おばあちゃんのひとりごと

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お釈迦さまのお話し・・・その2・・・

「朝には紅顔ありて」大谷光真著より

 朝の続きです。

 静かにゴータミーの言うところを来ておられたお釈迦さまは、やがてやさしく
こうおっしゃいました。
 「この子の病を治すには、芥子の実が五、六粒いる。町へ行ってもらってくる
がよい」
 ゴータミーは、即座に町へ出かけようとしました。お釈迦さまはそのゴータミ
ーに、「ただし、その芥子の実は、まだ一度も死人を出したことのない家からも
らってくるのだよ」とおっしゃたのでした。

 ゴータミーはその意味を呑み込みませんでしたが、そのことを深く考える余裕
がありませんでした。とにかく急いで町に出かけ、芥子の実を乞うて、一軒ずつ
家々をまわって歩いたのです。

 みな、親切に芥子の実をくれました。しかし、死人を出したことがないかと聞
かれて、一度も出したことはないと答える家はなかったのです。

 夕方まで求め歩いて、疲れ果てたゴータミーは、ようやくお釈迦さまの言葉の
意味がわかってきました。生まれたものは、いつかは死んでいかねばならない。

 死別の悲しみのない家はないのです。

 ゴータミーはふるえるような気持ちに襲われ、もう芥子の実を求めようとする
気は消え失せました。死を見つめるまなこが開かれたのです。

 ゴータミーは幾日かずっと抱き通した愛し子を墓場に置き、精舎に帰って、お
釈迦さまの傍らにひざまずきました。お釈迦さまは静かに問われました。

 「愛し子はいかがいたした?芥子の実は求められたか?」

 ゴータミーは、み教えによって夢から醒め出ることのよろこびを申し上げ、ど
うか今よりは、お弟子のひとりに加えて下さいとお願いし、お弟子の列に加えら
れたといいます………。

 死を受け止めるということ。そして死ぬときは誰でもひとりであるということ
どちらも一見わかりきったことのようですが、人は頭のなかではそれを理解して
いるようでいて、実際に自分の身近に起きて見ると、なかなか冷静に考えられな
いものでもあります。だからこそ、宗教が必要とされるのではないでしょうか。
ーーーーー^------^-----

 昔この話を読みましてね。心に残りました。一度 ぶろぐに書きたいと思って
いました。如何でしょう。御存じの方のほうが多いこととは思いますが~

 短歌5首

  寒き朝オリンピックの応援に疲れてる老い見るを休もう

  手を合わせ祈ってみたりひやひやとしたり五輪に老いも熱く燃え

  久しぶり一日遊ぶイオン行き老いのひとりも楽しきお店

  生まれ来てこの世は夢の如くなり知らず老いてる我に気がつく

  必ずやいつかは誰も逝くことを知ってはいるがいつかは知らぬ



  
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Comment

このお話は知りませんでした。

私より先に、我が子が死んでしまったら、
冷静に受け入れる自信はありません。
ゴータミーのように、救いを求めて彷徨い歩くかも知れません。
心が壊れてしまうかも知れません。
自分の死を受け入れる覚悟は、とうに出来ているのに、です。
人は必ず死ぬのだと、遅いか早いかの違いだと嘯いているのに、です。

オリンピックは、いいですね^^
浅田真央ちゃんが、演技が終わった瞬間ぐっときてましたね。
知っているのに、ニュースを見る度に、私もぐっときました。
  • posted by 夢桜
  • URL
  • 2014.02/22 21:17分
  • [Edit]

Re: このお話は知りませんでした。


 そうよね。どうかなちゃうね。

 随分まえのブログに書いたけれど。
 おばあさんが禅僧に、お祝いに、一番幸せになる言葉を書いてだったかな~

 その禅僧が
 「父死。子死。孫死」

 と書かれ、おばあさんが腹を立て~

 禅師が「こうして順番に逝くことが一番の幸せなのだ」といわれるのですが、
せつに、せつに、思うことです。

 オリンピックのニュースは素晴らしいね。
 

 
  • posted by フェアリーグランマ
  • URL
  • 2014.02/22 22:41分
  • [Edit]

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Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

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