おばあちゃんのひとりごと

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「アナタ」というたった一語の電文だった(思いは文字にかきがたきかな)

「六中観」  安岡正篤 
 死中、活有り。
 苦中、楽有り。
 忙中、閑有り。
 壺中、天有り。
 意中、人有り。
 腹中、書有り。

 私はこの言葉が大好きでね。若いころのつらい日々のなか,これを
頭に浮かべたものです。読むだけで意味は理解できるかなというよ
り、自分のいいようにわたしは解釈しちゃうのです。うっふふ。
 
 昨日は、バスででかけてたまに行く韓国料理にランチに行きまし
て、いつものイケメンさんに「珍しいですね。土曜日に見えるのは」
そうなのかな?そうかもな?なんにも考えのない私、赤ワインとラン
チを楽しみました。しあわせ。嬉しいひとときでした。

 帰りはいいここちなので、バスには乗らずに(五)停留所ほどの、
距離を家までを歩いちゃいました。調子がいい時はときどきしてい
ましたが、久しぶりです。やったぁ!

 風もなく暖かい陽差しに、ゆっくりとあたりを眺めながらの暢気
さです。商店街まできたら誰か呼びますので見たら、若いママさん
久しぶりの出会いで、「塾にいってるから……」と……。
 二人ともが、よく出逢えたね。とびっくりして、喜びあってね。
 アッハ アツハ二人でお店を見たりし暫く話し、別れたら、また、
今度は、お隣の奥さんに会い、不思議なようでね。お顔が疲れ気味
のようで、(お帰りか聞いたらそうだと言われるので~一緒に)
「疲れておられるのね……」
「なんだか疲れてね……」
「ご主人さまがお悪いの?」
「ううん、そうじゃァないよ……この間はありがとう」
「チケットね。大丈夫よ。下さった方にお礼は、言ったからね」
「すごいいよかったから、友達も喜んでね……」
 家への道すがら、久しぶりの出会いでゆっくりと私の速度にあわ
せてくださり話しながら帰る。

 土・日にだけ、見えてるガードマンさんが、ニコニコと私に手を
振られるので、大きな声で、「頑張ってね。またね……」と。
 エレベーターでも友人に会ったので、いろいろと話す私に、なん
だか驚いておられる。私には、いつものことですが……。
 お隣さんは、
 八月ごろご主人さまが突然に倒れ、病院におられたけれど、今は
「介護施設にかわっったのよ」と言われ「今まで、病気もしたこと
ことがないくらいの人だったのでこんなことになるなんて思っても
みなかったわ……」といわれる。そうよね。こまめそうな人だった。
ご主人様は、いつも笑顔でお元気そうでご挨拶して一言二言交わす
くらいで、いろんなことは起きてくるものです。(お年は八十代)

 奥さまと話しながら、お互いにそうなると困るね。って。
「元気でころりとね……いきたいね」と話し「バイバイ」と……。

 ああ先はわからないわぁ。
 

    ひとりごと
  
  ふだんどんなに
  カッコいいこと
  言っていてもなあ
  人間ってやつは
  いざとなると弱くて
  だらしねぇ
      もんだな
    ひとごとじゃ
     ねえ おれの
      話だ
       相田みつを
 
  
  ☆☆ ホントは 弱いんだよ ☆☆

   そらをみあげると
   涙がいっぱい
   どうにもならないことが
   この世の中
     ありすぎるんだもん

    なんでだろう
    できることがなくて
    それだから ただ ただ
    手を合わせてる
      なみだはだれもみせられない

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
帝王学ノート
           伊藤肇 著

 思いは文字にかきがたきかな

 ――省略――
 京は嵯峨に落柿舎というのがある。
 かって去来も住んだし、芭蕉も訪れた。
 去来はここに柿を沢山植え、秋になって実ると、これを売って生活
のたしにした。ところうが、ある年、嵐に出あって、折角の柿が全部
落ちてしまった。すっかり、しょげかえった去来は自らの住まいを落
柿舎と名づけた。柿がとれねば生活に困る、それをさらりとしゃれの
めしたのは俳人の風流である。

 明治になって禅僧で歌人だった天田愚庵が、この落柿舎の柿を正岡
子規に毎年送っていた。子規も俳人だったから、同じ柿でも愚庵の、
しかも落柿舎の柿ということで、一入(ひとしお)、味わいも深かっ
たにちがいない。
 その子規が胸をやられて、余命いくばくもないことを知った愚庵は、
せめて、息のあるうちにと、大いそぎで柿をちぎって届けた。
 子規は喜んで礼状を書き、短歌一首を添えた。

 柿の実の 渋きもありぬ 柿の実の甘きもありぬ 渋きぞうまき

<愚庵の奴、俺が死ぬかもしれんというので、柿の実の熟するのを待
ち切れず、渋柿を送ってきやがった。しかし、この渋柿の情がこたえ
られぬほど、じんとくる>というわけである。

 世界で最も短い手紙のやりとりがある。
 ビクトル・ユーゴーが「レ・ミゼラブル」を出版した時、出版社の
主人にあてたもので、それはたった一字「?」だった。
 しかし、この「?」には、ユーゴーの無限の思いが凝められている。
 売れ行きは? 世間の反響は? 君の感想は? etc
 これに対する本屋の返事がまたふるっていた。
「!」の一字だけだった。
 これもまた万事を物語っている。

 しかし、もっと短くて意味深い手紙を安岡先生が「憂楽秘帖」で紹介
しておられる。

「四十七年正月、南極探検隊の昭和基地での越冬生活中、全員をシュン
とさせたのは、ある隊員の国もとの夫人からきた「アナタ」というたっ
た一語の電文だった。
 これ以上の表現はない」

 消息は 一行にして ことたらむ 思いは文字に かきがたきかな
                     吉井 勇

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 短歌

  けむりはき心地よさそう友の煙草吸う姿なりなんだか魅かれ

 俳句

  正月に向けて街路樹剪定ね

 川柳

  美しいアイススケート見る楽し

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