おばあちゃんのひとりごと

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八月に書き上げていた最後の原稿を自決する11月25日に渡す・・・ドナルド・キーン氏より

 いつも 「ありがとう」 と感謝し、いつも 「ありがとう」 といわれるよ
 うな、優しい温かい心でいたい。老いを楽しみ 「ありがたい」 とね。
                        おばあちゃんのひとりごと
 
  ただすれ違うだけで そういう人がある

 あのね いいこと教えるね
 ふくれつらならまだいいが
 怒ってる 怖い 恐ろしい怒り
 腹立ててる なんでかな
 気難しい 嫌だな 心をちょっとかえてみて
 いい運が来ると思うわ

 ちょっとしたことで
 すぐ怒るなんて 未熟者よ
 考えて 怒りなんて おバカさんよ 
 ふくれっつらなんていいことないよ
 素敵な人は いつも 微笑んでおられるもの
 そこで 人間の価値が見えてくるわよ きっとね

 だって、気は短いより、長いがいいとおもうわ。
 笑ってた方が いいに決まっている
 微笑んでいれば みんなあんしんするものよ
 そうやって すごしたい 一生
 ちょっとの努力で 優しい笑顔でいるだけで
 いい”うん”がくるものよ

 先日、夜 ヒやりとしたの。 ホント鈍い動きなので、私を見れば
腹立つのかもだけど、 エレベ―タ―にひとりで乗っていて、一階に
ついたので、出ようとしたら、男性が乗ってこられ、ひとりごとで、
怒っておられるの。 なんだかわかんなくってね。 よく聞いたら、あ
らら 私のこと? 聞こえたんだけれども 小声だからいいかも?

 「サッサッと降りろ。邪魔だ・・・」とか、怒って小声でどなってお
られるのです。 そうしてひとり乗って行かれましたが・・・・。
 ほんとうにこの世の中、怖いものです。たかが、エレ-べーター
の乗り降りで怒っておられるのには・・・ドキリ・・・です。
 
一階かなーとゆっくり見てから降りようとしたので、たしかに動きが
遅すぎるわね。 トホホ わたしが悪いかもね。
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日本を信じる                 節地寂聴
                         ドナルド・キーン {対談集}

忘れ得ぬ人たち
瀬戸内  先生が日本を好きでいてくださるその理由には、とても優
れた良い日本人のお友達がいたこともありますね。
キーン  そのことは非常に運がよかった。 京都大学の留学生時代、
まったくの偶然でしたが、私が下宿していた家に永井道雄さん (元
文部大臣)が引っ越ししてきたんです。 私はアメリカ帰りの京大の
助教授が隣に入ると知って、大変がっかりしました。 どうせ、英語の
練習の相手をさせられるか、アメリカではこんなに素晴らしい自動車
を持っていたと自慢話を聞かされるか、そんなふに思っていたんです。

 しかしある晩、下宿の奥さんの都合で、二人で一諸にごはんを食
べることになったのです。 そして、その晩から生涯のお友だちにな
りました。永井さんの紹介で、彼の幼稚園からの幼なじみである嶋
中鵬二さんを紹介され、嶋中さんもまた生涯の友となったんです。
 中央公論社の若い社長でであった嶋中さんは、無名の外国人で
ある私の文章を初めて雑誌に載せてくれ、その後も私を終生応援し
てくださった。 そういう友だちを得たのですから、日本に感謝する
ほかはありません。
瀬戸内 三島由紀夫さん」とも親しくてされていましたね。 亡くなられ
たときは、さぞびっくりなさったでしょう。
 キーン 本当に驚きましたが、あとで、いろいろその兆しがあったと
いう気もしました。 ただ、私はそれを敏感に察知できなかった。三島
さんと親しくなっりはじめてころ、彼はべたべたする関係は嫌いだとと
私に明言しました。 ですから、お互いに悩みを語りあうことはまった
くなかった。 彼は心に鬱屈した思いを抱え込んでいても私には言わ
ず、むしろ楽しい話ばかりしました。 それまでの私たちの約束を破っ
て 「もし何か心配事があるならはなしてください」 と初めて聞きまし
た。 三島さんはメウィそらし、何も答えませんでした。 けれど、三島
さんはすでにその時、三ヵ月後に自分が死ぬことを決めていたんです
 八月に書きあげていた最後の原稿を、自決する11月25日に渡す
ことだとか、すべて計画していました。 しかし そのことに私は気ず
けませんでした。 亡くなったと聞いたときには大変驚きましたし、と
ても悲しくなりました。
 
―――ー次回に続きますーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 短歌

   大欠伸してて眠れぬわが身かな何度もまよい眠薬のむ

 俳句

   鴉がいる夏の終わりや黒びかりだ

 川柳

  デザインも個性がひかるに替えてくれ
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フェアリーグランマ

Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

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