おばあちゃんのひとりごと

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「諸君にはなむけの言葉として贈る」 会津八一さま

 さあ今日は雨、 今からは、 「一雨一度」 だんだん寒くなりますね。四季が、
ある日本はいいものです。冬は気が引き締まります。気を引き締めて、冬・冬・・
寒いからいやだと言うより、鍋はおいしいし、いいことを考えて、風邪引かないで、
楽しく過ごしたいと思う私。冬の寒さも自分のためには”ありがたい”と思うのです。

      中村天風さまの言葉          
          
           つつましやかに感謝の念をもって
           生きるようになったら
           どれだけ人生のスケールが、
           大きくなるかわからないでしょう。

           現在ただいますべてに感謝にしなさいって。

           いいかい、
           もうどんなことがあったって、
           現在感謝

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<これは前にも書きましたが、何度読んでも面白いのでまたここに書きますね>

   人間・出会いの研究  小島直記 著より

 「鳩の橋」小笠原忠の小説より
 --省略ーー

 おなじく三年生のとき。
 「私」はある日、担任の先生ならぬ教頭先生から呼び出しをくらった。
 学校の隣は犬養毅の屋敷。そこに忍びこんで、糸とハリで鳩を釣ろう
として三太夫(執事)の老人につかまったが、そのことがもうわかったか
と、おそるおそる教頭室に入る。
 はたして、教頭のそばに袴をつけた三太夫の老人がいて、
 「この生徒です。厳重に処罰していただきたい」
 と声をはりあげた。

 ところうが教頭は、少しも 「私」 を叱らないで、かえって三太夫をたし
なめたのだ。

 「この生徒は第一鳩をつかまえていない。この生徒の方こそあんたにつか
まっのだ。それにこの生徒は、自分の組と名前をちゃんとあなたに告げてい
る。この正直はわが校のモットーにぴったりであって、ほめてやってもいいく
らいなのだ」

 「……」

 「鳩は日本中どこにもいる。犬養さんのお宅は広いから鳩も遊びにくる。その
鳩と遊ぶために生徒が入る。それが犬養さんにとってどれだけ迷惑だというの
だ。政治家として日本国中の人々の幸福を考えているはずの犬養さんが、鳩の
一羽や垣根の越境なんて問題にするわけがないよ。帰って聞いてみたまえ」

 教頭は、いきりたつ老人に逆ねじをくわせr、、「私」 はあっさり許された。

 会津教頭は学校経営者側と対立して、学校をやめねばならなくなった。その別
れの挨拶で次のようにいった。

 「かえりみて、私は最も悪い教師であった。私は今日まで諸君と遊んでばかりい
て、教えたことは一度もない。最後にひとつだけ、私の言葉として記憶に遺してほし
い。それは、中途半端がもっともいけない。ということである。野球をやるなら、とこと
んまで野球をやれ、柔道をやるなら、とことんまで柔道をやれ。そして学問も同じこと。
歴史でも、物理でも、それが自分の一生の仕事と決めたら、それをとことんまでやれ、
ということを、諸君にはなむけの言葉として贈る」

 その日、 「私」 は先生に呼ばれた。
 「君にうちで飼っている鳩を五羽、みんなやるからとりにくるに」
 そしてつけ加えた。

 「”鳩に三枝の礼あり”ということわざを試すために鳩を飼ったが、それは真っ赤なウソ
で、高い枝の安全を独占しようとする親のエゴイズムにすぎないことがわかったかtら、
おれにかわって今度は君が飼ってくれ、君なら大事ににしてくれるだろうから」
 先生は犬養家の事件をおぼえていたのである。

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 会津さんって魅力のあるかたですよね。なんか読んでいると 楽しくなるのです。

 川柳

   店員は財布に頭下げていた

   一歩外出れば渦中が見えてくる

   誰にでも笑顔はできるプレゼント

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フェアリーグランマ

Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

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