おばあちゃんのひとりごと

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「まな板にのせられた鯉はじたばたしない。覚悟を決めて動かない。いさぎよい魚だ」

 登山の目標は山頂と決まっている。しかし、人生の面白さ、
 生命の息吹の楽しさは、その山頂にはなく、かえって逆境 
 の、山の中腹にあるという。
                 吉川英治

 人間は自らの一念が後退する時、前に立ちはだかる障害物が
 ものすごく大きく見える。それは動かすことのできない現実
 と思う……そう思うところに敗北の要因がある。
                 松下幸之助

 そうですよね。そうなんですね。さあ元気だし頑張ろうかな。
 雨が降っています。この間東京の友人から、雨が少ないと手紙に書かれて
てそうねと思っていましたら今朝の雨。ひと雨ごとに、例年暖かくなるので
すものね。

 NASAが太陽系で外惑星で海が見つかった?とのこと。
 地球に似た惑星が、(生命の存在する生命可能する見つかったとか?)そ
の惑星に大気があるかどうか水があるかを、いまから調査していくとのこと
ですがいっぺんに7つの惑星~~とのことです。(NHKニュースでね)

 昨日のことですが、すっかり疲れてしまいました。
 なんだか、いつもと違う生活。昨日は早朝より病院。~~なんだか、情け
ないようなことですが……ふふふ。
――病院に行くことを忘れてはいけない――から始まり。検査診察お薬を院外薬局
でもらい帰ったら、こんな簡単でラクなことなのに……クタクタでした。
 2ヵ月後を予約しまして、次の受診はもう4月なんです。ふぅ……。
 診察の帰り、近所にいつもの薬局により、薬をいただくのに薬剤師さんが、優しく
薬のいろいろを説明し、注意してくださるのですが、
「今は薬も……この薬は……~~」
「うん。わたし、ものすごいちゃんと、薬、気をつけてるよ。大丈夫だよ」
「この薬は~~」と、説明をしてくれます(いつもと同じ薬ですし)
「大丈夫だよ。ありがとう。わたし、頭いいんだから……へへへ」
「そうだよね。~~~お大事にね」笑顔です。
「ありがとう。ばいばい」
 その薬局のお姉さんが前に、私に「いつも手を振って明るいから好きだわあ~」
と、いわれたなぁ~と、想いだし元気よく、いつものように手をバイバイとふって
帰り、ああ、すんだ!疲れた動けない。でした。ああ~思考力までがなくなってた。
こんなことで疲れててどうしようかしらんねぇ。わがままだわぁ。
 自分に言い聞かせてた。

       *

     仙人

  花をたべてた仙人は、
  天へのぼってゆきました。
    そこでおはなしすみました。

  わたしは花を食べました、
  緋桃の花は苦かった。
     そこでげんげをたべました。

  お花ばかりをたべてたら、
  いつかはお空へゆけましょう。
     そこでも一つ食べました。

  けれどそろそろ日がくれて
  お家のあかりがついたから、
     そこでごはんをたべました。


        *

   ☆☆ つかれちゃったな  ☆☆

     なんにもしてないのに、
     どうしてなんでつかれるのよ、
     
     なんだかわからない、
     そうだ むかしむかし
     おおばあちゃんが、

     「つかれた」って、
     いつも「つかれた」いってた。
     
     おおばぁちやんはいってたな。
     そうなんだ つかれるんだ。
     
     疲れたことだっただろうなぁー
  
     そいでも それでも いつも、
     いろいろとたすけてくださってたね。
     おおばあちゃんありがとうね。

     いまなんにもしてないのに、
     おおばあちゃんと思うとラクしてるのに、
     つかれちゃってる。
     はずかしいなぁおおばあちゃんに

---------------------------------------------------------------------
 日本人の心に響く名言
                川村真二 著

75 銀も金も玉にせんに
        優れる宝子にしかめやも   (『万葉集』の山上憶良)

