おばあちゃんのひとりごと

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「ヤイ、みんな、よう見ておけやい。死ぬるちうことは……」峨山和尚さま

   友人の多いのはいい。人生を豊かにし、生命を豊かにし、生命
 をあたためてくれる。それには、いつどこで会っても、「よお、
 どうした」という気軽さ、胆の太さが必要だ。
                     石毛郁治

 友とは憎み合った時のことを考えてつき合へ、敵とは愛し合っ
 たときのことを考えてつき合へ。
                     伊庭貞剛


 昨日、あの雪の積もった中を、クラス会に行ってきました。な
んだか、行くまでは、それほど気が進まなかったのですが、行け
ば、みんな子どもにかえり、たのしいの!愉快でした。

 中学のクラス会。みんな素敵に歳をかさねておられた。いいなあ。
誰もがみんなとても表情がいい。穏やかないい笑顔。いい雰囲気
 その頃のことを想いだし顔を見ると、昔が浮かぶんですもの。
 みんなが話しかけて下さる。
「フェアリーちやんはお嬢さんだったよね。可愛いお嬢さんだったわ」
「我儘だったのかしら…今は違うから……ありがとう」
「可愛らしかったよね。今もだけど……」
「おちびちゃんだったからよね。きっと…ありがとう」
「家に遊びに行ったら、お庭があって,池があった……ね。」
「わたしも家に行かせてもらたったよ…大きな家だった……」
「図書室のような部屋があつた。、いっぱい本箱に本があったよね……」
「うん、父が本が好きだったからね。洋間に作りつけの本棚が……」
「私も、私も」「行ったよ」と、いう友があり、忘れてる私がいる。
 みんながいろいろとおぼえているのに、みんな忘れてる私。
 もうその家はありません。
 おとなりに坐った、男の子が、わたしにいうのです。
 かわいいことを……。   (坐る席も”くじ”なんです)
「よくできたので、話しかけたくても話しかけれんかった……」
「エッ、私なんて、できなかったよ。そんなこと言って下さって……」
「まあ まあ ありがとう」って、感謝しちゃいます。
 そしてある男の子はカメラでね。一人一人の写真を撮っては、写真がで
きる器械も持ってきていて、その場で写真にしてくれてくださる。
「これは死んだ時にひとりの……写真がないといかんでね。」
「さあ、笑って!いい写真だよ」
と、ひとり、ひとり、撮って下さり写真が出来あがる。クラス写真もね。
ビックリしちゃう。
 そのクラスの友人たちの話題が凄い。
 賭けごとをして大損したとか、相場をやってしまったとか~でてくる。
保証人をして土地を……株で損したとかやら、亡くなられた先生の話やら、
旅の話しやら、ご主人や奥さまや子、孫の話やら……いいなぁ……いい顔。
それを、さりげなく話される。その顔はもうすべてを乗り越えた表情だ。
 人柄もとてもいいな。老いるのもいいのでしょうね。楽しいもんです。

 みんな人生いろんなことを乗り越えてきた級友たち。さりげなく、話
す話題はもう消化してて、大変なおおごとがさりげないのです。

 なんと、12人の出席者なんですもの。それがよかったんでしょうね。
  (急に3人が欠席になったとかでした。役員は大変ですよね。)
 仲良く身近に話せて、こういう少ない人数は、余計にいいのかも。ね。
でも、やはり、みんなの人柄がいいのだな、おっとりとしてせこくない。
ふふふ。ああ。いいなぁ。
 
 そのクラス会はね。級友に”芸者の置き屋”を経営してる友で我が友の
店。その「料亭」でありました。クラスにおられるのです。
 とても、今までも、今も、頑張っておられる女性なんです。

 彼女は、若い頃から芸者になり、置き屋の娘なので、小さい頃から芸
事の日本舞踊やら三味線やらいろいろを習って中学の時も頑張ってた。

 10年ほど前かなぁ?忘れちゃったけれども。

 NHKで一時間のドキュメンタリー番組の取材され、放送をされた人。
なんです。全国放送で流されてね。立派なものでした。

 頑張ってこられ素晴らしい女性でね。今は17~8人の芸者さんをかか
えてがんばっておられるのです。さっぱりしたとても素敵な友人女性な
んです。放送された時は楽しみに見たもんです。
 「芸者遊びに来てよ……」と、いっておられましたが……
 「高くないよ……」とね。     

 そのクラス会の後、カラオケか、喫茶店かとなり、結局は、喫茶店へ。

 みんなで、喫茶店でコーヒーをしながら、笑い楽しくて、知らず知ら
ずに大きな声になっていたのも気づかずにお店の方に注意されてしまい、
「他のお客様のご迷惑になりますのでお静かに……」って、ふふふ。
あわてて、みんな一瞬。シュンとなり、もう真面目よね。神妙になって
それが可笑しくて笑えました。
 みんなホントにいい。3年B組(9組あったの.。A~Iまで)

