おばあちゃんのひとりごと

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トラブルを起こした双方の面子を失わせないゴリラ

「抜粋のつゞり その六十四」株式会社 クマヒラ
                  株式会社 熊平製作所

 勝者つくらぬ闘い
               山 極  寿 一

 トラの威を借る狐ということわざがある。集団生活をするサルたちは、多かれ少なかれ身を
もってこれを実践している。強いサルと仲のよいサルは、そのサルがそばにいるときは威張
り散らすが、いなくなるととたんに、こそこそし始める。強いサルに攻撃されると、自分より弱
いサルを追いかける。そうすれば、自分が攻撃される側からする側に立つことができるから
だ。サルの社会は、勝者を認めることによって平和を保っていると考えることができる。

 ところうが、ゴリラは誰かに攻撃されても、第三者にその矛先を向けるといったことをしない。
闘いは常に二者の間で行われ、終結する。ただし、けんかが起こると必ずといっていいほど、
まわりのゴリラが仲裁に入る。それも、どちらかを加勢するのではなく、喧嘩を止めようとするの
である。闘っているのが巨大な体を持つオスであっても、小さな子供たちやメスが割って入るの
だ。止めに入った子どもたちをオスが攻撃することなく、仲裁は成功することが多い。
 これは、ゴリラがなるべく勝者をつくらないような社会をつくっているためである。サルたちのよ
うに周囲が勝者を認めてしまえば、けんかはすぐに終了する。でもゴリラはそれを好まない。
 けんかを終わらせることより、トラブルを起こした双方の面子を失わせないことの方が重要なの
である。だから、ゴリラにはけんかを止める第三者が常に必要になる。けんかは二人でするもの
ではないからである。
           (やまぎわ じゅいち=京都大学教授・読売新聞文化面「潮音風声」16・7・7)
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 これを、読んでいると、ゴリラって凄い。素晴らしいなあ―。
 国際問題にしても、最近の怖いような事件を見るにつけても、考えさせられます。教えられます。

 今日も、暑い日でした。蛍が飛んでいるというニュースに亡き父を思い出しているのです。
 亡き父はお役所勤めでした。(前にも書きましたが……)
 ちょうど今頃のことなのでしょう。白い色の、麻のスーツに麻のソフト帽、白い靴・背の高いとても
素敵な父でした。夜暗い田舎の道を帰るとき、わたしと妹が喜ぶと思い、蛍を捕まえてきてくれた
ものです。そういう姿でどうやって捕まえたのでしょうね。いまだに謎であり、不思議なのです。もう
みんな逝ってしまいました。
 翌朝、母が「お父ちゃんが、蛍を捕まえてきてくれたよ」って!
 田舎の大きな家は襖や障子を閉めると、朝でも、暗くなるのです。そこに、母が蛍を放してくれる
のです。蛍は光りながら飛ぶのです。その美しいこと。また不思議なこと。ビックリして喜んだことと
思うのです。もうみんな出勤したり学校にいったあとです。この時期いつも思いだす私なのです。
 優しい亡き父母の思い出なのです。
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ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

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