おばあちゃんのひとりごと

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「知ちょった? あんたは本当はいらん子だったらしいよ」  ① 次回②に続く

 生きることは、愛することだ。 妻子を愛し、同胞を愛し
 おのれの敵である者を愛することだ
                           坂村真民

 朝早くに散歩に出たら、気持ちがいいこと。 今がいい季節。 あっという間に
過ぎ去っていく。 だからいいのだ。 ずーと、この気候だったら、当たり前にな
っちゃっうからね。 なんにも思わないことでしょう。 こんなにいい季節だって!

    あたりまえのなかのきずき

      なんでもが
      あたりまえのなかにある
      とても 大切なこと    
      気ずかずに 生きてる
      
      気ずけていたら 人生も 変わる
      だって すべてに 
      なんでもが ありがたい ってね
      感謝できて そう気ずけていたら 

      うっふふ それは わかってても
      案外 難しい でも でも つい つい
      気ずけてたらいいな
      当然の中にある ありがたきことに!

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2014・5 人間学を学ぶ月刊誌 
  「至知」   至知随想

 鬼が笑った日                しの武
                        (しのぶ=鬼画作家)
 ---省略ーーーー
 私が幼少期を過ごしたのは、父方の実家がある、山口県防府市南部の
瀬戸内海に浮かぶ向島でした。二歳の姉と生まれたばかりの私を祖父母に
ゆだねると、母はそのまま姿をくらませてしまったのです。
 母親に代わって愛情を注いでくれた祖母を四歳の夏に急な病気で失うと、
今度は当然ヤクザだった父が刑務所に収監される事態に、祖父は親戚と話
しあいの末、私たち姉妹を児童養護施設に預けるという苦渋の決断を下した。
 それまで味わったことのない規律ある集団生活を姉は嫌っていましたが、私
は守られているという安心感に包まれながら、すくすくと育っていきます。
 
 父が私たち姉妹を施設に迎えに来てくれたのは、私が小学校五年生の春で
した。再び父と暮らせる嬉しさに胸を膨らませる半面、一諸に暮らす継母と連れ
子二人、合計六人での新生活はぎくしゃくとした不自然さがつきまといます。
 新しい生活に必死に馴染もうとする私を横目に、まず姉に異変が起きました。
もともと破天荒な性格だった姉は、施設の生活から解放されると、それまでの不
満を一気に噴出させるかのように非行に走ったのです。
 さらに女遊びを繰り返す父が徐々に家から遠ざかっていくと、継母のストレスの
はけ口は自然と私に向けられていきました。

 二度と父とは離れたくない。
 そんな思いでどんな理不尽にも耐えてきた私でしたが、ピンと張りつめていた
緊張の糸を継母が切り裂きました。 それは消したくても消すことのできない、深く
心に刻まれた言葉でした。

 「知っちょった? あんた本当はいらん子じゃったらしいよ」

 込み上げてくる怒りに似た感情を、誰にぶつければいいか、私にはわかりませ
んでした。 時とともにそれまで抱いたことのない憎しみ、嘆きや怒りなどの感情
が、とめどもなく湧きあがってきます。
 勢いよく広げた大学ノートは、どす黒い感情の塊で埋め尽くされてきました。

 もうどうでもいい・・・・・。

 なぜ自分は生きているのか、生まれてくる必要があったのか、と子どもながらに真
剣に考えたのはこの時が初めてでした。 そして、二度と家に戻らないと胸に誓って
家を出たのは十四歳のこと。
 あてもなく彷徨う私を助けてくれたのは、当時島根県にある彼の実家に身をよせて
いた姉と、その彼の母親でした。


―ーーーーーーーーーー次回に続きますーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 
 
 短歌

    うっふふと心弾ませ元気よく笑って暮らすがいいと思うな
    辛すぎるそんな人生をたくましく乗り越えていく人の素晴らしさ

 俳句

    学校ゆくランドセル並び五月朝
    あじさいの咲く楽しみや梅雨たより

 川柳

    泣くがいいベビーは泣くが仕事です
    老人は寛容であれ笑むがいい
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プロフィール

フェアリーグランマ

Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

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