おばあちゃんのひとりごと

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「お弁当をたべる前に歌う歌」

 思いやりは情操のうちで最も大きなものだ。
              岡 潔

 父親が死んでも残念がらない根拠を生涯かけて子供たちに
 与えている妙な父親が居るものである。
     フランスのモラリスト ラ・プリュイェール

 私が小さい頃は、洋服も好きな服など売っていません。生地屋さん
で好きな柄や色の布を買って、自分で作るのです。だから、大体は、
ギャザースカートやワンピースやらです。小さい頃は、養女の姉が、
洋裁を習っていたので、妹とお揃いでつくってくれたものです。
「ねえちゃん。また作ってね。うれしい!」
「うん、つくるね」
 小学校2年生の時に、姉ちゃんはお嫁にいった。とてもさびしく
て、お嫁にいったときは泣きました。こういう別れがあるんだな。
と、知ったのです。
 6年生の時に、初めて、母がウールのショ―ルをくれて「好きに
作っていいよ」って、グリーン色でした。自分でベストを作り着て
ると、母はとても嬉しそうで……見ていました。
 白い毛糸でステッチをし、何かの本で見てやってみたのです。
 
 母の凄いところうは、上手く作れなくても、布を買ってくれて、
私の好きにやらせてくれたことですね。今思えば凄いことだなあ。
 当時、中原淳一さんの「それいゆ」という本が好きで、それを見
て、工夫していい加減にですが、よく、作りました。

 「それいゆ」という本が、とても素敵でね。今も思いだします。
 とても大切にしていたんです。(若き日の思い出)

 その本に描かれてる可愛い絵を見て、工夫して3歳くらいかな?
 姉ちゃんの子(姪)の小さいお洋服をフリルをつけたりして作り、
ひとつ またひとつと覚えたものです。フリルをみみをつかうより
三つ折りにして縫う……とかね。何にも知らずにやるのですもの。
よく、ねえちゃんも姪に、喜んで着せてくれたもんでちっちゃい姪
っ子も着てくれたものです。笑えるようなことです。ふふふ。
 洗濯したら「ここが駄目になった」と言う姉ちゃんのいうことを
聞き、こうしたらダメなんだなぁ?ここをしっかり縫わないと?
 中学生か高校生の頃だと思うのですが……。
 当時は果てしない夢があったのですが……。
 なんにも、ものにならず、亡き両親に申し訳なく思っちゃいます。

 努力がないのですものね。気がつけば、ただの情けない老婆の私。

       
       *
  
   お花だったら
              金子みすゞ

   もしもわたしがお花なら、
   とってもいい子になれるだろ。

   ものが言えなきゃ、あるけなきゃ、
   なんでおいたをするものか。

   だけど、だれかがやって来て、
   いやな花だといったなら、
   すぐにおこってしぼむだろ、

   もしもお花になったって、
   やっぱしいい子にゃなれまいな、
   お花のようにはなれまいな。

       *


   ☆☆  あたらしいじぶんになりたい  ☆☆

     なんとなく
     わかるんです
     じぶんの愚かさを
     だから賢く生きたい

     はなを咲かせたいけれど
     もう枯れてしまったなあ
     でも 新しい種をまき

     そうして そうして
     老いた今をじぶんで
     じぶんなりに

     ほんのちょっとだけでも
     よいじぶんでありたいから
     すこしずつなんとなく……

     いいかなぁと思えるように
     じぶんの芽をそだてていきたい
     あたらしいじぶんになりたいから

-----------------------------------------------------------------
 窓ぎわのトットちゃん
              黒柳徹子 著

 よく噛めよ
 で、ふつうなら、これで、「いただきまーす」になるんだけれ
ど、このトモエ学園は、ここで、合唱が入るのが、また、かわっ
ていた。校長先生は、音楽家でもあったからね「お弁当をたべる
前に歌う歌」というのを作った。ただし、これは、作曲が、イギ
リス人で、歌詞だけが、校長先生だった。というより、本当は、
もともとあった曲に、先生が替え歌をつけた。というのが、正し
いのだけれど、もともとの曲は、あの有名な「船をこげよ」

