おばあちゃんのひとりごと

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母想う日のわがこころ すなおなり

 精神のいちばん美しい特権の一つは、老いて尊敬される
 ことである。
                   スタンダール

 老いは、われわれの顔よりも心にしわをつける。
                   モンテーニュ

 尊敬されるような老いになりたいものですが……あきらめてる。

 今日は北風も強くどんどん寒くなるとか。今夜は北風対策をとのこと
日本海側は雪らしい。ですよ。土曜日ぐらいまで寒いらしい。
 あさテレビいっていました。テレビをみてたらね。(腰痛対策でね)
 三ケ日で”青島ミカン”を運ぶ腰痛にならないため<ロボットスーツ>
をつかっているとか。いろんないい製品ができていいもんですね。
 すごいなぁ……上手く説明できないわ。(NHKでやっていました)

 昨夜は雨音がしてたね。久しぶりの大好きな旧い友人から電話が入り、
東京から娘さんとまだ10カ月くらいかな?お孫ちゃんとが、きてて忙し
くて疲れると。そして、「お雛さまを買うのよ」と、嬉しそうな声。
「まあ幸せね。ありがたいこと。心地よいいい疲れね。嬉しいじゃん」
「なにしてるの?今日はなにしてたの?」
「うーん……なんにもしてなくって、ボーとしてた。なんにもよ?」
「ボー人間ね……でも、あなたはいいわ。なんでもできるからね」
「何にもできなくなったわぁ昔は働きずめだったけどね。もう……ね」
「あなたのように何でもやってる人は、周りにはいないよ……」
「ありがとう。恥ずかしいことを知らないから何でも挑戦するよね……」
「今年中に会いたかったけれども、会えなさそうだわ……」
「今年もすぐ終わるよね……またいつでも来て頂戴いつでも待ってるよ」
「来年早々には、絶対に行くからね……またね」
 全くなんにもしてないなぁと思いつつ、ただボーとして過ぎていくなぁ。
まったくボー人間だぁ。すっかり怠け者。散歩と料理だけかぁ……

早い、早いなぁ。最近は、ひとりひとりの顔を思い浮かべながら、毎日、
少しずつ年賀状を書いてる……気の向いたときだけなので進まない。
 だんだんに怠け者になっているわたし。困ったものです。

 ☆☆ 暇があるのに のに のに ☆☆

   むかしはアフガン編みが大好きだ
   冬の夜は寝るまも惜しみ編んだもの
   みんなにプレゼントしたくて
   下手でも平気で喜んでくれると
   ドラえもんやらアンパンマンなんだって
   アラレちゃんだってししゅうした

   小さな子どもは大喜びする
   その顔を思い浮かべては
   あの子にこの子にあちらこちら
   ベストやらマフラーやら
   可愛らしいポシェットやらね
   下手なんだけど世界中でただひとつ

   小さい子はよろこんでくれたなぁ
   忙しいなかも苦にもしないでやってたな
   いまは暇でなんだってできるのに
   なんにもできないんだもん
   やろうとおもえばできるというに
   こころがはたらかない

   全くこころとは 不思議なことよ

   でもね もう ちょっと頑張りたい心はある   

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 人間の記憶
  サトウハチロー 落第坊主

 母が残していったものその他

 母の日には
 古いつりランプに灯をともす
 母が使ったガラスのほやを
 何十回もそうじさせられたつりランプ
 黄ばんでしまった紙の笠が
 昔とおんなじ影を落とす
 それがなんともいえないうれしさ
 母の日には
 古いランプの灯をともす
 この夜だけは
 盃に唇をふれず 
 母が好きだった番茶をすする

