おばあちゃんのひとりごと

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「みんな、海のものと、山のもの、持って来たかい?」

 賢い者が愚か者から学ぶことのほうが、愚か者が賢いもの
 から学ぶことよりも多い。
                 モンテ―ニュ

 すぐれたところがありながら疎んじられる人がおり、欠点
 だらけでも好かれる人がいる。
                 ラ・ロシュフーコー

 そうですよね。不思議なことですが、そういうもんです。
「窓ぎわのトットちゃん」は楽しいですよね。私も、小さい頃のことを
思いだすと笑えます。小学校は小さな田舎の小学校でした。私の学年は
6年間1組でした。だから、6年間には、1・2・3~4・5~6とで4人の担
任の先生に教えられました。一年生は年の多い女の先生でしたが……。

 いろんな思い出の中にあるひとつ。一年生のとき叱られた……思い出。

それが、担任の先生を見ていたら、靴が運動場も教室も同じ靴なんです。
 それに気がつきましてね。昔は上靴なんてありません。教室はみんな素
足です。そういう時代でした。
 どうして先生は、そうやっておられ、先生はいいのかが、わからない。
 先生だけが許されているのか?子供の履きものによるのか?わからず、
みんな、当時は下駄とか、ゴム草履とか、ゴム靴でした。その日は私は草
履でも、もののいい、たたみが張ったようないい草履で裏にはゴムがはら
れていたので、これなら、先生と同じように、やっていいと思ったのでし
ょうね。
 そして、先生と同じように、教室でも、履いてみたようです。
 見事に叱られ、思いだしても笑えますが。そうしてもいいと思いやった
のでしょうが……これはいい草履だからきっといいと……思ったのでしょう。
 楽しい子どもでした。考えると、そう思うのですが……?
 どう怒られたかは、覚えていませんが叱られ、してはいけないことと、教
えられたのです。
「先生はいいの?」
と、言った覚えはないので…叱られて、なぜ?と思うよりも、びっくりして
……先生はしてもいいけれども、子どもはいけないのだな?………って!
思ったんでしょうね。ふふふ。おかしな子どもでした。ね。
 (この思い出も、間違いかもですね。先生がそんなことされるわけないです
もんね。そうも……思えるんです?)
 しかし、先生は”悪い子”と思ったでしょうね”生意気”とか?ふふふ。
 先生のお顔も覚えていないんです……ごめんなさい。先生。
  ―――もうその先生は亡くなられましたが……―――


         *

      生
           坂村真民

    あなたがいられる
    それだけで
    わたしは生きてゆける
    ああ
    あさゆうのいのりを
    あなたにささげ
    きのうがあり
    きょうがあり
    あすがある


         *

   ☆☆ 生きている ☆☆

    毎日を元気で
    生きていられる
    生かさせていただいている
    
    大切な人らが
    元気でいてくれる
    みんなが生きている

    そのなかで生きていける
    ありがたいことに気づかされ
    感謝するのです

    ああ ありがたい

---------------------------------------------------------------------------
 窓ぎわのトットちゃん
                 黒柳徹子 著

 お弁当

 トットちゃんは、校長先生に連れられて、みんなが、お弁当を食べる
ところを、見に行くことになった。お昼だけは、電車でなく「みんな、
講堂に集まることになっている」と校長先生が教えてくれた。講堂は、
さっきトットちゃんが上がって来た石の階段のつきあたりににあった。
行ってみると、生徒たちが、大さわぎしながら、机と椅子を、講堂に、
まーるく輪になるように、並べているところだった。隅っこで、それを
見ていたトットちゃんは、校長先生の上着をひっぱって聞いた。
「他の先徒はどこにいるの?」
 校長先生は答えた。
「これで全部なんだよ」
「全部‼?」
 トットちゃんは、信じられない気がした。だって前の学校の一クラス
と同じくらいしか、いないんだもん。そうすると、
 「学校中で、五十人くらいなの?」
 校長先生は、「そうだ」といった。トットちゃんは、なにもかも、前
の学校と違ってると思った。
 みんなが着席すると、校長先生は、
「みんな、海のものと、山のもの、持って来たかい?」
 と聞いた。
「はーい」
 みんな、それぞれの、お弁当のふたを取った。
「どれどれ」
 校長先生は、机で出来た円の中に入ると、ひとりずつ、お弁当をのぞ
きながら、歩いている。生徒たちは笑ったり、キイキイいったり、にぎ
やかだった。
「海のものと、山のもの、って、なんだろう」
 トットちゃんは、、おかしくなった。でも、とっても、とっても、こ
の学校は変わっていて、面白そう。お弁当の時間が、こんなに、愉快で
、楽しいなんて、知らなかった。トットちゃんは、明日から自分も、あ
の机にすわって、「海のもの、山のもの」のお弁当を、校長先生に見て
もらうんだ、と思うと、もう、うれしさと、楽しみで、胸がいっぱいに
なり、叫びそうになった。
 お弁当を、のぞきこんでいる校長先生の肩に、お昼の光がやわらかく
止まっていた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 なんだか、楽しそうな学校風景です。
 子どもの頃って、何にも知らないので……海のもの、山のもの……。
 興味がわきまして、とてもいいとおもうのだけれども~なぁ。
 今の子どもらは、もっと、何でも知っていて賢いでしょうね。