  ロー ロー ロー ユアー ボート
  ジェントリー ダウン ザ ストゥリーム
  メリリー メリリー メリリー メリリー
  ライフ イズ バット ア ドリーム 

 で、これに校長先生がつけた歌詞は、次のようだった

  よーく 噛めよ
  たべものを
  噛めよ 噛めよ 嚙めよ 嚙めよ
  たべものを

 そしてこれを歌い終わると、初めて「いただきまーす」にな
るのだった。
 ”ロー ロー ロー ユアー ボート” のメロディに”よーく
嚙めよ”は、ぴったりとあった。だから、この学校の卒業生は、
随分と大きくなるまで、このメロディーは、お弁当の前に歌う歌
だ、と信じていたくらいだった。校長先生は、自分の歯が抜けて
いたので、この歌を作ったのかもしれないけど、本当は「よく嚙
めよ」というより、お食事は、時間をかけて、楽しく、いろんな
お話をしながら、ゆっくり食べるものだ、と、いつも生徒に話し
ていたから、そのことを忘れなように、この歌を作ったのかもし
れなかった。さて、みんなは、大きな声で、この歌を歌うと、
「いただきまーす」といって、海のものと山のものに、とりかか
つた。トットちゃんも、もちろん、同じようにした。
 講堂は、一瞬だけ、静かになった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「おとうちゃんが、よく噛まないといかん…といってたよね。」
「私はちゃんと今も守っているよ。だからごはん食べるが遅いだよ」
 と、5歳上の姉は言う。私は嫁いでからというもの、だんだん早く
なっていた。教えなんて、守っておれなかったなぁ~ハッはハッハ。
                仕方ない。ことよ。
 


 短歌

  外に出てあまりの寒さ驚きて散歩止めようかひとりひるみて

 俳句

  大寒波いつまでいるか空に問う

 川柳

  友の文トランプ出たらテレビ切ると


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Comment

こんにちは~~~♪

今日は、大阪のわが住まいも、雪が積もっております。
こんな日は炬燵に足を入れて、となるのが良いのでしょうが。

中原淳一氏の絵は、どことなく、オードリーヘップバーンを彷彿とさせますよね。
時代は同じなのか分かりませんが。^^

グランマさんのお母様は、やはり素晴らしい方でいらしたのですね!
子どもの芽を摘む親は、最近、よくニュースになりますが、親というのは、子どもの芽を小さなうちに見つけ、そっと導いてやる存在なんだなって、今日のブログでは感じました。^^ヾ

  • posted by 窓
  • URL
  • 2017.01/24 10:51分
  • [Edit]

Re: こんにちは、ありがとうね。

 窓さま

 雪が積もったんですか。
 ワぁすごい。ホント、冷たいですものね。
 外に出ますと、ビックリしちゃいます。空気からつめたい。
 
 そういわれますと、そうですよね。
 「それいゆ」というのは、フランス語で「ひまわり」とかだったと思うのです。
 四角のような、形で、当時は、私には、その本が魅力でした。ね。
 でも、誰も買っている友人はいませんでしたが……。

 たぶん、私の両親はね。
 年をとってからの子どもなので、もう、子どものいいようにさせていたのでしょうね。
 だから、なんだって、好きなようにさせていた方が……ラクで……ね……。
 母は、見守るだけで、よかったのでしょうね。病気がちでしたし、ね。

 昔の人にしては、母は、なんでもが、勘のいい、判断力に優れた人でした。ものしりでした。
 だから、甘えられて、守られて、私のような人間が育ったんでしょうね。
 そして、私も、賢くて、なにかを、ひとつに絞って努力したら、良かったんでしょうにね。
 ”あとのまつり”
 ものには、なれませんでした。
 
 
 いまになれば、きっと、”それでいいよ”と、極楽だか、天国からかも? 
 亡き家族らが、みんなが集まって笑っていることでしょう。

 「あなたらしい。それでいいよ」ってね。ふふふ。

 亡き母のこと、褒めて下さいまして、いつも、やさしいコメントをくだされて、
 ありがとうございます。感謝です。
 
 

 
 
  • posted by フェアリーグランマ
  • URL
  • 2017.01/24 17:24分
  • [Edit]

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Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

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