おばあちゃんのひとりごと

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今は、切れる年寄りが増えているようで、年寄りの傷害事件や殺人事件のニュースを聞くと、軽薄さに情けなくなります。

 馬鹿が馬鹿を馬鹿だといえば、馬鹿が馬鹿を馬鹿だという。
 馬鹿で持ったる我が世なりけり。
                斎藤緑雨

 すぐ役立つ人間は、すぐ役立たなくなる。
                藤原銀次郎


 「恋と願いは思えば叶う」といわれます。願いごとがあっ
 たらいつも念じていなさい。念ずれば思いは必ず天に通じ
 ます。
                大石政代

 確かにね。願い事がある時は、念じることはいいですよね。そう思う。
  二月になりましたね。なんて早いのでしょう。今日も寒そう。 
 若いママさんとランチに行く事になっています。お子様の話が聞けるか
な?楽しみです。
 
 昨日の朝は、嫂(ねえ)さんから宅配便が届けられ、開けてビックリ……・
「わあ~いっぱいだあぁ」と、ひとりごと。いろいろと入ってた。嬉しい。
 嫂さんに早速電話する。
「嫂さん。ありがとううれしいわぁ。大好きなもんばっかりだったよ」
「もう着いたの……なんて早いの。食べてね。」
 嫂を思うと亡き母が見えるのです。母と仲良かった嫂なのでね。
(若い頃の私が顔を出して、若き日の私が出てきて思い出に浸るんです)

 宅配の、あまりの早さにびっくり見たい。ああありがたい。わたしです。
 嬉しくなっちゃいます。手紙も書いてだしました。口では感謝が伝わら
ない口下手の私だからね。

 そして、昨日は、散歩に出ましてね。商店街を歩き玄関まできたら、お隣の奥様
と会う。
「あら、久しぶりですね」
「商店街で見かけたけれども、いつもと違う帽子で、いつもと違う、リュッ
クだし、ね。でも、やはり、あなたでした。そうだったわ。」
「うん、最近はリュックよ。」
「そうか、やっぱりそうだったのね。」
「声を懸けてくれたらいいのに……白髪染めやめてるからこの帽子にしてるの」
「リュックはね。バースデイ―プレゼントなのよ。ふふふ、嬉しいでしょ。」
「どこへ、行ってきたの?」
「写真展にね……行ってきたわ。」
「ふうーん。そうかぁ。またね。」
 今は、髪をたばねてる……可愛らしくちび丸子ちゃん風にしてたのでね。わか
らなかったみたい……人違いと思ったらしい。ふふふ。わかるでしょうに……。
感じが、違ったんでしょうね。おたがいにおばあちゃんなので、笑えるような事
なんですよ。アッハ。アッハ。


             *


          冬の星

                   金子みすゞ

  霜夜の           霜夜の
  まちで           そらの
  お姉さま          お星さま
  空をみながら        いちばん青い
  いいました         お星さま
  ――しずかに        ――ちょぅど
  さむく           あなたに
  さよならと         いうように。
  
 
            *


  ☆☆  夜空の星よ  ☆☆


     夜のお空を
     見上げたら
     ネオンの街では
     お星さま 
     ひとつかふたつしか
     見えないの

     夜のお空の
     お星さま
     キラキラ輝きたいだろう
     見えなくたって
     そこにあるのです
     父母姉星に兄星や妹星が

     きっと きっと
     このわたしを
     いつもいつも
     見つめてるだろ
     わたしをさがして
     いるでしょ

     そう思っているわたし
     そうしてそぅと手を合わせてるの

^--------------------------------------------------------------------------
  さわやかに死を見つめる80の話
                  公方俊良 著


 ただひとときの夢のたわむれ

 夢窓疎石が一人の弟子を伴って行脚をしていたとき、天竜川にさ
しかかり、渡し船に乗りました。
 乗合客の中に一人の泥酔した武士がいて、他の乗客たちにからん
で喚くので、乗客たちは迷惑がっていました。
 その様子を見かねて、疎石がいいました。
 「皆が迷惑しているから、しばらく静かにしなさい」
 酔いどれ武士は、注意されて癪にさわったのか、疎石のそばまで
やって来ると、手にした扇、疎石の額を殴りました。額が切れて血
が流れてきました。
 驚いた弟子が、武士に殴りかかろうとすると、疎石が弟子を止め
ていいました。
 「このくらいのことで腹を立ててはならん。仏教の修行はここを
どう忍耐するかじゃ」
 そして、「打つ人も、打たれる人ももろともに ただひとときの
夢のたわむれ」と詠みました。

 船が岸に着き、疎石が川辺で額の血を洗っていると、背後に人の
気配がするので振り返ると、先ほどの無礼を働いた武士が、川原に
手を着いて頭を下げていいました。
 「船上での無礼をどうぞお許しください。ところで貴僧のお名前
を教えていただけませんでしょうか」
 疎石が名を告げると、武士は深謝して去っていきました。この武
士は、後に疎石を訪ねて出家し、弟子になったといいます。
 夢窓疎石のように、怒りを抑え忍耐できる人には、人間の度量を
感じます。忍耐することを、仏教では忍辱波羅蜜といって大切な修
行の一つです。
 なる勘忍が、勘忍か。ならぬ堪忍、する勘忍、という諺がありま
すが、最近の人は忍耐心がなくなっているように思います。腹が立
つ。思うようにならないといって、すぐ切れる人が多いようです。
 昔は若者に無分別で切れる人が多かったですが、今は、切れる年
寄りが増えているようで、年寄りの傷害事件や殺人事件のニュース
を聞くと、軽薄さに情けなくなります。
 また、この武士のように、反省して謝罪し、やり直せる人は立派
です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 穏やかな人生をいきたいものです…老いも若きも。


短歌

 年寄りに誰でもなるが穏やかににこやかな老いなるが善きかな

俳句

 立春がくればなんとなく春感ず

川柳

 トランプに世界中の目が注ぐ


 
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Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

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