おばあちゃんのひとりごと

Entries

良寛が心を許した友 三輪佐一さん

          友だちっていいな

     新友 信友 親友 清友 心友 神友
     いろんな友達あるよね
     みんなひっくるめたような友がいいな

    

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
     
        「一期一詩」      <こころの詩>をよむ
                           瀬上敏雄著より
 
           良寛と佐一

           佐一の順世を聞く

       微雨の空濛(くうもう)たり  芒種(ぼうしゅ)の節
       故人我を棄てて  何処にか行ける
       寂寥に堪えずして  則ち尋ね去れば
       万朶(ばんだ)の青山  杜鵑(とけん)鳴く

 三輪佐一は越後与板の三輪家六代多仲長高の末弟、良寛より三歳ほど
年下で、国上山の五号庵で孤独清貧の日々を過ごす良寛の数少ない在家
の弟子であり、師弟を超えた深い心の交流があった。

 良寛の佐一に宛てた手紙には、「君に別れてより、知らず幾日かを、起居
心平(こころたいら)かならずと、別れたあとの淋しさに、いつか折をみてあな
たに会い、わたしのはるかな思慕の情を慰めたいものであると佐一を見ぬ日
の淋しさを訴えている。

 また、吹雪をついて庵を訪ねた佐一と、渋茶をすすりながら語り合った日を
懐かしみ、結核を病む佐一を案じて、冬の寒さには、敷物を厚く重ねて温かく
されるようにと、こまやかな思いやりを寄せている。

 そしてそのあとで良寛は、今の仏教界をみるに、実に嘆かわしいことばかり
で、今日、本当に仏道を行じている人が、はたして幾人いるのであろうか、と
悲憤の思いを述べている。

 こういう消息をを読むと、良寛が佐一に対し、いかに心を許していたかが窺わ
れる。その佐一が忽然として世を去ったのである。四十七歳であった。
 「佐一の順世を聞く」の詩には、良寛の悲しみが溢れている。

 「かすかな雨の降り続く六月の初め、佐一よ、お前はワタシを捨ててどこへ行
ってしまったのか。人生の寂寞に堪えかねて私は、佐一を尋ねて山の中を迷い
歩くのである。しかし、幽冥へと赴いた佐一はどこにもいない。もう会うこともない
のだ。六月の青山に雨が降り続き、ただほととぎすの悲痛な鳴き声が聞こえる
だけである」

 冥界の佐一をいくら尋ねても逢えるはずがないのに、良寛は雨けぶる山中を迷
わずにはおれないのである。禅僧として高い悟りの境地にありながら、一処不住
の乞食姿で、子供と遊び、愛するものとの惜別に涙を流す。こういう良寛の人間
性が、今も私たちの心を浄め温めてくれる。

 ----------------------------------
  短歌

   いい友と思っていたら嫌われてなんかさびしい今宵名月

   友の話す愚痴を聞きつつその愚痴がなんだか楽しこの友は幸



スポンサーサイト

左サイドMenu

プロフィール

フェアリーグランマ

Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

ランキング

ブログ村のランキングに参加しています。応援してくれたら元気が出ます!
にほんブログ村 ポエムブログ 自作詩・自作ポエムへ にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ
にほんブログ村 にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村

flag counter

Flag Counter

最新記事

最新トラックバック

音楽