おばあちゃんのひとりごと

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「生類憐みの令」の廃止をした家宣将軍

「人間の器量」童門冬二著より

 巧みに混合された「ぬくもり」と「きびしさ」

 家宣のこの態度は、医者に対してだけでなく、家臣の管理に対しても同じだった。
「人にはそれぞれ特性がある。その特性が性の合う人と合わない人がある。上役と
部下の関係も、そのへんを含んで人事を考えなければならない」そういっていた。
 綱吉が死んで家宣は将軍になった。綱吉の寵臣だった柳沢吉保がきてこういった。

 「私は綱吉様のご寵遇をうけました。坊主になって先君の菩提を弔いたいので、お
ゆるしをねがいます」
 「気持ちはよくわかるが、ゆるさぬ。先君に本当に忠を貫こうというのなら、おま
えには、まだ、やらなければならないことがある」
 「は?」
 「生類憐みの令の廃止である。私はまずあの悪法を廃止する。おまえの賛成を求め
る。同時に、証人になれ」
 
 「……は」

 柳沢は、さすがにためらい、苦悶した。がやがて、顔をあげて、
「わかりました。証人にさせていただきます」とキッパリいった。柳沢が帰ったあと、
また重臣がきいた。

 「生類憐みの令廃止は、前に、殿がお嫌いになった綱吉様の側近たちの進言ではありま
せんか。悪臣の意見をなぜ、お用いになります?」
 家宣は、笑った。

 「たとえ悪臣がいおうと、いい意見はいい意見だ。意見というのは、”誰が”いったかで
ない。”何を”いったかだ」

 綱吉の葬儀の日、「あくまでもあなたのなさったことを尊びます。しかし、将軍としては、
万民を苦しめる生類憐みの令を廃止いたします。このことを、柳沢吉保を証人にご報告いた
します」
 ぬくもりときびしさの巧みな混合であった。家宣は人の心のよくわかる苦労人であった。

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    偉くなる人とそうでない人と
    差が出てくるかっていうと
    おなじ話を聴いても、聴き方、受け取り方が
    全然違うからなんです
    受け取ったことを自分の人生に
    どう応用していくかということだけの
    差なんです


    まず自分の理想を実現しようと思ったら
    不平不満を抜きにして
    すべてをありがたい方面から
    考えるようにしなさい

                    中村天風

  いつの間にか老いる

      いつもいつも
      わらっているがいい
      わらっていると
      なんとなくいいものよ

       いつも いつも
       不平不満をいっているより
       愚痴をいうより
       笑って なんにもいわないでいる

         そうやっていきるがいい
         どうにもならないことを
         ぐちゃぐちゃいったって
         笑っていたがいいことよ

           わらっていると
           それが癖になってしまってね
           自然とわらっておれるんだ
           そうして老いて行くわ
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ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

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