おばあちゃんのひとりごと

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「夜もすがら雨戸たたくは風ばかり夢おどろかしてよ吾子の帰るか」白蓮夫人

 大地を一歩一歩踏みつけて、手を振って、いい気分で、進ま
 ねばならぬ。急がずに、休まずに。
                 志賀直哉

 きつくても、がまんすること。がまん、がまん。
                 サミュエル・スマイルズ

 今朝もいい空。心地よさそうね。
 昨日も、そして今日もいい…気になりそうで、なんだか嬉しいわ。
 爽やかな29日。アジサイの花が少しずつ咲きはじめました。
モーニングコーヒーに行きましたらね、ご近所の男性と隣同士に坐ったのでね。
二人で討論会のように話しましたが、考えが少々違うから面白くて楽しかった。
 そんななかで、喫茶店の人が重要そうに、
「今日気がつかれましたか?」
「エッ何を……」
「パンの焼き方が、ちょっと違うんですよ。高級になったんです」
「エッ、わたしそれはよくわからないけれども、なんか違うなぁ?とは思った」
「そうだね、今日はいつもより違ってたな……そとはカリッとしてなかが……」
 ホントのことに「アレッ」 これなんか微妙に違うなあと思って食べかけちょ
っと、眺めてしまったんです。だからね。
「よくわからないけれども、分かったよ」
 嬉しそうでした。なんとなくわたしも、何かが違うと言う繊細さがまだある
自分が嬉しくなりました。さわやかないい日でした。ね。昨日は。


       *

           相田みつを7
      原点
    アノネ
   人間にとって
   一番大事な
   ものはなにか?
     そこを
     原点として
     考えてゆけば
     あとは自然にわかって
     くるよ

        *

   ☆☆ いいと思うことをする ☆☆

      あなたがわらう
      わたしがわらう
      だれもがわらう
      そうしてなんだか
      まわりのすべてが
      幸せな気持になる

      生きていくって
      そうでありたい
     
      それがなかなかできそうで
      なんだかみちはずれるんだな
      いきていくってそう

      そういうもんだな

------------------------------------------------------------------------------
こころの開眼    
                松原泰道 著
 天田愚庵
 明治戊辰の役の会津若松の戦いのときです。五郎という一人の少年の目の前で、彼の
両親が流れ弾にあたって亡くなりました。たとえ少年でも、両親の死を目撃し、間違い
でない事実を確認していても、なおどこかにお父さんやお母さんが生きているにちがい
ないと思いこむのです。私ども戦争の遺族には、その気持ちがよくわかります。たとえ
戦死の公報が入っても、どこかに生きているに違いない。あるいは奇跡の生還というこ
とがあるのではないかと……。この悩みは、知識があろうとなかろうと、利口であろう
となかろうと、同じです。
 宮崎の白蓮夫人の一人っ子が戦死してついに帰ってこない。白連夫人は、この悲しみ
を歌に詠みます。わかりやすいように歌の意味をさきに申しますと、「近所では、戦死
の公報も入り本人の慰霊祭もすませ、お墓も建ててから、はからずも息子が生きて帰っ
てきた、あるいは主人が帰ってきたという話も聞いた。私の息子にもそんな奇跡がある
といいのだが」と、その歌は、

  夜もすがら雨戸たたくは風ばかり夢おどろかしてよ吾子の帰るか

 本当に切ない母心の歌でございます。
 この思いは、さきに記した会津若松の戦災孤児にあっても同じです。両親が生きてど
こかにいるにちがいないと信じて、五郎少年は親をたずねるたびに出ます。長い旅路で
成長して、いまは青年です。たまたま京都の嵯峨の天龍寺にたどり着いたときに、有名
な山岡鉄舟にであいます。山岡鉄舟は明治の大人物です。剣道の達人であり、禅も極め
た人です。とくに、江戸城明け渡しのときも、勝海舟、高橋泥舟、とともに「三舟」と
呼ばれた立派な人物です。 鉄舟は、彼あわれに思い、やさしく教えさとします。

 いたずらに外にむかってその面影をたずねんより 
            内にかえってその人を見るにしかず

「おまえは、死んで会えるはずもない両親の面影をたずねて、空しく旅をするよりも、そ
れだけ骨折りを自分の内側に向けて、面影じゃなくておまえの両親の心を知ったらどうだ」
という教えです。
 鉄舟のこの言葉が縁になって、この青年は鉄舟について出家をします。その後も、この
青年は多くの苦労を重ね、波乱万丈の生活をします。清水次郎長の養子になったり、さま
ざまな人生の試行錯誤を重ねて、のちに京都の桃山の近くに庵を作り住んだ。天田愚庵と
いう明治時代の有名な歌人になります。また俳句もよくしました。
 ここで申し上げたいのは「内にかえってその人を見るにしかず」という。今日のお話の
一番大事なことであります。
 天田愚庵を例とするなら、なくなった両親に会おう、という無理な願いを起こさず、彼
の両親のいったこと、したことの中から何かを学びとろうとする努力が、本当に亡き親に
であえる道だということになります。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 「……面影じゃなくておまえの両親の心を知ったらどうだ」なんか、心にしみます。 
 亡き親にであえる道……親は子を、子は親思う。

