おばあちゃんのひとりごと

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「吉兵衛参りきたり、何とてかくははやまりし」

 性格とは一つの「慣習」である。それは熟慮することもな
 く、魂からスムーズに流れ出る一定の行為である。
                 イヴン・スインナ―


 くだらん男も恋をすれば、少なくとも今より立派になる。
                 シェイクスピア

 恋は私たちを幸福にするためにあるのではなく、私たちが
 いかに強く苦しみの中に堪えられるかを、わからせるため
 にあるのだ。
                 ヘルマン・ヘッセ

 もう、昔、恋などとは、すっかり、と、忘れてしまったなぁ~。
  恋って、でもいいなぁ~ドラマでも恋がないとつまらないものね。

 昨日のこと、私は、どんな時も約束の時間より早くに行く人なの、
ゆっくりとコーヒーを飲んで待っていたら、定刻通りに素敵な彼女。
いつもと同じの雰囲気で、なんにも案じることなんてなかったわぁ?

 2ヶ月ぶりだなんて、なんにも感じずに、「あなたはいつも早いから
と、思ったんだけど……今になっちゃつたわ。」と自然な会話。

 裕福な彼女。素敵な恰好でね。体重は私の半分くらい。逢うと、ね。
 私のネックレスとか指輪とか、お世辞でね。いつも、褒めるの……。
「ありがとうね。これ1,000円よ……気に入った色だからね。」
「言わなければわからないじゃァないの……」
「いいのよ、別に、分かっても、わからなくてもね。いいの。」
「このブルーがとても気に入ってるからね……」
 いつも平気で、堂々としているんです。
 いろいろと考えちゃいましたが……それもいい機会でした。
 旧い友人とはいいもんです。なんといっても、家族のこともみんな知
ってるし、話題が尽きないからね。楽しかったわ。
 不思議なんだけれども、誰もがときには、いろいろと考えたいことも
できてくるのでしょうね。そういう時間も、あるのもいいのかも……。
 
 いろいろとお互いに、ゆっくりといっぱい話せて楽しいひととき。
 220円のコーヒーを飲み。彼女の好きな”はなまるうどん”に行き、う
どん(小)140円と芋のてんぷら100円で計240円でランチ。
 それがいいと言われるので、私も同じに今日の出費は460円でした。

 ”やった―!” なんて安いんでしょうね。そんなのある~という安さ、
と、また、その結構、美味しいこと。ふふふ。

 前にも、二人で夏の頃に、2~3回きたことはあるのですが………。
 彼女はやせていて、食が細いからね。ちょうどいいのでしょうね。私
は食べたぶんは、太るのですもの。このくらいの食事がいいかも。
 バスに乗る時に、
「おいしかったね」
「よかったわ」
「ねぇ。あの友人に、二人でいるときに、電話入れたらよかったかね?」
「みんな忙しいからね。暇なのは、あなたと私だけだから……いいのよ」
「そうだね。また、会おうね」
「うん、いいよ。バイバイ」
 と……一日が、無事に何事もなくすみました。ありがたいこと。
 案じているより、行動するがいいなぁと思ったわたし。

        *


      今を生きる

      咲くも無心
      散るも無心
      花は嘆かず
      今を生きる

        *

   ☆☆ いつも笑っていたい ☆☆

    いつも いつも
    やさしくいきたい
    
    なんだって 過ぎてゆく
    あっというまのことだから

    はらをたててるなんて
    とろくさいこと

    いつもあかるくありたい
    いつもゆっくりといきたい

    クヨクヨしないでおだやかにいきたい
    そうやっていきていきたいなぁ

    じかんがもったいないもの
    いつも いつも わらっていたいもんだな

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 帝王学のノート
            伊藤肇 著

 老婆心
 ――-省略―――
  文久三年、幕府御留守井役寄力、原武太夫によって「燕石十種」という
本が上梓された。その中に「高尾考」というのがあり、高尾大夫を名のった
美女たちの物語りを書いている。
 この二代目高尾の相手が石井吉兵衛元政という彦根藩の若侍だったが、そ
れが後年の「深草の僧上、元政」その人であった。
 元政の姉、春光院は井伊直孝の側室で、その関係から弟の吉兵衛元政も近
習として江戸話となった。時に十九歳。若侍たちに誘われて新吉原の妓楼、
三浦屋にあがる。その敵娼(あいかた)が遊女、高尾だった。
 高尾大夫はただ美しいというわけではなく、詩歌管舷の道に深く、教養人
の元政と深く結ばれるようになったのは自然の成りゆきだった。
 ところが高尾を身請けしたい、という男が現れた。もとより、元政にそん
な大金はない。見請けの日が迫り、二人はついに最後の夜を迎える。二人は
その夜を沈黙のうちにすごした。
 明くれば、主君直孝の歌会で、元政が一切とりしきらねばならない。その
最中、高尾から至急逢いたいという文がくる。だが、歌会が終わるまでは一
歩も出られない。悶々のうちに歌会が終わり、部屋にもどると主君から急の
お召しがあった。
 「何事かならん」と同候すると、「本日お歌会でのお前の様子はいかにも
尋常ではない。さだめし、身体の具合が悪いに相違ない。屋敷内では療養も
ゆきとどくまいから、ここを出て町方で療養するがよかろう」と申し渡され
枕を一つ賜った。元政は、その足で枕をもったまま吉原へ急行する。 
 揚屋へあがって、高尾をさがすと「自害して、いま、息をひきとるところ
だ」という。
「あっ」と驚いた元政は、宙を飛んでその部屋に入り、「吉兵衛参りきたり、
何とてかくははやまりし」と叫ぶと、高尾は薄目を開いて吉兵衛を見上げ、
かすかに微笑すると、こときれた。遺書には「吉兵衛殿と心中するつもりだ
ったが、吉兵衛殿が未だ現れぬゆえ、私一人が先に行って、あの世で待って
いる」とあった。吉兵衛はこの時、ふと殿から賜った枕が異常に重いのに気
がつき、ほどいてみたら、見請けするに十分な小判が詰められていた。
 やがて主君直孝は参勤交代で帰国する。その折り、吉兵衛は出家を願い出
て、草津の駅で別れて、髷をおろし、僧元政になった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 お殿さまのお心やらね。愛がありますよね。
 それほどに愛されたら、高尾さまはお幸せだったでしょうか。

短歌

 「がんばって」言えば老人「がんばらない」若きひと言う「がんばります」と

俳句

 すなおさをもちたきものよ春は来る

川柳

 老眼をかけてびっくりしわばかり

 
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Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

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