 クラスのなかで仲良しの仲間。男性ひとりと女性二人で、その彼女の、
「芸者さんになって50周年(?)のお祝い」をしたことがあり「また
そのときの4人の仲間で逢おう」と、4人でやろうと約束して駅まで送っ
てくれて、雪の朝から出かけ、帰る頃には晴れて青空。
 とても、いい一日でした。

 楽しかった‼ 出掛けてよかった‼ ありがたい‼
 


   タンポポ魂
           坂村真民

  踏みにじられても
  食いちぎられても
  死にもしない
  枯れもしない
  その根強さ
  そしてつねに
  太陽に向かって咲く
  その明るさ
  わたしはそれを
  わたしの魂とする
     
 
  ☆☆ たのしいな ☆☆

  みんなが
  ちいさいころにもどっている
  ○○ちゃん
  ○○くん

  たのしいんだな
  むかしを想いだしてる
  あのこのはなし
  このこはなし

  死んじゃった子も
  病気の子も
  住所が分からない子も
  みんなみんな小さい頃の思い出のなか

  生きていいる

  みんなかわいいなぁ
 
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 十八史略の人物学
            伊藤 肇 著

 執着に徹した後の死生観
 作家の井上靖が六十歳になったとき、年頭の辞でこんなことを言っ
ている。
「六十の坂を越えるということは、競馬でいえば、第三コーナーをま
わって、あと直線コースへ入ったところだ。それをどう過ごすかとい
うことが重大だ。私はひたむきに仕事をしたいと思う。漱石でも藤村
でも鴎外でも、最後に組みついた仕事は立派だ。
 藤村は「夜明け前」。漱石は「明暗」だった。しかも偉いと思うの
 ”人生はわからぬ” という組みかたをしている。人生はわからぬ。
わからぬが、とにかく、それをわかろうとして必死に書く、という調
子で仕事をして死んだらいいと思う」

 そこには、執着に徹しきった後のつきつめた死生観がある。
 天龍寺の名僧、峨山が息を引きとるとき、枕もとへ弟子どもをよび
集めて、

「ヤイ、みんな、よう見ておけやい。死ぬるちうことは、どうやって
みても、やっぱり相当に苦しいもんじゃぞ。うっかり、おれは、もう
悟っているから……なんぞ自惚れるんじゃないぞ!」
 とわめいて、ふうふう言いながら往生したが、
 ――省略――

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短歌

 雪積もるそのなか歩く心地よさ白き世界を楽しみ眺めつ

俳句

 白き雪一足ごとに踏みしめ行く

川柳

 クラス会おさなに戻りがやがやと


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Comment

こんにちは~~~♪

冬嵐の中でのクラス会い参加!
大変だったでしょうが、行かれた甲斐があったのですね~!

同窓会での会話を伺うと、ほんと!
まるで歌子さんですね!!

歌子さんも、深窓のとまではいかないですが、
世間の汚さを知らずに、夢を見るように年齢を重ねてこられたお嬢様なんですよね。きっと。

年齢を重ねるにつれ、どうしても弱き人間は、俗垢に塗れますから、歌子さんのような、天真爛でいて、無垢な心をお持ちの方の傍に行くと、ほっと心が和むのですよね!

お家にたくさんの書物、蔵書があられた環境にいらしたのですね!
想像通りの、グランマさんでした!^^ヾ


  • posted by 窓
  • URL
  • 2017.01/16 11:23分
  • [Edit]

Re: こんばんは。寒い夜です。

窓さま 
いつも、温かいコメントをありがとうございます。嬉しくなります。

あなたに教えてもらって、”歌子さん”楽しい。
とても、好きだわ。ふふふ。
いつも、私のことを、とても、よく思ってくれて、ありがたくってね。ありがたい。ありがとう……よ。


あのね。この私の性格はね。忍耐我慢はあり。なんでもが平気。どこでもなんでも堂々と、我儘いっぱい。……。
我が両親が、こうしてのびのび育ててくれ……だから、ゆえに、艱難辛苦も明るく笑って乗り越えられたなぁ……そう思いつつ……
でも、また、親に思うのです。もうちょっと、しっかりとしたいい子に育ててほしかったわ。とね。アッハアッハ
笑える勝手なおばあちゃんなんです。

そうそう、並んでる本を見てて、作品名や作者は、結構、小さい頃からしっかりと覚えましたからね。
源氏物語もずらっとありました。
むかし 昔のこと。

ありがとうね。いつも、感謝です。


  • posted by フェアリーグランマ
  • URL
  • 2017.01/16 22:04分
  • [Edit]

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Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

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