おばあちゃんのひとりごと

Entries

竹中半兵衛は、小柄で女性のように優しい風貌(その①)

「人間の器量」童門冬二著より

……生き方の底に独特のスジを通した竹中半兵衛……

 竹中半兵衛と緒葛孔明は、ちょっと似ている。二人ともよき参謀で、頭が鋭かった
が、ちょっと似ているというのはつぎのような点だ。
・ 作戦に陰険なところがない
・ 生き方に詩情が漂う
・ 責任の取り方がきれいだ
・ 死が悲劇的である;等
 もちろん、二人が担当した戦いの規模は比較にならないが、結局「出処進退の美しさ」
が、後世のひとびとに、さわやかな印象をのこしているのだ。
 二人のやったことは「謀略の昇華」ということだ。そしてそうしたのは、生き方の底に独
特のスジを通したことである。
 竹中半兵衛は、小柄で女性のような優しい風貌をしていたという。だから、戦場に出て
も「女か?」と、よくみまちがわれた。
 生まれは美濃の国の不破郡で、まむしと呼ばれた斎藤道三の孫竜興の家臣だった。
 が、竜興は平凡な大名で、半兵衛の真価を知らないから、別に重用しなかった。半兵衛
もそんなことには落胆せず、淡々とつとめていた。
 暗君のまわりには、これもまたどうしようもない側近が群がるものだ、。竜興のまわりにも
ただ、竜興においしいことだけを吹き込んで、虎の威を借りるような連中がたくさんいた。
 この連中が半兵衛に目をつけた。ある日、城の櫓の上で待っていて、下を通りかかった、
半兵衛に、数人で一斉に放尿し、小便をふりかけた。
 半兵衛は空を見上げ「雨か」とつぶやいて行ってしまった。動じもしない。が、その夜、半
兵衛は十人ばかりの配下に長持ちをかつがせて城にやってきた。「この夜なかに何です?」
番兵が誰何すると、半兵衛はこう答えた。
 「城中で宿直をつとめている弟が急に病気になったという使いをいただいた。同役方が親切
に看病してくださっているそうなので、この長持ちの中には、お礼の酒肴が入っている。あなた
方も交代になったら、どうぞおいでなさい」と長持ちをあけてみせた。酒とごちそうがぎっしり詰
まっていた。番兵は通行を認めた。普段の半兵衛をなめているから、警戒もしなかった。
 が、城に入ると半兵衛は長持ちから酒と肴を捨てさせ、そこにあった武器で武装した。部下も
そうした。半兵衛は部下にいった。
「めざすのは竜興殿だ。余人には目もくれるな。邪魔する者は斬れ」
 えらびぬいた部下たちだ。気をそろえて一斉に竜興の部屋に向かった。
ーーーーーーーーーー続き次にーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  なんか、竹中半兵衛どのの素晴らしさが、伝わる話。いいものです。

短歌  

    相撲挑む力士の顔はそれぞれに勝負に向かい表情締まり

    応援する力士が勝てば手をたたき声出しやったとよろこぶわたし

    
スポンサーサイト

Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

左サイドMenu

プロフィール

フェアリーグランマ

Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

ランキング

ブログ村のランキングに参加しています。応援してくれたら元気が出ます!
にほんブログ村 ポエムブログ 自作詩・自作ポエムへ にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ
にほんブログ村 にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村

flag counter

Flag Counter

最新記事

最新トラックバック

音楽