おばあちゃんのひとりごと

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評する人も人。評せらるる人も人・・・

「人間的魅力の研究」 伊藤肇著より

 {大きな鐘のような男}
 「磊落豪雄」の典型ともいうべき坂本龍馬が、西郷にはじめて接触した時の
感想は「あれは大きな鐘のような男だ。小さく撞けば小さくなり、大きく撞け
ば大きくなる」という評を下した。
 
 西郷好きの勝海舟は「評する人も人。評せらるる人も人」と感嘆したが、当
時人物批評のたしかさにおいて右に出る者がいない、といわれた海舟の一言だ
けにきかせるものがある。

 勝海舟と西郷隆盛との出会いは、江戸城の談判で三田屋敷で一対一で相対し
た「歴史的一瞬」であった。この時の応対辞令が、海舟にとっては生涯のもの
となってしまったのである。
 
 海舟ほどの男が、知り得る限りの和漢の人物や古今東西の人物のなかで、西郷
を最上位に置いたのは、まざまざと西郷を知ったという自信があつたからであろ
う。

 「時の勢に乗ってやってくる者は、つい実際の寸法よりも大きく見える。時が
経てば何でもない人間だったということがわかったりする」と海舟が述懐してい
るが、こと西郷に関しては、最後の最後まで不変だった。海舟語録をつずった、
「氷川清話」でもこういっている。

「いままで天下で恐ろしい者を二人見た。それは横井小楠と西郷南州だ。横井は
西洋のことも別に沢山は知らず、おれが教えてやったくらいだが、その思想の高
調なことは、俺などは梯子をかけても及ばぬと思ったことがしばしばあったよ、
 おれはひそかに思ったのさ。横井は自分で仕事をする人ではないけれども、も
し横井の言を用いる人が世の中にあったとしたら、それこそ、由々しい大事だと
思ったさ。
 その後西郷に面会したら、その意見や議論は、むしろ、おれのほうがまさるほ
どだったけれども、いわゆる天下の大事を負担するするものは、はたして西郷では
あるまいか、とひそかに恐れたよ。そこでおれは幕府の閣老にむかって

 「天下にこの二人があるから、そのゆく末に注意なされよ」

 と進言しておいたところうが、その後、閣老は、

 「その方の眼鏡もだいぶ間違ったようじゃな。横井は何かの申し分で蟄居を申し
つけられ、また、西郷は、ようやくご用人の職で、家老などという重い身分ではな
いから、とてもたいしたことはできまい」

 といった。けれども、おれはなお、横井の思想を西郷の手で行われたら、もはや、
これまでだと心配していたのに、はたして、西郷は出てきたわい」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

   なんか、こういう話が好きなのです。つまらなかったかしら?

 

    {とくに、西郷さんで好きなのは}
     (豊前中津で結成された 中津隊 隊長 増田宗太郎の)

      

       有名な言葉

     かの人はまことに妙である。
     一日、かの人に接すれば、一日の愛生ず。
     三日、かの人に接すれば、三日の愛生ず。
     しかれども予は接する日を重ね、もはや去るべくもあらず。
     いまは善悪を越えて、かの人と生死を共にするほかはない 

  
 

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Comment

こういうお話、私も好きですよ^^

恋愛感情ではなく、
一人の人間に惚れこむという事は凄い事だなと思います。
友人知人は、当然と言えば当然ですが、好きです。
でも、「その人柄に惚れこんでるか」と問われたら、
違うんです。

惚れこめる人に出会えた人は、真実幸せだと思います。
人生が充実する事は間違いないでしょうから。
  • posted by 夢桜
  • URL
  • 2014.02/24 20:36分
  • [Edit]

Re: こういうお話、私も好きですよ^^

 貴女の言葉は、奥深いね。考えさせられるわ。
確かにその通りよ。(生死をかけてまでというのは、
西郷さんの魅力なのでしょうね)。時代もそうさせ
たでしょうが、良い言葉だわ。
 
 なかなか、それまでの人は、今の世の中では、あ
りえないのかもね。時代背景があり~でしょうが~
~そう言う人に会いたいなあ~。
 
 

 
  • posted by フェアリーグランマ
  • URL
  • 2014.02/24 21:21分
  • [Edit]

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Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

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