おばあちゃんのひとりごと

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藤田先生には”弱虫”って言われたけど、私は先生のような天才じゃないし・・・・石井好子さん

 「どうぞ貧乏でも、貧乏が苦にならないで、努力できるようにまもって
  ください。 病気でも病気が苦にならない、病気を恐れない、病気で
  愚痴にならない、病気のなかでも心安らかに頑張れるように、どうぞ
  あの人をまもってください・・・・」 こう祈っていくのが、仏教の祈りで
  す。                                 盛永宗興
                      
 ああ こうやって こういう気持ちで祈りたいなあ。 読めばその時は、そ
う思い、また すぐ忘れてる。 どうしようもない だから いつも 笑ってい
るのです。 失敗やら、甘えやら、わがままやらを、笑顔でぼかすのです。
 なんだって すぐに 忘れてるんですもの。 うっふふ うっふふ。
 今日偶然ご近所さんにお会いし立ち話ししててね。 「いかがですか?」
と、おっしゃるので、つい 「ええ、一年ごとに老いを感じてね。大変です」
と、いいましたら、その美しい奥様は・・・「そうですよね。 わかいときもあ
ったんですもの・・・」 「そうですよね。 どうぞ追い越して行って下さいな」
と、いったんです。 「遠慮なさらないで・・・?」 アッハ アッハ。大笑い。
 笑って、わが家に帰りました。
 
      そう思うのです

 これまでを
 ふりかえるとね
 そうなんだよ

 みんな 自分が
 やってきた 願っていた  そのまま
 そうなんだよ

 だからねえ
 いいことをやり
 いいことをいつも思うことだよ

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日本の貴婦人            稲木紫織 著  インタビュー

 続きです・・・。石井好子
 
 --そのままパリに3年、ヨーロッパ各地でも公演し、パスドックの後
は有名なキャバレー、ナチュリストに365日、1日も休まず出演。 その
後はキャブシーズ劇場で活躍した。

ーーパリでの印象深い思いでは?
石井  パスドックで歌い始めたころ、画家の藤田嗣治先生が、日本の
女性ががんばっていると聞いて励ましてやろうと、花束を持ってきてくだ
さって大感激しました。 それ以来、あちこちへお供するようになったん
ですが、先生が姿を見せると、もう 「フジタ、フジタ」 って周囲が大騒ぎ
パリの紳士が 「あなたを尊敬しております」 とわざわざ先生に言いに
きたり。 本当にパリに愛された方でした。
 --ほかにもさまざまな芸術家と親交がおありだったとか?
石井  彫刻家のジャッコメッテイとは、私のキャップシーヌ劇場が終わる
深夜12時過ぎが、ちょうど彼の夕食の時間なので、カフェ・クーポールで
毎晩のようにいっしょに過ごしました。 最初は彼のことを知らなくて、汚
らしいおじいさんだと思っていたのよ(笑) でも、精神的にとても魅力のあ
る真摯な方でしたね。  「泥棒日記」 の作家、ジャン・ジュネは、本当に
言葉も泥棒みたいな言葉遣いで、居所もも知らせないよう人だったんです
よ。

 歌手のジョセフィン・ベーカー、ダミア、エンリコ・マシアスとも親しく、今
世紀を代表する芸術家たちとの友情の思い出はすばらしい宝物、と後る。

石井  パスドック初日の翌日の新聞には、マダム貞奴以来の日本人歌
手と大きく報道だれテレビ出演したり、2年後はドーヴィルのシャンソンコ
ンク―ルで表現賞を受賞したり、でもナチュリストに出ていたころ、日本で
は父が運輸大臣をしていたんですが、その娘が裸踊りの前で歌うとは、ケ
シカラン、という日本人もいたのね。 それが1953年、エリザベス女王の
戴冠式を取材しに渡英した取材陣が、帰りにパリへ寄って私の舞台を見て
競って報道してくれて、日本でも話題が高まったようです。 戦後、日本人
はどこへ行っても肩身が狭かった頃なのに、レビューとはいえ数十人の外
国人をバックに従えて、日本女性が歌っているというのでね。 今でもエリ
ザベス女王が戴冠何十年とか聞くと、ああ、あれから、そんなに経ったの
かと思います。
ーーなぜ帰国なさったのですかーー
石井  ある時、パリにあまりにも馴染んで自分が外国にいるという違和
感がなくなっているのに気ずいて、これはまずい、日本に帰れるうちに帰ろ
う。 と思ったの。パリに憧れてずっと居ついて、そのまま帰れナkるなって
いる人をいっぱい見ていますからね。 藤田先生には、”弱虫” って言わ
れたけど、私は先生のような天才じゃあないし、日本へ帰ったほうがまだ
使い途があると自分で判断したの。 それに父や母に会いたかったんです。
 今と違って当時は外国にいる四年半の間、一度も電話すらできなかった
んですから。

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 短歌

   ご婦人は麻のお着物でサンドイッチほおばりおりてゆうがたのカフェ

 俳句

   一人とてなんだか忙し初秋かな

 川柳

  この暑さ元気でまつり汗光る
 
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Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

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