おばあちゃんのひとりごと

Entries

いろんなことがあったけれども、私はありがたいなあ……。

 われわれは現在だけを耐え忍べばよい。過去にも未来にも
 苦しむ必要はない。過去はもう存在しないし、未来はまだ
 存在していないのだから。
                    アラン

 今朝は冷えてる。寒くなっていきます。
 昨日は風が寒くって、ね。ついベビーカーをひいたママさんと、赤ち
ゃんを抱いたパパさんに「さむいね~」と声をかけたら、ご夫婦が、と
てもいい笑顔の二人で嬉しくなりました。ああ、あのご夫婦なら、いい
子に育っていくなぁと思い、つい、心の中でいいなぁと思うのです。
 知らないうちに、そのご家族の幸せをいのっていますもの。
 こういうこころって、すごい大事だよね。育つうちにはいろんな人に
愛されるがいいしいろんなことから学ぶしね。通じると思うから……。 
 追い越していかれるその家族の幸せを願ってる私。
 そして、たまに会うおばあちゃんにも会いましてね。
「どこに行くの?」
「モーニングだよ。今からいくだよ。今日は、行かないの?」
「うん、ちょっと用事あるで……ね。」
「髪、カットしたんだね……似会うわぁ。いいね。とってもいいよ。」
「あなたこそ、いつも、かわいいからいいよ。……」
 かわいい?うん。ありがとう。お礼みたいにお世辞をもらっちゃったわ。
いくつになっても、エッへへ。いいもんだわ。

    不機嫌ほど大きな罪はない。
                ゲーテ


    ☆☆ まあるくあかるく ☆☆

    いつもいつも
    いやなことはいわない

    いつもいつも
    ここちよくいきたい

    いつもいつも
    そういうこころでいたいな

    でも こんなに老いても
    それがなかなかできてない

    だから だから だから
    わがままなじぶんがいやになる

    がんばらなくちゃあ
    まあるいこころであかるくいこう
----------------------------------------------------------------^
 子育てのこころ
         盛永宗興 著

             =甘さを求める人間の不幸=
 子どもというものは、お医者さんに聞いてみますと、はじめから大人
のような味覚は発達していないそうです。だから、大根おろしだとか、
ピリピリしたり、舌ざわりが悪かったりするものは吐きだしてしまい
ますけれど、たいがいのものは食べてしまいます。だから小さいときに、
親がおいしいものだけを食べさせるということは、好ききらいの原因に
なるわけです。その子供の味覚で最初に目ざめてくるのが、甘い味な
のです。

 われわれの年齢にになると、いろんな味がわかってきますけれど、さ
らにどんどん老化していきますと、また味がわからなくなってきて、最
後に残るのがやっぱり、この甘いという味なのだそうです。ですから、
お年寄りには、ちょっぴり甘めに味をつけしてあげると、食べやすいと
思います。
 この甘い味が、いちばん最初にわかり、いちばん最後まで残るおいし
さのひとつの味ですので、私の子どものころは、これを甘い(あま)い
と続むと同時に、甘(うま)いとも続みました。いまはそういう続みか
たはさせていないようですが、むかしはうまいということは、あまいと
いうことになっていたのです。

 そこで、どこで、こんどは、この考え方を苦と楽を検討するユートピ
アの考えかたで考えてみましょう。

 あまいはおいしい、にがいはまずい、からいもまずい――現に子供と
一緒ににぎり寿司を食べるとき「お母ちゃん、この下にはいっているか
らいの取って」といいます。「ニンジンは身体にいいよ」といいますと、
「くさいからいや」という。
 ――-省略―――
 辛い味、酸っぱい味、苦い味などなど、すべての味を好んで食べる人
のことを食通といいます。いってみれば、この世に在る食べ物を最大限に
味わって、人並み以上に食べものの喜びを感じていく人というのは、甘
さだけではなく、辛い、苦いという味もちゃんと味わえる人なのです。

 もし、自分の子どもに、甘いものはいいもの、辛くて苦いものは、だ
めなものとより分けて、甘いものだけを与えていたら、この子どもは、
せっかくこの世にある美味といわれるもの、すばらしいと人々が喜ぶ味
を、生涯知らずに、単調に暮らしてしまうことになるのです。

 これを、舌で味わう味ではなく、自分が全身全霊をあげて味わってい
く、人生の味わいというもので考えてみてください。辛(から)い、苦
(にが)いという文字は、辛い(つら)、苦(くる)しいと続むのです。
 
 辛い味も、苦しい味も、淋しい味も、悲しい味も、人一倍味わい深く
しみじみと味わってきたという人生――、そういう人生は不幸な人生で
しょうか、私はそうは思いません。はたから見たら、幸福と思えるよう
な苦労のない人生というものは、、実は、甘さしか知らない食生活と同
じようなものではないか。このよいものをわけてしまって、自分の幸福
を考え、子どもの幸福を考え、あるいは人の相談相手になったとしたら、
決して、真の幸福を「正見(しょうけん)」したとはいえないと思いま
す。