短歌

 亡き親の思いを思はば毎日を楽しく明るく生きるそれそれがいい

俳句

 五月の風ここちよきかな歩みゆく

川柳

 なんでもにがんばろうというそう思う


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Comment

感謝☆

グランマさま、こんにちは。

何処に行っても 何方とお話されても楽しそうですね~
思わず、会話の中に入って聞き耳を立てているような時があるのですよ^^
ほんと、楽しそう~♪

>何かが違うと言う繊細さがまだある
ちょっぴり楽しくて、奥が深いなぁと感じました^^
大切な言葉ですね~ 私もこんな意識をもって生活します(笑

それに、笑いですね☆
みんな みんな 一緒に笑って幸せな人生でいたいですね☆
今日も有難うございました☆☆p

  • posted by coco
  • URL
  • 2017.05/29 13:44分
  • [Edit]

こんにちは~~~♪

今日は初夏のような暑さですね。
私は今、実家から帰ってきました。

山々は緑がさらに濃くなって、夏を想わせてくれました。

そうですね、私もいつもとはいきませんが、
四季の移ろいを、敏感に感じ取れるような心のアンテナを持っていたいなと思います。

今週もよろしくお願いいたします。m(._.)m
  • posted by 窓
  • URL
  • 2017.05/29 17:21分
  • [Edit]

NoTitle

パンの焼き方が、変わった。
でも、良いですよね。
慣れて安全に昔のままではなくて
少しでも、進化しようとする心意気。
お客様の為に・・。

いつも訪問ありがとうございます。
応援して帰ります。
ヽ(≧▽≦)/ポチ☆彡
  • posted by 雫
  • URL
  • 2017.05/29 19:41分
  • [Edit]

老いて鈍感になってるから、その微妙さね……

 coco さま

 こんばんは 暑くなってきましたね。

 そうそう、誰とでも声をかけて話すんです。
 そうしないと、一人でしょ。
 誰とも話さないで一日が過ぎちやうから、ね。
 
 
 今日も、誰かが「フェアリーさーん……」と呼ぶ声のしてね。
 走って追いかけてきてくれたみたい。聞こえなくて、ボンヤリしてるわたし。

 若いママさんだった。「足早くなりましたね……」そうかぁふふふ。
 ご主人が、「あの人……フェアリーさんうじゃない?」って!見つけて下さったみたい。
 久しぶりに、そうやって、ちょっと、立ち話ができて、幸せ。
 
 お子様が元気で頑張っておられると聞き嬉しい。

 <それに、笑いですね☆
 そうそうね。そうなんです。

 こちらこそ、有難うございます。嬉しいわ。
  • posted by フェアリーグランマ
  • URL
  • 2017.05/29 19:54分
  • [Edit]

初夏のようです~~

 窓 さま

 こんばんは 暑くなってきましたね。 
 ご実家ね。嬉しいですね。
 ふるさとはいいもんです。
 風景からなにからなにまでね。
 なつかしいけれども、長い間に、すべては変っっていますね。
 
 そうそう、遠くの山をみますと(今は、山は、全然見えませんが……)、春に近い時はもやぐ感じでね。
 そうして新緑から常緑ってね。夏ですよね。いいですよね。四季のうつろい。いっぱい感じたいね。

 わたしは、ほんと、だんだんすべてに鈍感になってるわ~~だめだわぁ。
 

 いつもありがとうございます。
 こちらかそ、嬉しいわ。ありがとう。よろしくお願いいたします。
 
 
  • posted by フェアリーグランマ
  • URL
  • 2017.05/29 20:13分
  • [Edit]

そうなんです。凄いですよね。

 雫 さま

 こんばんは 有難うございます。
 パンも、なんとか法とかいうのだけれども、やはりひと工夫されているのが分かります。

 なんでも、いろいろと、進化していくものですね。

 なんだか、テレビのCMを見ていると、炊飯器も米が立つているとか言いますものね。
 欲しくなりますよね。でも、買えはしませんが~~ふふふ。
 いいなぁと思いますもの。ふふふ。
 いつもありがとうございます。
  • posted by フェアリーグランマ
  • URL
  • 2017.05/29 20:22分
  • [Edit]

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Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

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