おばあちゃんのひとりごと

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世阿弥の言った「初心忘るべからず」の意味はかなり違う。もっと厳しい。

 何事も経験してみるまではわからない。

 諺も、人生で経験してみるまでは諺にならない。

         ジョン・キーツ


 すぐ、わかりましたという人間に、わかったためしはない。

         小早川隆景


 

 昨日はね。嬉しいのです。友人が東京へ嫁いだ娘さんが、お孫ちゃんを連れて、新幹線で来る

ので駅まで迎えに行くから「娘がつくその前に会おうね。ランチしようね」と、連絡が入り出掛

けて、素敵な和食の店でランチし私だけは生ビール(彼女は全然お酒飲めない人なの~)をいた

だき、ゆっくりと話した。その友は、日ごろから優雅な暮らしをなされてる人で、今年からは、

大学生の男孫が近くの大学に入学されたので、一緒に住むようになりかなり楽しそう「孫と住む

のもいいもんだ」と、笑顔でいろいろと話をされ、聞いているだけで心地よいのですもの。

 昔のことやらいっぱいつもりつもった話をして、私に………こう言われる。


「あなたは昔からちっとも変わらない年をとらない。昔のままだわ。頭の回転もいい~~~」


 とかなんとか、褒めてくださる。そしてその友の友人が「いつも貴女のことを話すから~~

貴女に会ってみたいといつも言われ頼まれてているのよ」とか? 嬉しいじゃぁないですか。

 酔っていい気持ちが、ますます、いい気持ちになる私でした。いつでも誘って頂戴。という。

そのあと彼女は「帽子がほしい」というので、私が、よく知っている店に案内し、値段もお手

ごろで、一応ブランド品の帽子を、二つ買われた。美人なので、よく似合う。グレイとおとな

しいオレンジ色と、とても似合い素敵で本人も喜んでおられた。似合っていたなとふと今思う。

 新幹線の駅までまた、送り~~私は、バスで帰った。


 さあ、今日もランチなんです。誘ってくださるので大喜びで楽しんでいくのです。

 89歳の友人と、あとは私と同じくらい。でも電車で遠出だわ。駅まで友人が迎えに来てくれ

る。大好きなとても仲良しの気の合う仲間だから楽しみ。しかし、さすがに、89歳にもなると、

忘れるといけないと思うのか何度も電話が入るんです。その気持ちもわかりますので、何度も、

「10日よ。○○ちゃんが、迎えに来てくれるわよ~~待っててね」その気持ちがわかるから。


   ”子ども叱るな来た道じゃ

    年寄り嗤うないく道じゃ”


 さてさて、明日はまた予定があるし、今週はいつも、暇な私も、忙しいわぁ。

 暇な私が不思議よ。元気よくがんばらないと~~~頼りにされるうちはがんばろうと~~~。


          *

         ねがい

               坂村真民


      見えない

      根たちの

      ねがいがこもって

      あのような

      美しい花となるのだ


                            *


   ☆ 咀嚼 ☆


   なんだって

   咀嚼し

   そしていいものを

   体や心の栄養にし

   いらないものは

   体の外へ排泄するがいい


   咀嚼していると

   傲慢な心も

   消え謙虚になれる

   噛んで噛んで

   わるいものとをわける 

   咀嚼するがいい

  

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 日本人の心に響く名言

               川村真二 著

 初心忘るべからず

               (世阿弥「花鏡」)


