おばあちゃんのひとりごと

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とんちの一休さん

 「寒いなあ―」ひとりごといいつ今宵過ぐ冬なのだもうあわれに老いし

 銀杏散るその時はいい桜より美しいとぞわれは思える

 「冬が来る」「春は待つ」と言うなんか可笑しひとり夜中に考え笑う

 もう泣かぬ一人の幸を知っている寂しいなぞと贅沢なこと

 優雅なる友ばかりなりされどわれ堂々生きる愉しむ笑う


一休禅師「公方俊良著」より

 御存じのとおり一休さんです。枠にとらわれない自由さ、意表をつく才覚、
徹底した行動力を生み、超脱の禅師、風狂の禅師と呼ばれた。
 88歳で入滅されました。臨終の際に弟子のひとりが「死んでどこに行かれ
ますか」と訊ねました。一休が答えて言われました。
 「われ死ねど どこにも往かぬここにおる。尋ねはするな。ものは言わぬぞ」
 禅では、死後の世界を否定します。無から生じ、無心に生きて、無に還る禅
の境地を表明されたのです。
 また一休が詠んだ句に、次のがあります。
 
”生まれては死ぬるなりけりおしなべて釈迦も達磨も猫も杓子も”
 
生ある者はすばえて死ぬ。お釈迦様も達磨太師も例外ではないという意味で、
生者必滅、会者常離の道理を説かれておられる。
 一休の遺偈に次のがあります。

 「借り申す昨月昨日、返済申す今月今日、借置し五つのものを四つ返し、本
来空にいまぞもとずく。」
 この意味です。
(昨日生まれたかと思ったら、今日死んでいく儚い一生であった。生まれた時、
備わった五大{地、水、火、風、空}のうち、肉体を構成する四大{地、水、火
風}が滅び本来の空に還っていくだけですという教えです。)

 


 なんか、わたしが思うと「魂になりここにおるよ」といつておられると思った
ら、違うのですね。解釈はどう考えてもいいでしょうが?
 この話 なんかお亡くなりになる時に申し訳ないけれど、ふうっと心が緩みま
す。やはり、「とんちの一休」さんとよびたくなります。 

      「訊ねはするな返事はせぬぞ」ですよね。 

  
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Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

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