おばあちゃんのひとりごと

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下品からさようならする箸の上げ下ろし・・・

……大和古流の「躾」と「為来(しきたり)」……
                         友常貴仁著より
 
 ーお箸の上げ下ろしー
 昔からお箸の上げ下ろしのやかましい国日本です。
 ー省略ー
 本来、お箸の持ち方も使い方も自由なものです。しかし、ひとりで食事をする場合はなん
ということはありませんが、人前で食事をするということになると、恥じはかきたくない、人
から品よく見られたいと、相手を意識したとき、必要となることです。困ったことに、ちょっと
聞きかじった人は、所かまわず箸の上げ下ろしを注意して歩き回りますが、そういう人の箸
の上げ下ろしをよく観察してみて下さい。たいして変わったものではありません。
 程よく品を備えている人は語りません。
 品よく食事をする方法(がつがついやしい様子を見せない)が、日本の長いお箸の歴史が
積み上げてきた作法です。
 しかしこの作法というのは、”こうしなくてはいけない。ああしなくてはいけない”というもので
はなく、”こういうことをすると恥じをかきますよ””こういうことをするのは品がありませんよ”とい
うものです。他人に迷惑にならないように、また嫌な気持ちにさせないよう心遣いをする思いや
りです。気配りはいりません。そんな作りだされた気くばり、ただただわずらわしいばかりです。
 心遣い、心くばりが大切です。
 気くばりと心くばりの違いを考えてください。このわずかな言葉遣いの違いを自分で考え、感じ
ることこそ、礼節を身につける第一歩でもあります。
 現代流に直してお話ししたくないので、私の躾られたまま、少々昔の話ですが、古来言われて
きた、人の嫌う箸の遣い方を、知っておいてください。

 ・ 「箸なまり」………鱠を食せんか汁を吸わんかと見合わせるなり。
 ・ 「移り箸」…………焼き物を食うてすぐ煮物に移るを言う(間に汁を吸うのが作法)
 ・ 「もぎぐい」………箸に付いたる飯粒を口にて取るをいう。
 ・ 「ねぶり箸」………箸を深くねぶるをいう。
 ・ 「こみばし」………口の中に箸にておし込むをいう。
 ・ 「こじ箸」…………煮物、汁の実など底にあるものをこじ起こして食うことなり。
 ・ 「さぐり箸」………まだなんぞありやと探り見るなり。
 ・ 「そら箸」…………食せんとして箸を付けしが、食わずして箸を引くなり。
 ・ 「膳ごし」…………膳の向こうにある物を取りあげもせず、箸にてすぐ食うをいう。
 
 この九項、身につけるだけで、なんだか下品からさよならできるような気がするのです。
どんな料理屋でも、誰とでも食事ができる自信の箸の掟です。

  聞くは一時の恥
    知らぬは一生の恥
 
   -省略ー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

 亡き父は、食事の躾は厳しく、正座してきちんとお茶碗と箸の持ち方を教えられました。
 足を崩しても怒られ、なんかいろいろと食事のときは、難しく、行儀よくしていてものです。
 そして、お箸を、茶碗の上に置いたりすると、即、ピシッと行儀が悪いと叱られたものです。
”はしわたし”と言ってたのかなあ?―忘れたけれど、、はしを置くときはきちんと揃えて手前という
か、ちゃんと揃えておきなさい。と…… 理由も忘れてしまったけど、自然といけないことは体で覚
えたのかな?
 なんとなく、できているのではないのかしらん?
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Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

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