―ー銀も黄金も、ありとあらゆる宝石も何ほどの価値があろうか。子供こそは
この世の宝である。これ以上のものはない――

 ここで私の父の一文を紹介させていただくのをお許し願う。文中、「ぼく」
あるいは「息子」とあるのは、私の父のことである。

 「毎年2月1日、わが家には皇居(当時は宮城と言った)のお濠に大きな鯉
を三尾放つという行事があった。この行事は30年近く行われ、一年も欠かさ
れることはなかった。
 三河町(東京神田区)のわが家から歩いて数分のところに、神田橋の市電
の停留場があり、そこから馬場先門まではいくらもかからない。だが大正時
代の東京の寒さは今の比ではない、電車をおりると、父が鯉を入れた大きな
バケツを下げてお濠に近づく。ぼくはあとからつづく。水をたっぷりふくら
んだ新聞紙をていねいにはがすと、大きな鯉の姿があらわれる。それを一尾
ずつお濠に投げ入れるのである。
 寒中の濠は凍りついている時もある。石を拾い投げて表面を割り、三尾を
放つ。小学三年の時、手袋をこすりながら、
「ぼく、来年こなくていい? 寒いもの」
 と鼻汁をすすりあげると父は、はじめて、
 『今日2月1日はおまえの誕生日だね。その日に鯉を放すのは、おまえが元
気で丈夫に立派な大人になるように、というお願いをこめて流すんだよ。鯉
は昔から出世魚という。鯉の滝登りという縁起のいい魚だ。端午の節句の,
5月5日には鯉幟があげられるのもそのためだ。それに俎板の上の鯉という。
まな板にのせられた鯉はじたばたしない。覚悟を決めて動かない。いさぎよ
い魚だ。わかるかい』父はぼくのうなずくのをたしかめてから、
『毎年魚屋さんから一番大きい鯉を買ってくる。買ってこなければその鯉は
誰かが買って食べてしまうだろう。死んでしまうだろう。死ぬのを待ってい
る魚屋さんの鯉を買ってきてお濠に放ってやれば、きっと長生きするだろう。
これが功徳というものだ。鯉を助けてやることになるからね。宮城のお濠は
禁猟区といって、誰もここで釣りをしたり網を張ったりして魚をとることは
できない。
 だから鯉は安心して泳ぎまわれる。親は子を生む。子は孫を生み、いよい
よ賑やかにふえていくにちがいない。実に気持ちの良いことではないか。三
尾流すのは、お前とおとうさんとおかあさんの分というわけさ。
 どうかおまえが身も心もすこやかに育つてくれるように、そう考えておか
あさんとも相談して鯉流しを毎年行っているのだから、よく承知してもらい
たい。2月1日の寒さはきびしい。だがこの日の主役はおまえだよ。だからや
っぱり来年も、再来年もきてくれなくては困るのだよ。え?わかるかい?』
 一言一言かみしめるような父の言葉だった。ぼくにはその意味が何となく
呑みこめた」
 この鯉流しの行事は大正2年2月1日から、昭和15年2月1日まで、27年間
続き、計83尾の鯉が放たれた。なぜ83尾かというと、最後の昭和15年1月に
母親が死に、その年は2尾しか流せなかったからだ。息子は、このとき中国
に出征していて、父親がひとりで2尾流した。
 昭和16年1月15日、息子は無事帰還した。奇しくも芝浦に帰還の船が着い
たのは母親の一周忌だった。この一年2ヵ月の忙しい戦地生活のなかで、息子
が父親に送った手紙は138通にのぼった。父親が送った手紙は91通だった。
 たった一人で待っていた父親は、「お母さんの一周忌に復員するなんて、
お母さんが呼びもどしてくれたに違いない」と歓喜して息子を迎えた。父親
は、その年の2月に息子と二人で鯉を流しにいけると大喜びした。ところう
がそれができなかった。
 1月29日の朝が、息子と父親の別れのときとなった。父親は起きるとすぐ
咳こみ苦しみ始めた。父親と息子は互いの手を強く握った。父親は息子の名
を呼ぶが、それ以上は舌がもつれ声にならなかった。今の今まで元気だった
父親は5分後、息を引きとった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なんだか、じーんとします。親の愛情がつたわります。

短歌

 その年になって見なければわからないその年になりわかるものなり

俳句

 おい鳩よ北風のなかなにしてる

川柳

 待つなにもせぬのも疲れラクなのに


 
 

