おばあちゃんのひとりごと

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家あれど帰るを欲せず 涙あれど泣く時を得ず。

「十八史略の人物学」伊藤肇著より
ーーー省略ーーー{「独」を求めて「独」を得ず}

 人間とは哀しいものである。
 西郷南州が征韓論に敗れて薩摩へ帰ったのは、反乱を起こすためではなか
った。しかし、勢いの赴くところ、私学校は西南の役に暴発し、ついに城山
の露と消えた。

 江戸城明けわたしで、肝胆相照らした勝海舟がその西郷を悼んで、

 「ぬれぎぬを 干そうともせず 子どもらが なすがまにまに 果てし君かな」

 と詠んだのは、「独」を求めて「独」を得ず、部下たちにかつがれるままに、
知っていて破局の道を歩いた盟友の胸中を慮ってのことだろう。

 また、これは男の世界だけではない。
 
 清朝、粛親王の第十四王女に生まれながら大陸浪人、川島浪速の養女となり、後
「東洋のマタハリ」として活躍したが、敗戦で捕えられ、北京の刑場で銃殺された
川島芳子の辞世は、

  「家あれども帰るを欲せず。涙あれども泣く時を得ず」

 であった。
 四百余州に威風並びなかった王族の子が童女のまま、子守唄さえも違う異国の
日本に里子にやられ、数奇な運命に弄ばれた女の涙がこの詩の底に秘められてい
る。

ーーーーー  -----  ----- 

 なんか、時代の中で、いろんなることがあるものです。川島芳子様の悲しみ~
また、西郷さんの心~海舟のこの歌は好きでしてね。諳んじるのです。



      人類五十五億の中で、一生に何人の人と出会えるか考えて
      みても、他人とともに居ることは、これまた感謝の対象に
      なろう。千年さかのぼってみると、あなたの両親、各々の
      両親とたどっていくと、五兆人を超えるという。いまここ
      に生きることじたい奇跡ではないか。有り難いことだ。

                   中村天風「箴言カレンダー」



  短歌5首

 命あり有り難きかな我が命それより大事な家族の命

 温かき日となり我も嬉し楽しヨボヨボ歩くあちこち眺めつ

 久しぶり出会えてうれし人に会いお互いハグす春を喜ぶ

 ひとりゆえ心にときどき不安という怪物が来て心困らす

 百歳と簡単に言う人のありそれが可笑しく一人ほくそ笑む


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Comment

こんばんは^^

歴史に残る人は、芯の通った強い人ですね。
本当の意味で、大人だと思います。
だからこそ、歴史に残るのでしょうね。

次男が、毎日ではないのですが、夕方から22時までバイトしてます。
次男が帰宅する前に、私は寝ます。
誰もいない家の中。
次男も巣立っていけば、毎日こんな夜なんだなぁと思うと、
妙にあちこちから音が聞こえて、目が冴えた事があります(^^;
不安もあるけど、楽しみの方が多い。
フェアリーグランマさんを見習います^^
  • posted by 夢桜
  • URL
  • 2014.03/02 20:48分
  • [Edit]

Re: こんばんは^^

 次男さん 頑張っておられるね。有り難いことね。みんな みんな
頑張っていてくれて有り難くなるよね。私も有り難い。有り難いなの。
 ひとりは寂しいけれど、寂しさはみせないのよ。そういうのは嫌な
の(苦笑)楽しい姿だけ見せたいのよ。ハッハ ハッハって笑ってる。

 心の置き方ひとつだものね。一人が気楽で幸せと思えばその通りよ。
有り難く思ってる。今を、現在(いま)を、次男さんとの幸せをいっぱ
い味わってね。いいものよね。そして、うーんとーー

 日々を楽しく、楽しくいこうね。笑って、わらって!

 歴史に残る人は、やはり、魅力あるよね。いつも 思うのよ。
 そういう人に出会いたかったなあ~
  • posted by フェアリーグランマ
  • URL
  • 2014.03/02 21:20分
  • [Edit]

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Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

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