おばあちゃんのひとりごと

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すると、子供が「もう死んだ!」と吐き捨てるように言ったのである。

 どんな一事、一物からでも、それを究尽すれば、必ず真理に近ずいて
 いき、ついには宇宙、天、神という問題にぶつかるものだ。
                   安岡正篤

 この星を救うために僕らができるのは、本当はごく小さな、謙虚な、
 とても控えめなことではないだろうか。
                   ウエンデル・べリ―

 今朝は晴れています。心地よい朝。
 昨日の早朝のこと。友人から「なに、昨日来てくれなかったね。……待ってたよ」と。
 伝統工芸展に行ったのですが、作品展だけ見て、クタクタに疲れていたので、お茶席には
お客様がおられたので寄らずに帰ったのです。「今日は来てね」と、……ありがたいこと。
 そう言ってくださる気持ちが嬉しくてね。昨日は早速バスで出かけました。
 皆さんが素敵なお着物姿で頑張っておられました。美味しいお菓子とお抹茶をいただき、
ゆっくりとおしゃべりをして、その後、陶芸・染色・漆工芸・木竹工・人形・金工・工芸の
作品を楽しみ眺めました。心が豊かになります。日本の伝統の素晴らしさを感じるのです。
 そして「明日も来て!」と、言われてて、チケットを頂いてるので、友人に差し上げたり
し友が頑張っているので、毎日が暇な私もこういうときぐらい。少しでも、微力ながらね
私も………わたしなりに出来ることを………友のためにがんばろうかなぁ。さて昨日は、ね。
 その前に、モーニングコーヒーに行きましたらね。いつもは、デイサービスに行っておら
れる。ご近所のおばぁちゃんとご一緒になりました。お会いしたとき、いつもより顔の表情が
暗く調子が悪そうでしたが、こころなしか明るい表情になってこられた気がしました。
 娘さんが私と話すといいと、おっしゃっておられる……そう言われてるとか?おっしゃる。
「頭がいいからね。いつも笑顔だし、話しているだけでいろんなことが分かるからね………」
「あら、ただ、単純なだけでお馬鹿です。誰でもちゃんと考えればわかることを言っ………」
「明るくなれる。そして、かわいいから……なにを聞いても楽しいからいい気持ちになる…」
「まぁ有難うほめて下さって、ふふふ。嬉しいわぁ。がんばらなくちゃぁね。ふふふ」
「ほんとなんです。だって話してくださるとよくわかるから………気持ちがス―とするから」
「ありがとうね。また会いましょうね。楽しみにしてるわ。元気出るわ。」
「なかなか会えないから……」
 

      *

   この世は
   わたしと
   佛と逢う
   ところ
        相田みつを

      *

  ☆☆ みらいへのなにかのために ☆☆

    いろんな人との出会いは
    大事な経験 未来へつなぐなにか

    いい人に出会ったら
    真似ていい人になりたい
 
    考えてしっかりといきたい
    老いてもわからないことばかり

    そうやって未来へのなにかがうまれていく

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 小さな人生論②
              藤尾秀昭 著
 
 過去が咲いている今、未来の蕾で一杯な今

 青年は地方から東京の大学の英文科に入った。同級生の誰よりも貧しかった。アルバ
イトも考えたが、本を読み、語学をマスターする時間が惜しくてアルバイトをする気に
ならなかった。
 
 残された道は徹底的に節約して、育英会の奨学金のみで生活すること。煙草は吸わな
い。喫茶店には入らない。映画は見ない。靴はバザーで中古を一足だけ買った。教授の
家を訪問する時のためである。普段はもっぱら運動靴。靴下も一足のみ。運動靴の時は
靴下を穿かなかった―――このようにして一足の靴と靴下を四年もたせ、卒業生総代の
答辞を読んだ。渡部昇一氏の若かりし頃の姿である。その「過去」が渡部氏のその時そ
の時の「今」となって咲いた。「過去」の結晶である「今」が「未来」に向かっての蕾
となり、さらに花開いていったのだ。

 話は飛ぶ、つい最近のことである。

 電車でひと組の父子と乗り合わせた。父親は四十歳ぐらい。気のよさそうなサラリー
マン風。子どもは小学五,六年生といったところか。父親は本を見せながら、しきりに
子どもに話しかけていた。
 一見、仲睦じい親子に見えた。しかし、何気なくその子どもの顔を見て愕然とした。
不貞腐れたような、父親を侮蔑したような、なんとも形容し難い目で父親に対していた。

 それでも父親は微笑みながら本を指差し、話しかけていた。すると、子どもが「もう
死んだ!」と吐き捨てるように言ったのである。
 自分はもう死んだのだから話しかけるな、黙っていろ、ということらしい。こちらの
胸まで凍りつくようなひと言だった。さすがに父親も青ざめ、押し黙った。

 この父子にも子が父を慕い、父が子をあやす微笑ましい時期があっただろう。その関
係が一体いつ壊れたのか………。母親の父親に対する態度をそのまま子どもは受け継ぐ
という。もしそうなら、この子の父親への態度には母親のそれが投影しているのかもし
れない。いずれにしても、この父子の関係は一朝一夕にできたものではない。長い年月
を経て、徐々に形成されたことは確かである。

     過去が咲いている今
     未来の蕾で一杯な今

 陶芸家・河井寛次郎の言葉である。
 何と美しい言葉だろう。
 なんと人に勇気と希望を与える言葉だろう。

 しかし、この言葉は「いまをどう生きているか」について、私たちに内省を促す言葉
であることを見透かしてはならない。
 いみじくも、二人の聖人の言葉がある。

 いまのあなたがいまのあなたの運命にふさわしい―――釈迦
 あなたの行動はあなたの未来の予言者―――キリスト

 あなたはいま何を考え、どういう習慣を持ち、どういう行動をしているか―――その
「今」を自らに問うていきたい。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ――いまのあなたがいまのあなたの運命にふさわしい――そうなんです。
 子どもって、5~6年生の頃、その個性がでてきますものね。ドキリの光景ですね。 

短歌

 やさし友と長電話よし声を聞き田園風景浮かびくる夜

俳句

 こすずめのちょちょと歩く春公園

川柳

 不満足なかにあります満足が
 

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Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

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