 現在、新しい人生の門出のはなむけの言葉として、

「『初心忘るべからず』です。今日のこの時の初々しい気持ち、新鮮な感動、一生懸命さをいつま

でも忘れずにがんばってください」

 などと用いられている。これはこれですばらしい用い方である。 

 しかし、世阿弥の言った「初心忘るべからず」の意味はかなり違う。もっと厳しい。

 初心者はすなわち未熟者である「能を始めたころのあの未熟だった自分の芸をしっかりと覚えて

おきなさい」というのである。

 そうすれば現在の自分の芸と比べて、どこが成長したのか、どこがまだ不足なのかがわかる。初

心の芸境を忘れては、自分の上達の過程、姿が見えない。また、自分の芸が初心の芸に逆戻りして

いることにも気がつかない。初心の芸境を忘れないで、どこまでも工夫をおこたらず修行していけ

ば、やがて、見る人に感動を与える芸の美しさ、魅力、すなわち、世阿弥の言う真の「花」に近づ

ける。というのである。

 我々は ”世阿弥のいう初心” はおろか ”初々しい初心” も覚えてはいないのではなかろうか。

初心の時もそのあとのことも、漠然とした記憶が脈絡もなく去来することがほとんどであろう。と

きには何でこんなことを覚えているのかと思うほど何の変哲もない事柄を覚えていたりする。 

 年輩者がふと若い頃の記憶をたどることがある。そして、「自分はずいぶん未熟だったな」と気

づくこともある。そこで、かつての自分の仕事などに関し資料を繰りながら、教訓などを整理する

という人は少しはいる。

 それはいいことに違いないが、その仕事の終了後の気づき、あるいは仕事を退いたあとの学びで

は遅いのである。その仕事を担当しているときや現役時代に、折々振り返り、素直に初心の未熟さ

を認めなければ、真に己を磨いたことにはならない。相当外になったり引退後では、自分の手では

実際の成果、「花」を生み出せないからである。

 人は印象深いことはかなり覚えている。スポーツの世界であれ、芸事であれ、ビジネスであれ、

自ら挑戦し、計画し、苦心し、工夫してなし遂げたことなど、泣きたくなるほど苦労したことは覚

えている。そういうものはすべて成長の糧になる。

 初心は意識しないと記憶に残らないものでである。忘却は人間の性(さが)である。

 また、たとえ意識しても記憶は日々さいまいになっていく。それを防ぎ、成長の糧にする方法は、

平凡だが定期的に自分のできるようになったこと、その要因、まだできないことを期延するしかな

い。

 おごったときは、初心も忘れ、謙虚さも失い成長もとまる。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 ………おごったたときは、初心も忘れ、謙虚さも失い成長もとまる。………

       身にしみてこの心を忘れないでいたいものです。


 短歌


  友と会うコーヒー店は混んでいて若者の「やばい。まじ」聞こえくる


俳句


 汗ばみて真夏ですものねひとりごと


川柳


 涙する自然の被害つらすぎる



 

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Comment

なさけなや

こんにちは
子供とお年よりはお国の宝とならいました
明日を担うのは彼らだし
今日があるのは彼女達のお陰でありますからと
おいらは未だに来た道をぐるぐる・・・
叱られてばかりでごじゃりまする
この歳になって爺婆の小言が身にしみるとは・・・
とほほ。
  • posted by はしびろこう・ウナ
  • URL
  • 2017.07/10 08:16分
  • [Edit]

こんにちは。

”子ども叱るな来た道じゃ 年寄り嗤うないく道じゃ”
いい言葉ですね。
たしかに子供を見ると、自分も同じような事をしてきたなと思います。
親のようになるのか?少し抵抗はありますが、将来振り返ってみればそうなっているのかもしれません。
  • posted by S-masa
  • URL
  • 2017.07/10 13:07分
  • [Edit]

堂々といきましょう。

 はしびろこう・ウナ さま

 こんにちは、暑いですね。なんという暑さなのでしょう。

 そうですね。明日を担うのは、あなたさまもです。

 いくつになっても、力をあわせ、来た道もいく道もがんばりたい。わ。

 力にもなれない………かもだけれども、自分が元気でいることだけでいいかな。
 そう、思うのですよ。 
 叱られるってことは、見込みがあるから、叱ってくださる。ふふふ。
 見込みあるのです。喜んでいきましょう。
 のんきな私は、いつも、叱ってくださればありがたい。ありがたい。
 と、思うことにしています。のんきでしょう。

 こういう、考えもありますから、楽しんでいきましょう。
 
 いいでしょう。こういう、考えもね。なさってみてくださいませ。
 コメント、ありがとうございます。
  • posted by フェアリーグランマ
  • URL
  • 2017.07/10 18:09分
  • [Edit]

 もう一歩。先を、ゆかれます。

 S-masa さま

 そうですよね。私もこの箴言がとても好きです。

 嫁いだ頃、やさしい義祖母がおられ、その姿を見てて、感じ入りましてね。
 その、お年寄りの愛情を深く感じましてね。
 あるとき、この箴言を知り、ハッとしましたね。
 (自分のほうが、よく働いて、動いて、走り回り、がんばっていると、ね。
  えらそうな、自分がいましてね。ふふふ。情けないでしょう~~涙)
 
 気がつかされて、この、”箴言” にあい、ありがたさが、身にしみたんです。

 そうやって、いろいろと、気がつかされてね。謙虚さを学び、おごりをもたないでいきたいとね。
 まだまだ、できていませんが~~でも、いっぱいの感謝やら、自分がどれほど、日々しあわせか。
 生かさせていただいてること。それを知ることができて ”ありがたい” のです。

 ありがとうございます。
 
  • posted by フェアリーグランマ
  • URL
  • 2017.07/10 18:31分
  • [Edit]

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Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

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