おばあちゃんのひとりごと

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百人のノーベル受賞者が集まり徹底討論

「子育てのこころ」盛永宗興著より

……知性は人類を救えるか……
              二十世紀を代表する知性の持ち主たちが出した答え                    

 1991年12月スウェーデンのストックホルムに、百人のノーベル賞受賞者が
集まり「知性は人類を救えるか」という問題を徹底討論しました。ストックホルム
で第一回のノーベル賞授与式が行われてから90周年を迎える記念のフオ―ラ
ムでした。
 その様子は日本でも年を越してからNHKテレビで放映されました。
 肯定的立場を代表して、1984年に平和賞を受けたデズモンド・ツツ司教(南ア)
は、人類が多くの問題をかかえていても、自由の自覚、科学の進歩、そして精神
の豊かさによって、未来に希望はある、と論じました。二十世紀の人間性豊かな、
人物の代表としてガンジー、マザーテレサ、ネルソン・マンデラ、オスカーー・ロメロ
などの名前をあげ、人は危機に直面したとき、考える力をもつ、生命力の強さと愛
をもとに未来は拓けると説いたのです。
 一方、1990年に物理学賞を受賞した、ヘンリー・ケンドール教授(米)は、環境
悪化、資源乱用、人口増加の三点を挙げ、これらの問題は簡単に解決できるもの
ではないと否定的立場を示しました。それ以後、科学者・宗教家・芸術家等、その
場に集まったノーベル受賞者たちが種々の発言をしましたが、多くは否定的な意
見でした。
 「私たちは、科学で問題を解決しようとするが、科学は万能ではない」とか「人類
は進歩するということを信じてきたが、いまやそれを信じることはできない」などなど
です。
 ところうが討論なかばを過ぎる頃から「知性が問題をおこしたのではなく、知性が
不十分だから問題がおこった」「このような恐ろしい予測が成り立つのは、人類が
知性を活用してこなかったからだ」等。本当の意味での知性……智慧といいかえ
てもよいと思いますが……の発揮が、口にされるようになりました。さらに、「愛」と
いう言葉が、宗教家や、芸術家だけでなく、科学者たちの口からも出るようになり。
 「愛があれば……」人類の未来に光を見ることができるという発言が増えました。
 結局、最後は、賛否半々という厳しい状況で、人類の救いの困難さを示しながら、
この会はおわったのですが、二十世紀を代表する知性の持ち主が、結論的に示し
たものは「智慧」と「愛」の力によるしかないということだったのです。
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 短歌

 ありがとうついつい言いおりありがとうそれが老いなのかただ感謝なの

 水たまりわざと選んで歩き行く小さきころを思い出しつつ

 グラビアのイケメンに魅かれ本を手にさんぽのコース書店が楽し

 禅僧が編み笠を手に公園を足早に行く爽やかな初夏

 ポスト見て手紙あるとき嬉しくて自然に笑顔にならいて封切る
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ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

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