おばあちゃんのひとりごと

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先生をとても崇拝していて、いつも、ドアにキスしているんですが、隣の部屋でした。

 心を鬼にすると 「菩薩さま」 が涙ををこぼしますよ
 ● 鳥と虫とは鳴けども涙落ちず、日蓮は泣かねども涙ひまなし
                               日蓮
                      {名僧の一言 中野東禅著 }                   
 
 そうですよね。私も人間ができてなくて、たぶん神様や仏様やご
先祖様をいっぱい涙させているおこないをしているだろうと思うので
す。 だって、心の中で、いっぱいああだこうだ言い、言い訳をし、何
気なく、なんでもを、心の中で、愚痴っている自分がいるのですもの。
(笑) ときどき 情けなくなるのです。アッハ アツハ。笑っていこう。
 いいことなんてちっともできやしない。 微笑んでいただけるように、し
ないとね。 なかなか 老いて なを 成長は難し。 心幼すぎて・・・。

 へこたれる

 なんか ときどき 
 すっかり へこたれる
 しょげる なける

 いつも ニコニコなんだけど
 ひとり考えこんでしまい
 すっかり へこむときがある

 でも 人間だもん
 そんなときだってある ある
 神・仏・ご先祖さま
 
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 日本を信じる                  瀬戸内寂聴
                           ドナルド・キーン

 瀬戸内  私は二十代の終わり頃から、三島さんとは、仲良くして
いました。  私から三島さんにファンレターを出したのが始まりです。
三島さんからは、「私はファンレターには返事を書かない主義だけど、
あなたの手紙があんまり面白いから」 と、お手紙を頂きました。 私
が少女小説を書いて食べていたころで、その後、東京に出るんです
けど、 「赤い靴」 という最初に書いた小説で送って読んでいただい
たら、「手紙があんなに面白いのに、小説はどうしてこんなにつまら
なくて下手なんだ」 と(笑)、それから、わりあいずっとおつきあいが
ありました。 ボディビルを始める前の痩せた体のときの三島さんを
知っていますけど、着物を着てると、胸毛とか臑の毛とか、黒い毛が
いっぴ見えるの。 細い小さいネギに毛が生えている印象で・・・・。

 キーン   そういうことがあって、時分の体を鍛えて立派にしようと
したんでしよう。非常に意志の強い人でした。

瀬戸内  本当にそういう体になりましたものね。 声まで低く変わっ
て、ワッハ ワッハと。

 キーン  私が日本で暮らすようになった長い時間の中でも、とり
わけ終戦後の十年間は、思い出深いですね。 文学的な意味では
 昭和の元禄時代というのか、不思議な時代でした。 永井荷風、
志賀直哉、谷崎潤一郎・・・・・・。

 瀬戸内  皆さん、お元気でいらっしゃいましたね。

 キーン  そして、皆さん書いていました。 その頃の新人と言え
ば、三島由紀夫、安部公房・・・・。まさに元禄時代に劣らない華や
かさで。 私はほとんどの方にお会いすることができたし、友だちに
もなれた。 谷崎潤一郎先生とは、年齢や立場が離れすぎていて、
友人とはいえませんでしたが、何度も食事に招かれ、ご自宅にうか
がいました。 河野多恵子さんは、谷崎文学を非常に崇拝していた
のに一度もお会いしたことがないとこぼしていました。(笑)

 瀬戸内  そうなんです。 私は谷崎先生とはある時期、文京区
の目白台アパートで、ご一諸だったことがありました。 私は六階、
谷崎先生のお宅は地下でした。 ご家族は地下のお部屋ですけど
先生は私と同じ六階にも仕事場を持っていらして、私はエレベータ
ーを降りた後、その仕事場の前を通らないと自分の部屋に入れな
い。 それで通るときはいつも、「この部屋だ」 「あやかりましよう」 
と、ドアを撫でていました。 河野多恵子さんはしょっちゅう、うちへ
遊びに来ていて、「この部屋よ」 と谷崎先生の仕事場を教えたら、
河野さん、ドアにキスするんです。 でも、、間違えてて、それは、
隣の部屋だった。(笑)
 あれは舟橋聖一さんが連れていってくれたのか、谷崎先生のお
宅で初めてお目にかかつたとき、その話をしたんですよ。「河野多
恵子さんが先生のことをとても崇拝していて、いつもドアにキスして
いるんですが、隣の部屋でした」 って、そしたら、 「当たらずも、
遠からず」 と、ご機嫌でしたよ。 そのときにお菓子を出してくださ
ったんですね。 食べて帰って、そのことをあとで、河野さんに話し
たら、河野さん、カンカンに怒りました。 「なんでそれを半分でも
持って帰って、私にくれないの。 友達甲斐がない」。(笑)

 初めてお目にかかった谷崎先生は、指先のあいだ毛糸の手袋
をはめて、ちゃんちゃんこを着て、ヨボヨボとした感じでずいぶん老
けていらした。 私にはおじいさんに見えました。 あの頃、多分、
六十代の終わり頃、老人の話をずいぶん書かれていて、まだお若
いのに、なんでこんな話を書くのかなと思っていたけれど、あの方
は、本当に早く歳をとってしまわれた気がします。 でも、いろいろ
な方に出会い、刺激を受け、私にとってもいい時代でした。

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 なんか 微笑ましいですよね。 お若い頃はみんな輝いてる。がん
ばっておられ、もちろん、いまも輝いておられますが・・・やはり 自分
で輝かないとね。 いいな。 愛らしいですよね。 微笑ましい。 いいな。

 短歌

    輝いて生きていかねば老いようと心の持ちかたひとつわかるが

 俳句

   秋雨とちょっと違うな今夜も雨

 川柳

   一日が長い日もあり短い日も
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フェアリーグランマ

Author:フェアリーグランマ
ひとり暮らしのおばあちゃんですが、毎日を詩や短歌を作って楽しんで暮らしています。

心に残った本の一節を御紹介させて頂いております。

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