おばあちゃんのひとりごと

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震えるほど感動し「選ばれた人生、頑張らなきゃ」

「至知」2007・3
 お母さん、あなたが産み育てる命が
   明日の日本をつくります
               針間産婦人科医院
                      針間幹子 インタビューより

 …奇跡にも近い私という命…

  母親学級では「躾」に関しても、自分の子育ての体験に基ずいてお話しします。
躾とは、つまるところどんな言葉掛けで子どもを導くか、ではないでしょうか。
 
 これはうちの末の娘がまだ小さかった頃の話です。魚の揚げ物を食卓に出した
ところ、いやじゃなんじゃと言って、食べようとしません。そこで私はこう言いました。

 「このお魚かわいそうね。もしかしたらお母さんと一緒にお昼寝していたかもしれな
いし、お友だちと一緒に遊んでいたかもしれない。それが運がいいのか悪いのか、
漁師さんにすくわれて、お魚屋さんに並べられて、あなたに食べさせようとしたお母
さんに買われて」

  「ほんなら、かわいそうやから海に流しいや」、と娘が言うので、「そうね、でもあな
たが遊びに出て行って、車にはねられたかなんかで、死んでうちに返ってきたら、お
母ちゃん、どうする?」と問いかけました。

 「……泣くね」
 「じゃあ、お魚のお母さんも泣くね」
 と言うと、娘は困った顔をして黙ってしまいました。

  「だからね。このお魚に、”ごめんね。ありがとう”って言って食べてごらん。このお
魚の命があなたという人間の命に変わるのよ」
 そう教えた時、娘の目がきらっと輝き、以来好き嫌いを、一切言わなくなりました。
 
 よく「子どもたちに命の大切さを教えたい」という声を聞きますが、自分の命は他の
生物の命の上に成り立っていること、自分という命は奇跡にも近い確率でこの世に
誕生したことを教える以外にない、と私は思っています。

  約三億の精子と、二百万個の原始卵胞から排卵されたたつた一つの卵子がめぐ
りあい、受精する。それがちゃんと着床し、流産もせず、堕胎もせずに生まれてきた
……何百億、何千億分の一の確率で自分という人間がこの世に誕生したと思う時、
私は感動し、「選ばれた人生、頑張らなきゃ」と本気になります。

  --省略ーー

 いま子育てをしているお母さん、そしてこれから母になる若い女性の皆さんあなた
たちが産み育てる子どもたちが明日の日本をつくるのです。そう考えると、お母さん
の仕事は一国の首相よりも任が重い、その自覚を強め、まずお母さんが正しい知識
をもって育児にあたること。そしてご自身がいまいる環境で精いっぱい命を燃やし、
人生を輝かせてほしいと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  短歌

  若きママときどきメールくれ嬉し楽しくなるし元気が湧いて

  とげ感ず友の会話にあきらめて老いていくなかさもありなんか

  世辞をいうその場限りのその言葉聞くも言うのもますます避ける

  ひとりとは気楽なことよ考える必要もなく暢気にゆくか

  寂しさも笑えるほどに消えているほどほどに幸それがなにより    
        
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Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

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