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Comment

こんにちは~~~♪

 二カ月ごとの病院を数えてしまうと、一年はあっという間ですね!(;^_^

けど、調剤しさんとの会話など、それも、また楽しからずや、などと思うと、あまり苦にならないのでしょうか。

私も若いころは、登山が好きでした。
あまり高い山ではなく、1.500くらいの山を歩くのが、実は今も好きです。

けれど、膝の手術後、自信がなくなり、山は眺める存在になっています。

山を登ることって、人の一生に似ているように思います。
  • posted by 窓
  • URL
  • 2017.02/23 10:49分
  • [Edit]

こんばんは。ありがとうね。

 窓 さま。

 ありがとうございます。2カ月後はもう桜も散ゃっていますね。
 季節を先取りしちゃい、頭の中では、考えられないような、先の診察日ですもの。
 調子がいいからだと、安心しつつ、有り難いと思いつつ……喜ばないとね。

 先生が女の先生でお優しいから、どうしても、診察時間が遅れ気味でね。
 予約時間がずれていくでしょう。そうすると、それよりも、待つ疲れよりも、ね。

 私の、診察時間を短くしてあげたいと思っちゃうんです(笑)
 
 待っておられる人のことを、考えちゃってね。なんでもが、ピントはずれのわたし。
 だって、ものすごく大変そうな患者さんがおられ……私は……まだいいなぁしあわせ。
 ヘンなところに気がいくかわり者なんです。長い時間待って、診察は一瞬です。ふふふ。
 これも、まだまだ元気だから、ありがたい。ありがたい。

 待っているだけで、疲れているというのにね。

 その待ち時間に見る光景。

 介護士さんが、患者さんに説明をしているのを聞きながら、しみじみと大変だなぁ……。
 私のように、その傍でお若い夫婦も聞いておられ、二人で目配せし笑っておられる。
 だって。
 いくら説明しても、しばらくすると、また何度も同じことを聞く患者さんに、また丁寧に、
 説明しておられる介護士さん。とにかく、優しいのです。大変だ。

 ああ、私も、同じようにならないようにしないと……ね。ふふふ。今にわが身だわ。

 
 それからね。
 薬剤師さんは苦にならないのですよ。いつも、話しかけてこられます。
 とても、嬉しそうに話してくださるから、私のためによね……そう思うのです。
 有り難いと思わないとね……そう思うのです。

 そうですよね。登山ね。そうですよね。
 人生もそうですよね。
 そうでしょうね。

 いつも ありがとうございます。
 
  • posted by フェアリーグランマ
  • URL
  • 2017.02/23 20:22分
  • [Edit]

嬉しいわぁ。ありがとう。ね。

 セシル さま
 おはようございます。
 いつも、ありがとうございます。
 
 ご病気は大変でしたね。お辛かったでしょう。
 
 でも、ホント、よかった。ありがたいね。
 お元気になられ、とても、うれしいわぁ。
 
 あなたの心がつたわってきます。ありがとうね。
 
 くれぐれもお体を、大事になさってね。
 毎日を楽しくお過ごしくださいませ。ね。
 ありがとうございました。嬉しいコメント。ありがとう。
 
 
 
 

 

 
 
 
  • posted by フェアリーグランマ
  • URL
  • 2017.03/27 07:14分
  • [Edit]

ありがとうね。

セシル さま

おはようございます。
ありがとうございます。

なんだか。昨日のコメント。
 
コメント上手く伝わったかしら、ごめんなさいね。

わたし、実は、PC すべて、不得意でね。何も知らないのです。
こうして、ブログ書いてても、すぐに、消えてしまったり、ドジしながらなんです(苦笑)

あなたのブログの見方も分からないのです。可笑しいでしょう。

だから、いろいろと失礼があるかと思うのですが、ごめんなさいね。

 あなたは、とても、心の美しい、素敵で素晴らしい女性で、ガンバリ屋さんで、力強い方だと思います。
 いい人生にしておられいいなと思っています。
 応援しています。
 いいごふうふでしょう。
 羨ましいですよ。しあわせ。

 どうぞ、幸せは自分が育て、自分が感じ、自分が思う。

 そう思うのです。
 私はそう思って、へこたれないで、めげずに、がんばっています。わらえるでしょう。

 朝からすみません。よろしくお願いいたします。


  • posted by フェアリーグランマ
  • URL
  • 2017.03/28 08:10分
  • [Edit]

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