おばあちゃんのひとりごと

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それが何よりもの親孝行なのです。

「幸せは急がないで」青山俊薫
          瀬戸内寂聴 遍

 ーー自分の心と体をいとおしめーー

 忘れもしません。昭和28年7月30日午前10時45分のことでした。
 この月心寺の門前で、八百屋の親父さんからお昼のお采を買うとるとき、私は自動車に
はね飛ばされました。
 仮死状態で病院に運び込まれ、1年後に退院しましたが、私の右腕と右足は、私の生きてい
る限り、再び私の意思通りに動いてくれることはなくなってしまったのです。
 当時39歳の私の苦しみ、そして周囲の人々の悲しみは、筆舌に尽くしがたいものでした。
  ですから、私は、こと交通事故となると、どうしても他人事には思えないのです。
ーーーある日の新聞にも、痛ましい事故の記事が載っておりました。
 成人式帰りの男女が、酒酔い運転で壁に衝突。3人が亡くなり、3人は重傷を負ったそうです。
この世に尊い生命を授かり、やっと20歳になったそのおめでたい日の夜に。
 もちろん、交通事故に限りません。自殺、たわいもない喧嘩、いじめ……さまざまな状況の
中で、若い男女が傷つき、あっけなく死んでいきます。当人も無念でしょうが、親ごさんはその
つらさはいくばくたるものか。それを思うと、私の胸は痛ましさにうずきます。
 そのたびに私は、月心寺に伝わる”大津絵”の書かれたうたを、口ずさまずにはおられません。

    誰もみな、心は父の形見なり 恥ずかしめなよ おのが心を
    誰もみな からだは母の形見なり 傷をつけなよ おのが形に

 この地を、訪れた俳人・松尾芭蕉は、逢坂山の走井茶屋で売られていた古大津絵を見て、こんな
句を残しました。

    大津絵の筆のはじめは何仏

 有名な大津絵のはじまりは仏さまの造った”父母のうた”に違いない、という驚きが、芭蕉の句に
こめられているような気がいたしませんか?
 私も、このうたは、仏さまのお教えだと信じています。

  どなたさまも、どうかご自分の心と体をいとおしんでくださいませ。

 そうすれば他人さまに対しても。きっと、同じ思いを抱くようになります。
 そしてそれが何よりも、父母への親孝行なのです。

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  生きることは、愛することだ。妻子を愛し、同胞を愛し、
  おのれのの敵である者を愛することだ。
                      坂村真民


  人はきっと、他人のために、何か与えるものをもって生ま
  れてきたのだ。それが”いのち”なのだ。どんなに小さな
  ”いのち”でも、まわりの人をもえたたせて、なお生きる。
  それが”いのち”なのだ。
                        石川洋


      親の幸せとは

     親とは いつも
     いつでも 子の幸を願い
     子どもが幸せならば
     それが 一番 親にとっての幸せ

     子らの家族がお互いを大切に思い
     明るく思いやる心で暮らす
     みんなが健康ならば
     それが 一番 有り難いのです

     自分の命を大切にし、
     そうすることであらゆる命を大切にできる
     そうすればひとさまにも同じ気持ちになれるもの
     それがなによりの大切な生き方なのです
     
     
     

     
     
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Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

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