 この日だけは
 そういうボクでいたいのです

 ボクは、親不幸の見本見たいなこどもだったのですが、ふしぎに母の
使っていたものや、母が買ってくれたものをもっているのです。震災に
も戦災にも焼けなかったので、残っているのですが、友達の連中は、
「君がねぇ」と、みなびっくりして、首をかしげるのです。何でも右か
ら左にパッパッとひとにやったり、売り払って酒代にしてしまうボクが、
母が手をふれたり大事にしていたりしていたものを、ちゃんと持ってい
るのがおかしいのでしょう。
 ヘコオビもそのひとつです。母がへそくりで買ってくれたちりめんの
しぼりの帯です。しぼりのところはぼろぼろになっているのですが、ち
ゃんと箪笥の片隅に、はいっています。
 蒔絵の手文庫もあります。ふたをしめてその上を紫のうちひもでくく
る古い古い手文庫です。母が嫁に来たときに、持ってきたものだと聞い
ています。母や姉の写真とボクのへその緒が入っています。
  手文庫を開くと
  なつかしい匂いといっしょに昔の唄がきこえる
  母がよく唄ったアニイロリ―が聞こえる
  ボクの唇は自然にほどけ
  手文庫から立ちのぼる唄に合わせる
  でもボクは長く手文庫をあけておかない
  五分もあけておくと
  涙になるから……
 それがボクは五月の生まれなのです。よくよく母の日にえんのある男
にできているのです。
  たけのこごはんが、姿を消すと
  豆のごはんが 顔を出す
  どっちのごはんの 上にも
  かあさんが ぷっくぷっくと顔を出す
五月になると、こういう日がつづくのです。こういう日がつづくと、なん
となく母が残していったものをとりだしたりするのです。
 母を想う日のわがこころ
 すなおなり
 なんていう短い詩を色紙に書いてしまうのです。ことしも五月がきます。
折り紙で母に教わったカブトでも折って、机の上にならべましょう。か。

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短歌

 かみほとけおまもりくだされありがたいああ無事元気もう師走だよ

俳句

 難儀だな老いていくこと早や師走

川柳

 わたし風邪笑われる鬼の撹乱よ
            
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Comment

おはようございます^ ^

グランマさん、おはようございます(^^)
慣れないスマートフォンから読ませていただいています。

まあ、そのようなことを、仰らないでくださいませ。

私は、グランマさんの、お人なり、文章、考え方、ご性格、尊敬いたしております!!

人は年を重ねることは、誰でもできると、思います。

けれど、『私も、こうなりたいなあ』と、思われるのは、なかなかいらっしゃらないと思います。

私は、グランマさんのようになりたいです。^_^
  • posted by 窓
  • URL
  • 2016.12/14 08:54分
  • [Edit]

Re: おはようございます^ ^

こんばんは。寒い日です。
どうぞ、どうぞ、お大事になさって下さいませね。
そして、そのなか、お心を、ありがとうございます。
  エッありがとうございます。嬉しいわ。
  まぁありがとうございます。感謝です。
  わぁありがとうございます。飛んでいきそう。
なんと、ビックリしてね。驚いています。あ り が と う 。

 やさしい気持ちの貴女。
 なんだか嬉しくて、涙でる。

 ほんとに、ほんとにね。
 ありがとう。くれぐれもお大事にね。ありがとう。
 

  • posted by フェアリーグランマ
  • URL
  • 2016.12/14 17:31分
  • [Edit]

こんにちは。

師走!今年一年を、今までの人生を、振り返る時期かも知れません。
「くなんにもしてないなぁと思いつつ、ただボーとして過ぎていく」そんな時も必要かと。
  • posted by S-masa
  • URL
  • 2016.12/14 20:08分
  • [Edit]

Re: こんばんは。

> 
 ありがとうございます。
 そうですね。大事なことです。
 振り返るだけで疲れちゃいそうですが……。
 なんでもを、明るく楽しく、心をもっていくのがわたし。
  
 師走。今夜は今年最後の満月だそうです。とても美しいです。
 ☆が3~4つほど見えました。うれしいわぁ。
 あなたさまのあの美しい星がいっぱいの空が浮かんできます。

 ボンヤリなわたしです。

 私らしくボーとしつつ、そしてがんばりますね。

 うれしいです。コメントありがとうございます。
 
 
  • posted by フェアリーグランマ
  • URL
  • 2016.12/14 21:56分
  • [Edit]

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Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

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