おばあちゃんのひとりごと

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人間の所作の基本(履物をそろえる。椅子を戻す)

「人生、心がけ」庭野日敬著より

ーー「はい」と返事のできる子ーー

 かっては師弟のあいだ、親子のあいだには厳然たる秩序が存在しました。いまは、
師弟も親子も対等といった気風が強まっているようですが、親が子を、師が弟子を大
きくかかえる温かさが大切な一方、規律を守らせるきびしさも必要です。
 中学校でのいじめの問題に対して、「社会に出たら、大人のいじめはもっとひどい。
それに耐えられるようになるために、学校でのいじめも必要悪だ」というような意見
の人もいるようです。しかし私には、親と子、先生と生徒のあいだが 〃ものわかりの
いい友だち同士〃のような関係になって、きびしい試練に遭って初めてよき人間関係
が育くまれることを教えるお手本が、なくなってしまったことと、小・中学校で頻発
するいじめとが無関係ではないように思えるのです。
 いじめの問題は、急に頻発し始めたわけではなく、すでに十数年も前から、いじめ
の対象が子どもから、ときには教師、老人にまで広がりつつあることを警告する声が
ありました。これは、家庭、学校、社会全体によって生み出された問題でありましょ
う。家庭の親にも、学校の先生にも、社会にも責任があり、しかも、それらが複合し
ているのです。
 
 家庭や学校で自分の存在を十分に認めてもらえないようなとき、自分より弱い者を
いじめて、自分の不満を発散させようとする行動が現れてくるように思えます。いわ
ば、その子にとっての自己充足が、いじめという形になって現れてしまうわけです。
 ですから、子どもに善悪のけじめをはっきりと教え、「いじめは絶対にやってはい
けないことだ」「弱い者をいじめるような子ども、お父さん(お母さん)は軽蔑す
る」とふだんから、はっきり言っておかなくてはまらないと思うのです。

 人間の基本として子どもに何をしつければいいか、あまり難しく考えることはあり
ません。私の長男(現会長)が、教育者であり哲学者であった森信三先生に私淑して
いて、そのお言葉をよく引用させてもらってるいるようですが、その森先生が子どもの
躾について一つのパターンを示しておられます。

 まず
 
 一番目…朝、親に「おはようございます」と挨拶させ、親の言ったことをには、必ず
     「はい」と返事させること。

 二番目…自分が脱いだ履物を必ずそろえさせること。

 三晩目…立ったら必ず椅子を机の下に納めて、出しぱっなしにしないこと。

 この三つをきちんと身につけさせることが人間を育てる基本だというのです。
 たしかに、いまの子どもたちを見ていると、親が何か言っても返事もしない子ども
がたくさんいるようです。私が子どものころは、親に呼ばれて返事もしないなどとい
うことは考えられませんでした、私も、親に「まず、返事をしろ。動くのはあとから
でもいい」と教えられたものです。この親から呼ばれたときすぐに、「はい」と返事
を、することが「我」を捨てる修業だと森先生は言われるのです。

 また、自分が脱いだ履物をきちんとそろえること、腰かけた椅子を元の位置に納め
るといったことは、まさに人間の所作の基本です。この基本を身につけさせることが
人間を育てる最初の入り口だと思うのです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
   

   子どもを持つのは、なんと誇らしいことであろうか。子どもが食事をする
   のを眺め、子どもが大きくなるのを眺め、また夜、子どもが天使のように
   眠るさまを眺めるのは。
                              ぺギー

   
   教育者の大きな間違い、それは、自分が子どもであったことを忘れてしま 
   うこと。
                     フランスの作家 J・ラクルテル


   
   子を知ること親にしかず、しかし、子を知らざることも、また親にしかず。
                      
                     徳富蘆花「自然と人生」

       {しかずとは、及ばない。こしたことがない}}


       逆転の発想

    いろんなことがあったときに
    一方から見ているのではなく
    反対からも見ることもいいもの

    だって あらゆる角度から見ると
    まったく 反対になることがある
    善が悪となったり 悪が善となることがある

    環境や立場によって違う
    それが わかると なんとなく
    逆転の発想は生きる智恵


 親子、師弟が対等という気風のまなででいいのか、また、厳然たる秩序を持つべきか?

 

      

      


   
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Comment

こんばんは^^

「靴は、出船のように揃えなさい」と、
これだけは、うるさく言われました。
開けた戸を、きちんと閉めるように言われました。
挨拶も返事も、言わずもがなです。
当然、子供達にも厳しく言いました^^
親の目のない所で、出来ているかは分かりません(^^;

親子、師弟も、人としては対等だと思うんですが、
立場は違いますし、けじめは必要だと思います。
厳しいばかりで、軍隊のようになるのは嫌ですしね。
どちらかに偏るのも、よくありません。
何事も「好い加減」がいいですね^^
  • posted by 夢桜
  • URL
  • 2014.04/22 19:32分
  • [Edit]

Re: こんばんは^^

ありがとう。あなたはしっかりして、子育てしてる。立派よ。わたしは、考える
こともしてなかった。毎日が精一杯だった。子どもの寝顔にいつも謝ってたなあ―。
 
 私自身は、自分の子育てよりも、親が私をどう育てたかあるだけ……。

 靴をそろえるのも教えられたものよ。明治の父なので、怒りはしないのだけれど
なんか、優しい人だけれど、厳しくもあり、近寄りがたい人だった。なんとなくち
いさいころは怖かったわ。悪いことばかりしてたから……。当たり前ね。甘えてた。
 躾はキチンとしてたわ。私はいつもいうように、わからない。わが子には、なに
をしてたのかなあ^-。思いだせない。(苦笑)私の姿から学んでくれたかな?

 
そうよね、なんでもに「好い加減」がいいのよね。そう思う。
  • posted by フェアリーグランマ
  • URL
  • 2014.04/22 21:47分
  • [Edit]

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Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

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