おばあちゃんのひとりごと

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慌てて飛び出しボンネットに手を・中丸三千繪さん・③

至知 2007・3・{人間学を学ぶ月刊誌}
… 歌うために私はいま、ここに生きる…インタビュー中丸三千繪さん(オペラ歌手)
    
    -好きなところを抜粋ー

  --その舞台の直後に海外へ渡られていますが、何か心境の変化のようなものがあり
ましたかーー
 
 いつかはイタリアのスカラ座で歌いたい、せめてオーディションでいいからあの舞台で一度
歌いたい。という夢があったので、公演の翌年には留学する予定でした。
 ところが、公演のときに小澤さんに「若いんだから一日でも早く海外へ行ったほうがいい」
と背中を押され、公演の三ヶ月後にはまったく当てもなくイタリアへ飛びました。
 
 --当てもなくというとーー
 
 どこに住むとか、誰に習うとか、何も決まっていなかったんです。
 ただ、自分で心に決めたことが二つありました。一つはもう二度と日本に戻らないこと。
「エレクトラ」の時、「素人が小澤征彌の舞台で、しかもいきなり主役なんて絶対に失敗す
る」とか、散々いろいろなことを言われました。このまま日本にいたら、あるかどうかもわ
からない才能 だけど、出る杭は打たれて存分には伸ばせないと思ったんですね。
 でも、だからといってダラダラ続けるのは絶対にいや、みな留学してもなかなか芽が出
ないから、観光ガイドをやったり、旅行に来た日本人の通訳をやったり、適当にイタリア人
と結婚をするけど、私は30歳までに芽が出なかったら二度と楽譜は開かないと覚悟を決
めました。

 --ある意味で、自分を追い込んでいらっしゃったのですね。--

 だからこそ 「とりあえず適当な先生にでもついて」とは思えませんでした。絶対にマリヤ・
カラスと一緒に仕事をしたことがある人に習いたいと思い、旅をしながらレストランやバ―ル
で聞きこみ調査を続けました。
 半年後、マリアカラスと最も多く共演したジュリエッタ・シミオナートという先生がスカラ座で
教えているという噂を耳にして、それから毎日楽屋で待ち続けたんです。

 --どのくらい待ったのですか?--
 
 いろいろな人が出入りする中、三日目にやっと現れました。楽屋口から出てきたシミオナー
ト先生を見つけ、「あ、あの人だ………」と思っているいるうち、気がついたら車に乗って出発
しようとしているんですよ。慌てて飛び出してボンネットに手をついて車を止め、連絡先を聞き
ました。
  --続きます。④へーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  この行動力の素晴らしさに、やはり、尊敬してしまいます。
 どんな場合も、そのように、堂々と勇気を持って考えて、しっかり 行動する。
 素敵だなーー。と思うのです、読んで下さる、若い方々には、励みになさってね。
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Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

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