おばあちゃんのひとりごと

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雪だるま目鼻もらいし方を向く  浅井柿条

 昨日は3か月に一度の受診でした。半日かかりますが、年寄りのひまな
一日、それさえも人を眺め人生勉強になり楽しいものです。
 後ろで話す声。夫婦の会話、ご主人がすべてに怒っての返事しておられ、
あーあ それもまたよきご夫婦なんだな。娘さんだと思うけれど、お母さんに
怒鳴って見える。お母さんは黙っておられるのを、面と向かいあい大声だ。
まさかお嫁さんじゃあないよなー・なんて考えながら……。
 仲良くお世話してる息子さんらしき人やら、ご夫婦で支え合う姿、いろいろな
光景。いいもんもです。本を読み、ヲオークマンで音楽を聴きながら、3時間ほ
どいましたが、ゆっくりしたいい時間です。結果もよくホッとし帰宅。
 暇な日々のいい時間。友人に待合室で手紙書いたり、時間のつぶし方は上
手なわたし。なんでも楽しく考えるのです。

     わが人生

  良き人に出会えぬまま
  良き人に出会えたのかしらん
  わからぬままに 老いていた
  過ごしきて ただ 懸命に生き
  いつも道草ばかりだったかな
  それとも迷う道ばかりかな
  花は咲くと思い生き
  なんだって無駄はないと思うのだが
  それでも 無駄ばかりな 道が悔しい

  花は咲かなかったが
  花は咲かなくとも
  それがわたしの人生
  まあ いい それでいい
  それがいい そう思うのだ
  自分が着た人生だもの
  ありがたい 満足しなきゃぁ

―ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 一期一詩   瀬上敏雄著より

 いのちの方向

      雪だるま目鼻もらひし方を向く      浅井柿条

  --省略ーー

 人間もまたこの世に生を享ける誕生に当たって、何一つ自分の意思を
働かせることはできない。故郷を選ぶことも、父母を選ぶことも、男か女か
も、容貌の善し悪しも何ひとつ自由にならない。親もまた子どもを選んで産
むことはできない。

 そこには人間のはからいの一切届かない厳かな大自然の営みがあるの
だ。大いなるものいのちのはからいによって、人間に生まれるべきご縁をい
ただき、今生の父母との親子の縁が結ばれ、不可思議のいのちを賜ってこ
の世に生を享けてきたしかいいようがない。

 まことに永遠なるものから目鼻を貰ってきた掛け替えのない自己の生命
なのである。

 私はこれまでの人生の中で堪え難い苦に遭うと、いっそ生まれてこなけ
ればよかったと何度も思った事がある。またその生き難い苦脳に堪えかね
てふっと死を考えたこともあった。
 
 しかし賜った自己のいのちに対して大変不遜な思いであり、勿体ないこと
であった。と気ずかされた。

 絶対他力の働きによってこの世に生を享けた私たちは、自分の生きるい
のちの方向、精神の方向を自らが決めなければならない。

 自分のいのちの人生は自分で歩むしかないからである。

 そこでどんな困難が待ち受けていても、その道を切り開いて生きてゆかね
ばならない。

 私は今、川畠成道という盲目のヴァイオリンニストのCDを聞きながらこの稿
を書いている。

 彼の演奏するヴァイオリンの音色は、永遠の響きをもって私の魂を癒してくれ
るからである。

 川畠成道氏は八歳の時、祖父母と米国に旅行中に風邪を引き、飲んだ薬の
副作用で生存率五%という中から奇跡的に生命を取り留めた。しかし眼の明り
を失ってしまった。降って湧いた不幸に家族は苦悩し、彼が十歳の時、父と同じ
ヴァイオリン奏者の道を歩むことになった。
 殆ど視力のないわが子のために模造紙に楽譜を写し、成道少年はその道に
猛精進した。三年後には巨匠アイザック・スターンが絶賛する腕前となった。

 かれは突然の災厄の中から自分の生涯の道を見つけ、見事に大成した。

 そこには彼の努力とともに、人間の力を超えた恩寵があったからだと思う。

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 短歌

  文を書きつ思い出せない字にドキリボケのはじまり冷や汗の出る

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フェアリーグランマ

Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

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