おばあちゃんのひとりごと

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亡き母の冬支度を偲ぶ





        幼なの秋亡母は障子を張り替え冬支度はじむ


     母の冬支度の思い出

        小さい頃の秋は母は大忙し冬支度だ
        小さい妹とわたしが仕事を作っていたのだ
        破いたり 指でつっいたりした障子を
        張り替えたり 指で空かせた穴には障子紙を花を切り切紙し貼る
        しかし悪い子だったし、困らせる遊びをしていたなあ
        

        学校から帰ると母は
        8畳いっぱい打ち直した綿を広げ
        冬の布団作り それが雲に乗るみたい心地良い
        また ネルと言う生地で寝まきを作って下さる
        パジャマなんてない時代のパジャマなのだ


        暖かい生地 ネルで着物仕立てのパジャマを作る母
        冬の嬉しい嬉しい寝まきだったなあ。筒袖の着物がパジャマ
        「また 縫い上げとちゃつたよう」
        姉が早速告げ口に…
        わたしは縫い上げを取りお姫様になり いい気持ち


        また叱られる 叱られる。
        また 母に仕事を作っていたわたし  
        また 困らせていた。 お姫様遊びが楽しくて
        何度も 何度も やるから堪らなかっただろうなあ
        今なら 母の気持ちが分かる 分かる


        母は しかし 許していてくれていたよなあーそう思う
        直している後ろ姿が笑っているように見えた
        茶飲み友達に笑いながら 話していた
        困った子だと思いつつ 
        きっと 可笑しい不思議な子と思っていたのだろう

        小さい頃の 昔 昔の遠い日の記憶
        明治生まれの母でした
        着物が似合い 白いかっぽう着が似合う母でした
        なんでも知っていて器用で厳しくて優しい愛の深い母でした。
        もう亡くなり思い出さえも時代に合いません。




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Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

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