おばあちゃんのひとりごと

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私には決して忘れることができない一つの 「死」 があります。

 美しく死ぬ、美しく死にたい、これは感傷に過ぎんね。
                                    梅崎春生

 美しく死ぬ、それは重要なことだけれども、大自然のままなり。
 ゆえに、美しく生きることだ。 その努力ならわたしにもできるから。
                             おばあちゃんのひとりごと

 今日は、昨年 圧迫骨折した日 ちょうど一年です。 あの痛さに涙した日。
 ありがたいことに、今があります。 子ら夫婦の優しさに、生涯 忘れられない感謝
の日々となりました。 いまこうして生きて独りで生活出来て、いい幸せ。

 昨日だったかしら。 ご近所の小学校の修学旅行だったようでね。 いつもの子がね。
お土産を買ってきてくれたのです。 ありがたくって、 飛び上がってしまいます。
 可愛らしい男の子です。 育ち行く姿が頼もしくてね。 少年らしくなりました。
 嬉しい。 それが 私の気持ちが分かるようでね。 京都の老舗のお漬物。
「しば漬け」 おばあちゃんは独り暮らしですもの。 ちゃんと小さいのです。 この心遣
い、立派に心優しい子に育っていることが、微笑ましくなんかほのぼの幸せになります。 
 楽しみにご飯といただこうかなぁー。 お礼の手紙を書いて新聞受けに入れ・・・・。
少し後で若いママさんが、「喜んでいました。」 とメールがきたの。ありがたい。わたし。
 嬉し日になりました。 
 

          幼き日の我儘

         いいことってするのがいい それもしらず 
         子どもの頃は要領が悪く やりたいことだけ
         どちらかと言うと、いい子ではない
         横着もんでね 自分の好きなことだけやっていたな
         叱られたり すぐふくれたり  
         喧嘩したり 意地悪されたり いじわるしたり
         小さい頃はそれでよかったかなぁ 

         でも それだから そして思う
         そういうふうだったから のびのびで
         怖いものしらずの 天真爛漫 
         いい言葉で 言うとね
         悪い言葉で 言えば
         なんだろうなぁ ちちははは
         いつも 叱りはするが 微笑んでいたなぁ

         辛い苦しい忍耐・我慢を 乗り越える力は きっと
         その幼いころの 自分勝手さの 我儘のなかで覚えられたかなぁ
         いい子ではないから 逃げの道やら 工夫が必要だし
         いい子ではないから 自分と小さい妹を守らないといかんし
         そこで こわいもの知らず になっていったんだろうなぁ
         いい子に育っていたら 乗り越えられなかったかも
         でも いい子に育ててほしかったな なんて勝手を思い
         
         愚かもんであったのは確か
         大人になるまでの 生き方が下手で 泣いたわ
         口下手で ふくれちゃあだめなのに ふくれ面
         みんなに愛されるようならないとな 愛嬌よしに
         痛い思いし 覚えてきたから わかるんです
         周りをしっかり見て 周りに気を遣って 生きるという
         大人になるための大切な努力があることをしったのです

         あーあ 老いてもいまだに下手な生き方です。 だから 努力。
         美しく生きねば・・・・残りの人生をね
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2009・3
 人間学を学ぶ月刊誌 「到知」 より
 天から賜った生を全うせよ      秋田県生活センター主幹 伊藤彬
 「十二年間ワーストの自殺率」 という深刻な状況が続く秋田県。しかし、
一昨年。同県の自殺率は大幅に減少し、その取り組みに全国の自治体等
から熱い視線が集まっている。長年、多重債務者たちの相談に応じ、現在
「秋田なまはげの会」 の活動を通じて、人々の生と向き合い続ける伊藤彬
氏にお話を伺った。
  ----省略ーーーーー
  {亡き友へ送る言葉}
 私には決して忘れることのできない一つの 「死」 があります。 いまから
ちょうど十年前のことでした。 ペンキ屋の商売をしていた小・中学校時代か
らの同級生が、借金を理由に自殺してしまい山奥にあった車の中で発見され
たのです。 死後、ずいぶん時間が経過していたようで、死体はほぼ白骨化
した状態でした。
 後日、彼の奥様が私の元を訪ねてこられ、涙ながらにこう訴えられました。
「亡くなった主人のお父さまが、”、うちの家系には先祖代々自殺を下人間な
どいない。こんな死に方をした息子を、家の墓に入れるわけにはいかない”と
いうんです。」

 私はやるせない気持ちになり、友人の父親のもとに向かいました。彼の父
親は 「息子の自殺が新聞報道までされて、世間に対して非常に恥ずかしい
思いだ」 と言いました。
 気持ちは分からないわけではありませんでしたが、こんな時、残された家族
こそがそれを助け合い、冷たい世間の視線に耐えていかなければならないの
ではないかと私は感じました。

 その後も法要の度に、彼の家へ何回も頭を下げに行き、東京に出て行った
仲間たちも皆駆けつけてくれました。 そして結果的に、彼の先祖代々のお墓
に葬って頂くことができたのです。

 人は皆、天からたった一つの命を賜って生きています。 せっかく賜った生だ
から、何としてもその命を全うしてもらいたいと思っています。 いくら苦しい時が
あっても決して一人ではないし、誰かに相談すれば必ず解決する。 いまが冬
だとすれば、いずれ必ず春はやってくる。 そう信じて、どうにか生き続けてもら
たいと思っています。

 冒頭で、日本における年間の自殺者数が三万人であることを伝えましたが、
自殺未遂者を含めれば、さらに相当な数に上がると思われます。 私はこの
「なまはげ会」のような団体が必要でなくなる世の中が早くきてくれることを望
んでいあます。
 そして誰にも相談できる人がおらず、不幸にも自殺をしてしまった私の友人
に、こう言葉を送りたいです。

 「君のような人は、今後 生まないようにしたい。 だから安心して天国で
見守っていてください。・・・・・」

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 短歌

    気が付けばすっかり老人なっていた若さの良さはなんと善き哉

 俳句

    アジサイの美しきかな寺の庭

 川柳

   笑ってる穏やかな老い今が幸
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フェアリーグランマ

Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

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