士中坊公平
 その原点と司法改革
 
「70軒の被害者の家に通いつづけて」 
 瀬戸内 本人を目の前に置いて、とてもいいにくいのですが、私は中坊さん現
代の聖人だと思っています。どうしてそんなに尊敬するかとのかというと、私は、
中坊さんに「弁護士として、なぜ、お金にならない仕事ばかりなさるのですか」
と、伺ったことがあります。ご本人はもう忘れていらっしゃると思いますが、そ
のとき中坊さんは目を大きくして、「だって、瀬戸内さんね、目の前に困って苦
しんでいる弱い人がいたら、手を伸ばさないでいられますか……」と答えられた
のです。自分より弱い人が苦しんでいるのを、見捨てるのは人間じゃあない。と。
 ――-省略―――
{世間の冷たさ}
瀬戸内 中坊さんのお話を聞いて、被害者の姿というものが非常によくわかりました。
中坊  もっと端的に、世間の冷たさという言葉を、被害者自身やその親から聞いた
ことがあります。17歳まで、てんかんの発作をくりかえし、17歳で死んでいった小
西健雄君、被害者訪問でそのお母さんに会い、あるときお母さんに「こういう子供を
育てられて、いろいろ嫌なことがあつたでしょう」と。何が一番悲しいことだったか
と尋ねたことがありました。そのとき、お母さんがおっしゃったことが、私には非常
に強烈でした。「先生ね、うちの健雄は、生涯三つの言葉しかしゃべれませんでした。
一つは、「おかあ」、二つ目は「まんま」、三つ目が、「あほう」という言葉でした。
うちの健雄は、おつむの程度が低いし、何とかしてこの子が生きていくためにと、お
母さんの、「おかあ」とごはんの「まんま」を無理に教えて育ててきました。これだ
けはどうしても教えなければいけないと思って、私は何回も、うちの健雄に無理に教
えて育ててきました。
 でも自分の子供に今までただの一度も「あほう」と言ったことは、ありません。
 しかし、うちの子供が三つ目に覚えた言葉が「あほう」という言葉なんです。親が
一度も言ったことのない言葉を、そこまで教え込んだのは世間なんですよ。だから誰
が憎いって、世間の冷たさというものが、わかっています」と、また、こんなことも
言いました。「うちの健雄は、迷子になるんです。野球のゼッケンみたいなのをつけ
まして、写真も持っているんです。「迷子になったらここに電話してください。謝礼
を差し上げます」と縫い付けまして、健雄は外に遊びに行きました。健雄本人は、そ
ういうのを付けられているのがわかりませんから。遊びに行って、近所の子供に砂や
水をぶっかけられて帰ってきます。しかし、うちの健雄は、人前では泣かなかった。
世間の人は、うちの健雄はアホだから泣くことも知らないと思っていたんです。
 しかし、本当は自分の家に帰ってきて母の腕にすがったときに、初めてうちの健雄
は泣いたんです。だから、うちの健雄は泣くことを知らない子供ではないんです。
 しかし、泣くことも許されないということを知っているから、泣かないで我慢して、
家に帰ってきて母の手にすがったときに初めて泣いたんです」
 そういう話を聞いていますとね。私たちが、世の中でアホウという言葉を不用意に
発しているということに恐さを覚えました。
瀬戸内 不用意な言葉の怖さですか。
 ――-省略―――

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 省略ばかりですが、胸にジーンときます。涙します。
 

 短歌

  ひとはみないろんな悲しみ苦しみつつらさ乗り越え強し母は強し

 俳句

  トンボ飛ぶ街の公園で見いつけた

 川柳

  秋だよね毎日雨だが秋なんです

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Comment

NoTitle

おはようございます

『子供が三つ目に覚えた言葉が「あほう」という言葉なんです。親が一度も言ったことのない言葉を、そこまで教え込んだのは世間なんですよ。』
この言葉には胸が締め付けられました。

いつも良いお話ありがとうございます。
  • posted by nohohon
  • URL
  • 2016.09/25 10:37分
  • [Edit]

Re: NoTitle

こんばんは。そうですね。何度読んでもね。涙します。わたしも。いつも、ありがとうね。
  • posted by フェアリーグランマ
  • URL
  • 2016.09/25 22:38分
  • [Edit]

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Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

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