 昔も今も……。今も昔も……。根本は同じでしょうね。


 短歌

  ちいさくて子どもの頃は面白い何にも知らずの昔の我あり

 俳句

  侘び助の咲いてる道を好きで行く

 川柳

  横綱がうまれるという嬉しいな


                
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Comment

おはようございます。^^ヾ

今週も、厳しい寒さで明けましたね。
お変わりございませんか。^^

グランマさんは、とっとちゃんや歌子さんのように、
発想がとてもユニークでいらしたのですね!

杓子定規に型に嵌ろうとせず、ご自分の目線をきちんと、小さなころからもっておられた。

それは、やはり、あの素晴らしい壁面いっぱいの蔵書がおありになるお家の教育の賜物、でしょうか。

私も、【学校は安全、先生は絶対的な存在!】と思っておりましたのに、、グランマさんのように、ユニークな発想する余裕すらなかったような。(;^_^

どうせなら、同じ過ちを犯しても、笑って受け止めていただけるような人間で在りたいですね。

今週も、よろしくお願いいたします。m(._.)m

  • posted by 窓
  • URL
  • 2017.01/23 10:43分
  • [Edit]

NoTitle

「海のもの」 「山のもの」どちらかが無い子には
先生の奥さま手作りの「海のもの」か「山のもの」を
そっと入れて下さる。確かそんなお話・・・
とっても印象に残っている温かい場面でした。
  • posted by nohohon
  • URL
  • 2017.01/23 17:30分
  • [Edit]

Re: こんばんは。

 窓 さま

 ありがとうね。厳しい寒さです。お体を大事になさって下さいね。

 いつも、とても、優しい温かい目腺で、読んでくださいまして嬉しいです。
 ありがたいこと。感謝します。
 
 歌子さんとは、とても、似ているなぁとホント驚きでした。

 のびのびと、暢気に、なんでもを認めてくれる亡父母でした。
 だから、我儘だし、発想も変わってる。失敗も多いし、ドジでね。
 そうそう杓子定規にはいかない……。その上に……。

 賢さがない、それが、ダメですよね。ふふふ。わかっているんですの。

 老いていく日々の中で、人生勉強をさせていただいたものです。


 人は認められると、いい芽が伸びます。認められたいと、努力します。

 あなたのコメントに有り難い……と、わたし、がんばろうと思います。
 ありがとうございます。
 私こそ、今週も、よろしくお願いいたします。

  • posted by フェアリーグランマ
  • URL
  • 2017.01/23 22:12分
  • [Edit]

Re: Re: こんばんは。

>  nohohonさま。
>
>  こんばんは。今、ちょっと、外に出たら寒いこと。
>  冷え込んでいます。
>  
>  コメント、ありがとうございます。うれしいわあ~
>
>  ホント、ほのぼのしますね。いいわぁ。
>  なんだか、楽しくて、あったかいですよね。
>  その光景が、優しさが溢れてて、浮かんできますものね。
>
>  ありがとうございます。またね。

  こんなふうに書かれていて温かいですよねーーこの光景が見えるよう~^~

「海のものと、山のものは、あるかい」
 とひとりずつ、たしかめてくださるのが嬉しかったし、それから、自分たちも、どれが海でどれが山かを
 発見するのも、ものすごいスリルだった」
 でも、母親が忙しかったり、あれこれ手がまわらなくて、、山だけだったり、海だけだったり、という子
 もいた。そういうときは、どうなるのか、その子はは心配しないでいいのであった。なぜなら、お弁当の
 なかをのぞいて歩く校長先生の後から、白いかっぽうまえかけをかけた……~~~~
 
                     (窓ぎわのトットちゃんより 黒柳徹子 著より)

  • posted by フェアリーグランマ
  • URL
  • 2017.01/24 06:53分
  • [Edit]

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Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

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