おばあちゃんのひとりごと

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しあわせは自分の心が知っている・・・

「抜筆のつゞり」その六十四
       発行所  株式会社 熊平製作所

 「君のためにできること」
              大崎善生

 我が家に天使のような少年が舞い込んできたのは、今年のまだ寒いころのこと
だった。舞い込んできたといっても、彼と実際に会ったことはない。私の妻が手
紙のやりとりを始めたのだ。
 きっかけは少年の父親が病気で、苦しむ我が子の気を紛らわせるために、妻の
ホームページにメールを送ったことだった。「子どもが高橋先生のファンなので
サインをくれないか」というものである。私の妻は高橋和という名で、女流の将
棋士を職業としている。少年はどこかで彼女の名前や顔を知り、ファンになった
ようだ。
      *
 彼女はサインをするのは構わないけれど、父親でなくて、本人の手紙が欲しい
と返事を出した。間もなくして、少年から我が家に手紙が届いたのだった。

 ”高橋先生、いつもテレビ見てます。お父さんのメールにお返事をくださって
お手紙をかけて夢のようです”という書き出しでその手紙は始まった。子どもの
頃から思い病気を患っていて入退院を繰り返してきたそうだ。9歳というから小
学校4年生、私の妻は子どもたち い将棋を教えていることを知り、僕もいつか
教えて頂きたい。先生に習っている子どもたちがとてもうらやましいですと素直
に書かれてあった。

 そして、”お父さんから高橋先生もこどものときに交通事故で大変だったと聞
きました。まだ痛いですか、痛くならないようにお祈りしています”という言葉
でしめくくられていた。妻は4歳のときに交通事故に遭い、左足を切断する寸前
の重傷事故を負った。小学生時代何度も手術を繰り返してきた。そのことを父親
から教えられて、足が痛くならないようにと病床でお祈りをしてくれているのだ。
     ーーーー省略ーーー
 
 ”痛いです。苦しいです”と書かれてある言葉に何と答えればいいのだろう。少
年は末期癌の苦しみの中で必死に手紙をしたためているのである。”お手紙嬉しか
ったです。いつまでもいつまでもおともだちでいてください”とまるで泣き叫ぶよ
うな字で~----省略ーーー

 少年から初めての手紙を貰ってからわずか3カ月、少年は亡くなる前日まで、妻
の足が痛くなることのないよう祈っていてくれていたそうである。

  少年がくれた純白のテディベアは、リビングの出窓に座り、今も私たちの生活
を静かに見守り続けている。
        (おおさく よしお=作家・日本経済新聞文化部 16・8.1)

     ーーーーーーーーーー

 なんか、せつなくなります。読んでいてね~元気になって欲しかった。長い人生を
生きる中でいろんなことはあり、いろんなことを目にし、聞き、読み、泣いたり、笑
ったりです。老いていくときの中で、命を、大切にしたいものです。まわりのすべて
そして、自分。与えられて、生かせていただけることを感謝したい。ありがとう。

    しあわせって知っていますか
     
    しあわせは
    どんなときにもあるのです
    しあわせは
    どんなことがあったっていい
    しあわせを
    感じる気持があればいいにです

    しあわせは
    自分が思うのです
    しあわせは
    自分の心が教えてくれます
    しあわせは
    自分が一番知っているのです
    
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Comment

涙が・・・・・。

病気で亡くなる子供達は、本当に天使のようです。
元気になって、大好きな先生と将棋をして欲しかった。

我が子達が大病もせず、元気に過ごしているのは、奇跡ですね。
有り難い事です。
母親としての私は、とても幸せなのです^^
  • posted by 夢桜
  • URL
  • 2014.02/22 21:32分
  • [Edit]

Re: 涙が・・・・・。

 当たり前のことが本当は奇跡なのです。知らないだけ~

 みんな みんな そういうことを考えないで、生きられる幸。

 守られてることなのよね。有り難いことよ。

 その幸に気がつくと、もっと 有り難くなっちゃうよね。

 自然と手が合わさってしまうよ。…に向かって!

 私だけかもですが~それでいいわ。

 
  • posted by フェアリーグランマ
  • URL
  • 2014.02/22 23:11分
  • [Edit]

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Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

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