おばあちゃんのひとりごと

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翌朝の新聞は三面トップでデカデカと扱った。

     たつたひとことを

    誰もが 毎日ね
    ふっと楽しくなったり
    誰の心も ホンワカするような
    そういうひとことをね

    会えば 嬉しくて笑顔になり
    話せば ホンワリと楽しくなる
    なんとなく 話さなくたっていい
    傍にいるだけで ここちよい

    あいさつだけだって いい
    おはよう こんにちわ ありがとう
    いいなぁ 友だちに会えたらね
    そうやって 過ごしたいよね

  心を 「あいうえお」 にしたらいいなぁ 

    あ はね。 ありがとう
    い はね。 いい日にしよう
    う はね。 嬉しいなぁ
    え はね。 笑顔で過ごす
    お はね。 おかげさまといいたいなぁ

 今日も何にもない。
 一日だったわ。
 ありがたい ありがたい。
 ご訪問をありがとうございます
 おかげさまで 元気がでます。
    
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 帝王学     伊藤肇 著より

 金を貸す前に知恵を貸せ

        たった一言で
        生きたくもなり
        死にたくもなる
        そういう言葉がほしい

 山形相互銀行の沢井修一さんな、かの銀行をつくるに渋沢敬三さん
に会って特に教えを乞うた。
 渋沢さんはしばらく考えた末、こういった。
 「後発銀行なんだから、普通のことをやっていてはダメです。そこで金
を貸す前に知恵を貸しなさい。」
 以来、三十年、精進に精進を重ねたあげく、やっと五年前に経営相談
室の実現をみた。もちろん、どの銀行にも経営相談室はある。だが、た
いていは盲腸的存在で、経営相談という実際の機能をはたしていない
のに比べて山形相互のそれは極めて行動的であり、実践的である。

 沢井さんの経営理念は、「人材さえおれば金もモノも自然に集まって
くる」 という大原則に貫かれている。経営相談室を設けるのに三十年
の歳月をかけたのだ。組織はデスク・プランで一夜でもできるが、人材
はそうはいかない。沢井さんがバック・アップしている東北振興研修所
も、人材育成の強力なる一環なのだ。
 沢井さんはかって伏木港の六十%を支配していた、釣谷又右衛門
(伏木海運の創業者)さんに会って、その秘訣を聞くと、釣谷さんは、
明確に三つの点をあげたという。

 一、 釣谷の店で働くことが他のどの店よりも幸せだ、という物心両
    面の待遇を従業員にしているつもりだ。

 ニ、 設備には絶対に金を惜しまなかった。いわゆる省力化である。

 三、権威ある業者になることにつとめた。

 たとえば約束は絶対に守ることである。 「何月何日までに、この荷物
をとりにくる。」といったら、雨が降ろうとヤリが降ろうと、どんな困難な状
態になっても必ず受け取りにくる。しかし、「運賃をまけてくれ」 という交
渉があつても決してとりあわない。
 「この原則はそっくりそのまま、山形相互の経営に適応できます」 が
沢井さんの解説だった。

 山形相互の二人の行員が、酔っ払ったヤクザに因縁をつけられ、あっと
いう間に一人が袋だたきにされてしまった。
 
 残った一人は 「よくも友だちをやりやがったな」 といきりたち、アンちゃ
ん二人をむこうにまわして大立ち回りを演じているところへ、パトカーがやっ
てきて、全員、ブタ箱へほうりこもれてしまった。

 ジェントルマンをうりものとする銀行員が、ゴロンボとわたりあったのだか
ら、ニュースバりューは満点だ。翌朝の新聞は三面トップでデカデカと扱っ
た。

 二人の行員は、すっかりしょげかえり、おずおずと沢井さんの前に来て、

 「つい、かっとなって、銀行の体面を穢し、まことに相すみません、覚悟
はできていますから、存分に御処分のほどを……」 とうなだれた。

 この時、沢井さんは厳然としていい放った。

 「もしもだよ、ヤクザになぐられた同僚を見捨てて逃げたら、俺は即座に
君を首にしただろう。そんな薄情な卑怯者を当行に置いとくわけにはいか
んからだ。だが、君は友人をかばって勇敢に闘った。まさか暴力沙汰をお
こした奴を表彰するわけにもいかんが、俺は君のやり方が大いに気に入っ
てるんだ」

 行員二人は男泣きに泣いた。
 おまけに暮れのボーナスは倍になっていた。

ーーー省略ーーー
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 短歌

     さびしさも気楽さもまたほどほどで老いのひと日は穏やかに過ぐる

     癌ならず静かに逝きたしふと思うそうかといっても業深きわれ

     友からの「泊りにゆくね」電話あり嬉しく待とう皆に会えるを
 
  
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フェアリーグランマ

Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

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