 人生の幸福をほんとうに正しく見ようとするならば、もろもろの人生
味わいというもの――すなわち肉体的苦労にしても、精神的苦労にして
も、それは、「単なる苦労じゃないんだ、人生の味わいなんだ」と考え
、そして死ぬとき、「いろんなことがあったけれども、私はありがたい
なあ。人の倍も、いや、二百年、三百年分の人生の味を味わって生きて
これたなあ」という思いが持てるような人生のほうが、私は本当の幸福
じゃあないあかと思います。

 これは、慰めのためにいっているのではなく、自分の過去を振りかえ
って思うことです。 
――-省略―――

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 わたしも、こうして老いて、過去を振り返ると、
 しみじみと思うことです。苦もいいもんです。 

短歌

 静かなる夜はすぎますなにをしてても怒る人もなく

俳句

 苦労あり幸ありすぐに初春だ

川柳 

 知らぬ人に「風冷たいね」声かけてる


スポンサーサイト

Comment

おはようございます。^^ヾ

グランマさん、早速に歌子さんと御目文字されて、素敵です。^^ヾ

ねぇっ!似てますでしょう。^^ヾ
私は、初めグランマさんのブログを訪問させていただいたとき、すぐに歌子さんが浮かびました。

歩きながらも笑みながら、周囲をほのぼのとさせてくれる。

昔、母がよく言っていました。

「相手の顔は、自分の心の映し鏡」
相手が怒っているときは、自分が何か失礼なことをしたのだろう、悲しがっているときは、悲しい言葉を吐いたのだろうと、言うのです。

このお若いパパママのお子さんもきっと、両親の笑顔を、自分の瞳に映し、心の記憶にしていくことでしょうね。^^ヾ

愛は巡る、ですね~~~!
今週もよろしくお願いいたします。m(._.)m

  • posted by 窓
  • URL
  • 2016.12/12 10:10分
  • [Edit]

Re: こんばんは。寒い夜ですね。

 ありがとうございます。
> 
> ねぇっ!似てますでしょう。^^ヾ
 うん。うん。ありがとう。
 うん。なんか、ときどき、凄い似てて驚きビックリのときがあり、もちろん、
 私より、断然、はるかに、魅力的な女性ですのでこういってはいけないかも、
 ですが、あなたの愛情あふれる、深い心がつたわりますの。ありがとうね。

 しかし、あなたのお母さまは、立派ですね。素晴らしいわ。


「相手の顔は、自分の心の映し鏡」
> 相手が怒っているときは、自分が何か失礼なことをしたのだろう、悲しがっているときは、悲しい言葉を吐いたのだろうと、言うのです。


 私も、それを老いてしみじみと思うのです(気が付くのが、私は、いつも、遅すぎますが……)

 歌子さんに出会えたことは、嬉しく、とても、楽しませていただいています。
 そして、
 貴女に出会えて、いろいろと、深く考えることができ、ありがたいです。感謝。
 ありがとうね。こころが満たされて幸せになりました。ありがとう。
 

 こちらこそ、どうぞ、よろしくお願いいたします。


 
  • posted by フェアリーグランマ
  • URL
  • 2016.12/12 20:32分
  • [Edit]

こんにちは。

過去を振り返って「ありがとう」と言える人生は幸せですね。
生きてきた一コマを振り返れば苦しいこともあったでしょうが、それも懐かしく笑顔で語れる人生を送りたいですね。
  • posted by S-masa
  • URL
  • 2016.12/12 21:58分
  • [Edit]

Re: こんにちは。

 そうですね。そう思います。
 「懐かしく笑顔で語れる人生を送らないとね」少しずつ老いとともに、今からならね。
 少しは、できているかも……です。

 自分ほど苦しいことばかりあった人生も……つい、思うのです。ふふふ。我儘でしょ。
 でも、誰もが、みんなそういう思いなんでしょうね。そう思うのです。
 そして、必ず、因があり果なんだなぁと思いますとね。
 「すべてに、ありがとう」となれます。

 でも、「ありがとう」とは、思うのですが、まだ、あのね。あのね。
 内緒にしたいのですが、わたしには、忘れることがいちばんの妙薬です。 
 それで、つい、つい、大事なことも忘れてしまって、失敗です。
 今夜も友人から電話が入り、10年ほど前のことを聞かれまして・・・・?
「ごめん、忘れちゃったわ。もう、みんな忘れちゃったわ……」
「なんで、そんなに忘れられるの?頭のいい貴女が(お世辞よ)どうしてなの」
「そういわれても、頭なんてよくないけれど、忘れることにしてるの……」
 あらら、すみません。長いコメントになって、お忙しいあなたさまに、すみません。
 なんだか、つい、いつも、道にそれてますね。
 
 いまも、すぐのことかもだけれど、もう少し老いたとき。
 懐かしく笑顔で「あの時は……」って笑って語っておれるようにね。

 そういう人生がいいですもの。ありがとうございます。
  • posted by フェアリーグランマ
  • URL
  • 2016.12/12 23:34分
  • [Edit]

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

左サイドMenu

プロフィール

フェアリーグランマ

Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

ランキング

ブログ村のランキングに参加しています。応援してくれたら元気が出ます!
にほんブログ村 ポエムブログ 自作詩・自作ポエムへ にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ
にほんブログ村 にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村

flag counter

Flag Counter

最新記事

最新トラックバック

音楽