おばあちゃんのひとりごと

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森脇を弁護する人なしの中での・・・瀬島

「人間的魅力の研究」伊藤肇著より

 ……四面楚歌の森脇を弁護した瀬島……

 間もなく政財界を震撼させた吹原事件が起こり、森脇将光は主犯の一人として収監
された。そんな中にあって、瀬島は一人でせっせっと森脇のさし入れに通った。もちろ
ん、事件の重要容疑者として接見禁止になっているが、獄中の森脇はこの好意をしみ
じみと胸に味わったことだろう。
 やがて検察庁は瀬島を森脇に深いかかわりあいのあるものとしてマークし、参考人
として喚問した。法廷では検事たちが、芝浦精糖株の一件を鋭く追及した。「森脇のよ
うな悪党が、100万株にのぼる株を見返りなしで手放すわけがない」というのが検察
の論調だった。
 手をかえ、品をかえて、そこをつかれた。だが、真実ほど強いものははない。瀬島の
答えは何度聞かれても同じだった。公判廷へも瀬島は森脇の弁護のためにすすんで
出た。
 裁判長から 「参考人は森脇に迷惑をかけられた事実はありませんか」ときかれ、
「伊藤忠商事はもちろん、瀬島龍三個人も森脇さんにお世話になっておりこそすれ、迷惑
など、これっぽちもかけられておりません」と堂々と答えた。
 四面楚歌の森脇である。すすんで悪いというやつは、はいて捨てるほどにいたが、弁護
をする人間などは一人もいなかった。いや、ちょっとでも弁護しようものなら、あらぬ疑いを
かけられて、石の一つもぶつけられそうな状態だった。そんな中にあって、敢然と森脇の、
弁護をするのは、かなりの勇気と決断が必要であった。
 裁判長は「ありがとう」といって言葉をつまらせた。職責を離れて、瀬島に共感したからで
あろう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 小説の「不毛地帯」の主人公壱岐正のモデルに瀬島龍三を選んだ山崎豊子さんだそうです。

 短歌

 生涯を立派に生きたしされどそれ難しすぎてなんとなく生きる

 今日もまた何となく過ぎ仕方ない明日こそちゃんと生きないといかん

 友ら会う七人でランチしあわせだな話題入れず聞く側でいる

 幸というそれが気ずかぬ人多く不幸になって気ずくのかなあ

 ニュースに涙し声が出て泣けるニュースを見るはやめたくなって

 
 長寿のこのニュースは凄いものです。
 110歳で男性の世界一が日本人、女性も116歳で世界一は日本人とニュースでやっていたが、
とてもしっかりしておられビックリしました。

 

 

 
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Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

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