おばあちゃんのひとりごと

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狭けれど宿を貸すぞや阿弥陀どの・・・

「さわやかに
 死を見つめる
 80の話し」禅僧に学ぶ生き方・死にかたのヒント
           公方俊良著より

 狭けれど、宿を貸すぞや阿弥陀どの

 雲渓桃水は7歳で出家し、肥後、円応寺の囲岩和尚のもとで修業しました。
あるとき、囲岩が弟子たちに、出家の心得として、色欲、食欲、睡欲、名欲、
利欲の5欲を離れることの大切さを話し、特に後の名欲、利欲、はなかなか
離れられないので、このニ欲を脱するべく説きました。
 弟子たちは神妙に聞いていましたが、桃水は「どういうことも無きことを
難題のようにいわれる」とつぶやいたといいます。
 このように若い頃から名利には、一切眼中になく、20歳のとき、関東に
修業に出かけほどなく諸国を行脚。後に禅林寺に住まいし、5年で寺を捨て
京都、大津あたりの乞食の群れに身を投じ、漂泊の生活をしました、そのこ
とから乞食桃水とよばれておます。
 桃水が大津にいたとき、商家の土蔵と土蔵の間に藁屋根をかけた粗末な小
屋に住んでいた。ある日、一人の馬子が、桃水の貧窮さを憐れんで「仏様で
も信仰しなさい」といって、大津絵の阿弥陀如来の一軸を差し出しました。
桃水は辞退しましたが、どうしてもとばかりにおいていきました。

 桃水は仕方なく受け取ると、掛け軸の余白に、次のようにしたためて壁面
に掛けました。

  ”狭けれど、宿を貸すぞよ阿弥陀どの 後生頼むと 思しめすなよ”

 一般的に阿弥陀さまの信仰は、死後、極楽浄土へ往生できますように、とい
うことでしょうが、禅の立場からすれば、死後の世界は空ですから、極楽往生
も望みません。ですから居場所をお貸ししますということでしょう。
ーーーー
 遺偈は次の言葉(分かりやすくかいてありましたので、それを)
 「70余年の生涯、面白かった。命終えし行く先は、鷹峰の月にかかる清風」
ーーーーーー

 
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Comment

こんばんは^^

心の中に、じわりと染み込んでくる言葉ですね。
「宿を貸すぞよ 阿弥陀どの」も、
最後の「70余年の生涯、面白かった・・・」も。

凡人である私がその境地に行ける筈もありませんが、
その心意気のようなものは目指したいと思います^^
  • posted by 夢桜
  • URL
  • 2014.02/09 20:49分
  • [Edit]

Re: こんばんは^^

心を育てていきたいんだけれど。わたしは学ばずに生きてきたから

 いろいろと本を読んでは、ひとりで泣いたり笑ったり(苦笑) 
 なんか 楽しくなって、笑ってるのです。暢気なのよ。

  胸にジーンときても、涙しても、あとが爽やかになる。
 
 あなたのコメントが、またジ―ンとくるわ。いいなあー。ありがとう。
  • posted by フェアリーグランマ
  • URL
  • 2014.02/09 22:04分
  • [Edit]

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Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

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