おばあちゃんのひとりごと

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腰痛が治ったという・・不思議・・こころ

「何のために生きるのか」稲盛和夫
   対談集      五木寛之

 --途中よりーー

五木:  ええ、僕はついこのあいだまでニ年間、百寺巡礼といってお寺を
   まわっていました。
    ニ年間で百寺をまわるというのはのは相当にハードワークなのですが、
    テレビ朝日の番組と連動しているものですから、一回も休むことができない。
    ところうが、七十寺あまりまわって中尊寺に行くときに、突然腰痛が出たんです。
    それでもう立てないし、寝返りも打てないというありさまになりましてね。
    休んだら番組に穴があきますし、新聞の連載もアウトです。
    十五人もスタッフがいるわけですから、這ってでもというふうに思ったのです、
    そのときに、なぜ腰痛になったのかということをじっと考えてみたのです。
    ひとつには、油断して悪い姿勢で仕事をしていたということです。
    私の腰痛はむかしからの持病で、治らないと思っているんです。
    でも出さないように用心してきたのでこの、この十五年間は出なかった。
    それで油断してしまったんですね。
    そしてもうひとつ、腰痛というのは精神的な部分、つまり、こころの問題が
    大きいということがわかりました。

    夏樹静子さんというミステリイーの第一人者がおられます。彼女は腰痛で
    ニ十年間悩んで、あらゆる病院に通ったけれど、治らなかった。
    それで最後に、伊豆に行って心理療法を受けたそうです。
    そのとき、なにも流行作家でなくてもいいんだ、
    いつもトップの位置にいなくてもいいんだと理解したら、ふっと
    憑き物が落ちたように腰痛が治ったといいます。
    ですから腰痛というのは、医学上でも言われていますけれど
心の持ちようが半分、それから生理的な問題が半分なんですね。

稲盛:  それはわかるように思います。

五木:  僕の場合には、ニ年間で百寺を完走しなくてはいけないという
    大変なプレッシャーがかかっていたんですね。
石にかじりついてでもあと三十の寺をまわり終えて、ニ年間で百寺を
    達成しなきゃいけいう気持ちが、恐らくものすごく大きなストレスに
なっていたのだろうと思います。
そのときにハタと、いや、できなければできなくていいんだと気ずいた。
もしも仏さんが、「五木、おまえ、ニ年間で百の寺をしっかりまわれよ」
    というのであれば、自分は必ず百寺まわれるだろう。
「いや、もうこのへんでいいんだよ」というふうな声が聞こえたら、
    それは行かなくてもいいんだ。
そういうふうに、ふっと思った瞬間に、腰痛が治ったんです。

朝日新聞の連載にそのことを書いたら、投書と反響が殺到しました。
 そういうことはあり得ない。いや、それはその通りだと、もう大変だったんです
日本には千二百万人の腰痛患者がいるといいます。国民病なんだそうですね。
それをまざまざと実感させられました。
あまりにも反響が大きかったので、もう一回腰痛の話しを書いてくれといわれて
とうとう、三回書きました。(笑)

そのとき僕がわかったのは、姿勢の問題とか栄養の問題とかいろいろあるけれど
それは原因の半分で、あとの半分はがんばらなきゃいけないと、
自分で自分をがんじがらめにしていたところにあるということなんですね。
大きな他力が、「おまえ、ちゃんと百寺まわれよ。背中押してやるから」
という気持ちであれば 百寺まわれるだろうというように、
大きな仏さんの意思に自分の身を委ねるという気持ちが
大事なんだと思いました。

「無理に行かなくてもいいんだよ。七十ぐらいでやめなさい」と、
こういう声が聞こえたときには、それでやめればいい。
自分自身のなかでそう決めたときに、奇跡みたいに腰痛が治ってしまった。

稲盛: 不思議ですね。

五木:  ほんとうに不思議なことってあるものだと思いました。
    だから、こころというのは、その人の運命とかそういうものを変えるだけ
じゃなくて、その人の病気だとか健康とか、そういうものにもものすごく大きな
働きをしているんですね。
ものの考え方、感じ方が大事なんだということを、その腰痛体験で痛感しました。
      随分傲慢になって、自分でがんばるんだというふうに決め込んでましたから。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
どんなことも、素直なるこころで信じることかしら……。

  
短歌 5首

   老いるとは笑みしものよ聞こえぬに聞こえるふりして話がそれる

新手帳はじめのページは子らに向け母は生涯幸福と記す

なんでもをしんじるこころが嬉しくてわがこころそれがしあわせなり

桜散り川面がはなびら一面だと人が話すを聞きあーあ見たし

いよいよに風吹くたびに美しくも花冷えのなか散りゆく桜



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Comment

素直。

自分の心に素直になる。
簡単なようで、「大人」になると色々あって、なかなかに難しい。

「なるようになるさ♪」ぐらいに思ってて、ちょうどいいのでしょうか(^^?
  • posted by 夢桜
  • URL
  • 2014.04/06 20:29分
  • [Edit]

Re: 素直。

 こんばんわ。ありがとうね。
 わたしには、笑えるでしょうが、素直に生きることが、ラクなのよ。
 どうしてって?だって複雑じゃぁなくて、人間が単純だからなのでしょうね。
年のせいでもあるかしらね。何が良くて、なにがいいのかは、その人その人に
より違うし、それでいい。いつも言うけど、みんなちがうことがあたりまえな
んですものね。でも、私は、子らや孫らに、毎日をいろんなことが出来てくる
けどね。勉強も仕事も、何でもを素直なる気持ちで楽しみ、喜んで、過ごして
ほしいのです。わたしも、今、そうしてすべてに幸せを感じ、感謝して生きて
おれるから。有り難い日々だから。

 今が楽しい。今がありがたい、今が喜びである。それが習
 慣となり、天性となるような生き方こそ最高です。
            平沢興「生きよう今日も喜んで」
  • posted by フェアリーグランマ
  • URL
  • 2014.04/06 22:18分
  • [Edit]

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